移民侵略/著者:佐々木類

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書籍情報

タイトル

移民侵略

発刊 2024年1月16日

ISBN 978-4-8024-0171-5

総ページ数 261p

著者

佐々木類

前産経新聞・論説副委員長。
事件記者として、企業犯罪、官庁汚職、組織暴力などの事件を担当。

出版

ハート出版

もくじ

  • はじめに
  • 第一章 日本人狩りの恐怖
    • 狙われる「中日友好人士」
    • 悪夢の居住監視制度
    • 「地獄を見た男」へのインタビュー
    • 一人で行動しない
    • 元警視庁公安捜査官は語る
    • 中国を恐れて身内を見捨てる日本の大学
    • チャイナマネーに目がくらんだ懲りない日本企業
    • 日中学術交流もストップ
    • 日本にいても中国当局に捕まえられる?
  • 第二章 乗っ取られる離島
    • 中国人女性に感謝したい!?
    • 離島を購入したのは中国の「幽霊企業」
    • 中国共産党の影響下にあった離島買収企業
    • 土地利用規制ではなく、土地所有の制限を
    • 国際条約GATSの足かせ
    • ブレーキを踏む「媚中」公明党
    • 消えた外国人土地法と政令五十一号
    • 土地所有の制限に踏み込む国民民主党
    • 腰の引けた政府に対峙する参政党・神谷氏
  • 第三章 闇の警察署「闇警」
    • 「闇警」が爆発的に増えた理由は「天網行動」にあり
    • 主な任務は「海外にいる反体制派の監視」
    • 日本は「闇警」を放置 西欧各国は閉鎖や調査を命令
    • 中国公文書が全面的に「自供」した「闇警」の存在
    • イタリアでの成功体験が「闇警」の原点か
    • 東京・銀座、名古屋市内、福岡県にも「闇警」
    • 中国本国の家族を恫喝して帰国を強要
    • 「闇警」社長へ電話インタビュー
    • FBI、カナダ警察が強制捜査を実施
    • カナダ、韓国も捜査に動く
  • 第四章 狙われている日本の知的財産
    • 国益保護の主権を放棄した「スパイ天国・日本」
    • 国費でスパイ育む日本科学技術の頭脳「産総研」
    • 漏洩ルートを明らかにせよ
    • FBIが狙う「千人計画」
    • ハーバード大学・リーバー教授が千人計画を暴露するきっかけに
    • 秘密の契約「中国に尽くす」
  • 第五章 関東平野に「中国式農場」
    • 家康ゆかりの「小山評定」の地
    • 栃木に現れた「中国式農場」
    • 中国製の特注ビニールハウス
    • 流行りの「ガチ中華」に卸す
    • 日本各地で農地を物色する中国資本
    • 中国系「激安八百屋」が日本で攻勢中
  • 第六章 「移民大国」日本で顕在化する矛盾
    • 寝耳に水のムスリム土葬問題
    • パキスタン出身の大学教授・カーン氏「今はハッピー」
    • 話しても分かり合えない「譲れない一線」の存在
    • 多文化共生が他文化強制になってはいけない
    • きれいごとでは済まぬ「チャイナ団地」
    • 西川口の触法クルド人
    • 日本初? 国際テロ組織の支援者が国内に拠点?
    • 公安調査庁の大失態
    • 出入国在留管理庁の大チョンボ
    • 四国の空き家で中国人が「無断生活」
    • 岐路に立つ入管行政
    • 移民解禁で永住に道
    • 移民推進「亡国」政策の呪縛
    • 移民受け入れは民主的でも人道的でもない
    • 移民国家化で日本が日本でなくなる
  • 第七章 台湾有事と日本
    • 日本で蠢く中国共産党の破壊工作
    • 元「日中戦線」工作員にインタビュー
    • 毛沢東思想学院とイスラエルの「キブツ」
    • 河野洋平氏が仕切る「国貿促」の闇
  • おわりに

はじめに

 大量の移民受け入れはもってのほかだが、外国人労働者という人手不足を補う移民の受け入れについても、今後、もっと慎重にすべきなのは言うまでありません。

 すでに来日した外国人、数の多い中国からの移民と共生しながら、「静かなる侵略」にどう対峙していくのかが、国民に問われているのです。

中国企業による買収

 屋那覇島は中国系企業が約3億5000万円で購入したといいます。目的は不動産投資、リゾート開発、中国ビジネスコンサルティングなどとなっているようです。

 屋那覇島の場合、中国人民解放軍が突破を狙う第一列島戦場にあり、安全保障上の懸念が指摘されています。

 この企業のホームページをたどり、都内の会社を訪ねると別の会社が入っていました。この会社はその中国系企業について何も知らないようです。

 この企業が中国共産党の影響下にあるにせよ、屋那覇島が船舶が接岸できる港がなく、浅瀬が続くため今後も建設が不可能です。

漏洩ルートを明らかにせよ

 日本の情報管理は基準が甘すぎるのではないでしょうか。国益を大きく損ない、経済安全保障の観点からも問題です。スパイ行為自体を取り締まる法律がない中、政府や警察当局の対策強化と、機密情報の取り扱いを厳格化する制度の導入などが急がれます。

 中国は諜報活動への協力を義務付けた国家情報法があります。外に発信する内容などには、かなりの力を入れて厳選されているようです。

 先端技術や知的財産の入手は、中国共産党政権が国家ぐるみで取り組んでいることであり、日本側が「やめてください」などと言って聞く相手ではありません。情報を盗まれないように策を講じるのが普通でしょう。

移民解禁で永住に道

 外国人労働者に対し、幅広い分野で永住への道を開くことになり、国の在り方に関わる重大な問題が生じる決定です。

 世界的に人材の獲得競争が激しさを増す中、安い賃金や円安などの影響で、外国人労働者の「日本離れ」が指摘されており、人材確保のための窮余の措置となっています。

 単に労働力を受け入れるということだけでなく、地域社会でともに暮らしていく仲間を迎え入れようということです。

 ただ、日本人を含む労働者の賃金水準が抑え込まれてしまうことへの目配りがなさすぎではないでしょうか。

中国共産党の破壊工作

 台湾有事が起きた際に懸念されるのは、日本国内で想定される中国共産党工作員によるかく乱です。

 軍事力を使った台湾と日本の南西諸島、沖縄本島への攻撃に備えなければなりません。過去に朝鮮戦争のときに後方かく乱戦が展開されています。

 現在の習近平政権による台湾占領を狙った有事にでもなれば、それこそ、日本国内での工作活動は熾烈を極めます。

感想

サイト管理人

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 まじめな人口動態の書籍の後に読むと、ゴシップ記事と同じような内容だと冷静に判断できます。

 台湾を手中に収めたい思いは中国にあるだろうけれど、高齢社会を急速に迎えた観点からも、橋をかけたり、革命を起こしたりしている場合ではないでょう。陸もチョークポイントを抑えられないのに、海のチョークポイントを強奪している場合ではありません。

 内国の民族や隣国から道を抑えられると、不利な条件を呑まなくてはならなくなります。

 高齢者を社会的に虐殺して、純粋な若い人にプロパガンダを流して、革命の旗を上げるなどの本気の行動が示されないとも限らないので、本書の内容のようなネガティブストーリーになることは少ないと思いますが、ゼロじゃありません。

 不動産を乱獲買いしたり、川口のトイレのトイレットペーパーが南京錠と鎖に繋がれていたり、最新の半導体をつかったハイエンドPCやハイエンド家電がごっそりと買われていったり、身近に不安要素はあります。

 ただ、間違って外国人が買ってくれないかなという誘い不動産を購入したからといって、わざわざ高い家電を買ってお金を落としてくれたからといって、そこまで事件ということではないです。

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