書籍「静かな人の戦略書」

※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。

はじめに

 内向的であっても自分を大切にして一歩踏み出すこと、自分の可能性を狭めないこと、いちばん伝えたいことです。

 本書が、ついに日本に到達する機会に恵まれたことに感激で胸がいっぱいです。なんといっても日本は多くの台湾人にとって、とても大事な国だと思います。台湾発のビジネス書が日本で刊行されることは本当に少ないです。

 台湾も以前、ワクチンを購入できず、窮地に陥ったことがあります。そんなとき、日本が貴重な支援をしてくれました。日本に感謝します。

 この本はささやかながら心からの感謝のしるしであり、私のたちの思いがみなさんに伝わるよう願っています。

書籍情報

タイトル

SILENT POWER

「静かな人」の戦略書

騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法

著者

ジル・チャン

アメリカの非営利団体のフィランソロピー・アドバイザー。

 15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきました。現在は母国の台湾・台北に経典を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍しています。

訳:神崎朗子

出版

ダイヤモンド社

外交的の意外な「苦労」

あまりに外向性が強いのも、人付き合いや仕事の上で妨げになる。自分を変える努力をしなきゃならないのは、君のような内向型だけじゃないよ

 外向型の友人がそんなことをいうのです。

社対面なのにやたらとなれなれしい人を、うっとうしく思ったことはない?

 努力をしなければならないのは、みんな同じなのです。

 誰もが、社会の規範に従って行動するよう自分自身を訓練し、周囲の人に受け入れてもらう方法や、人に好かれる方法を模索しています。

一歩引いて、参戦を遅らせる

 相手の怒りに対し応酬しなければと、焦る必要はありません。どうあがいても、内向型の得意技ではないからです。

 直接対決のタイミングを遅らせるのは、内向型にはかなり役に立ちます。もし、一方的に怒鳴り続けていても、無理して反論したりする必要はありません。相手怒らせてこけば、こちらは考える時間が稼げるのです。

努力の9割は「ステージの外」で行う

 おしゃべりや雑談にくらべれば、スピーチのほうがはるかにコントロールしやすいと思います。

 聴衆の注目を集めるなか、あらかじめ準備していた事を自分の間を取ってから話し始めればよいのです。

 パブリック・スピーキングのコーチから聞いた、「努力の9割はステージの外で行うもの」という言葉を信じています。しっかりと準備しておけば、登壇前には9割出来上がっているものなのです。

外向型から見た内向型

  • アイディアをまとめて、より具体的にすることができる
  • 単調で細かい仕事を熱心にやってくれる
  • 準備を整っているか、ちゃんと確認してくれる

 とても気が利く、思慮深い人というイメージが内向型の人にはあるようです。

 ちゃんと考える時間と余地を与えると、良い仕事をします。無理強いをすると、逃げてしまうかもしれません。

 例えばパーティに誘うときは、どんな人が参加するかを伝えて、早く帰ってもよいと伝えれば、顔を出してもらえるはずです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

人の性格を大きく分けると、こんな特徴があり得意な分野はこうです。そんな書籍です。

外向的である方にも、内向的な人とのコミュニケーション方法が載っているので、「ヘンな奴」で終わらせるのではなく、違うアイデンティティに触れあう戦略を学んでみてはいかがでしょうか。

色んな視点から内向型が見れるので、面白い本となっております。

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