少しよくばりくらいがちょうどいい/著者:小林照子

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書籍情報

タイトル

少しよくばりくらいがちょうどいい

発刊 2025年3月1日

ISBN 978-4-7631-4202-3

総ページ数 251P

出版社リンク サンマーク出版

著者

小林照子

美容研究家
メイクアップアーティスト

化粧品メーカーのコーセーに35年以上在籍し、時代をリードするヒット商品を生み出す。コーセー取締役を退任した後、56歳で美・ファイン研究所を創設する。独自で化粧品会社を運用する傍らでメイクアップアカデミーの学園長としても活躍している。

出版

サンマーク出版

もくじ

  • はじめに
  • しないこと
    • くらべない
    • いばらない
    • 持ちすぎない
    • 容姿の欠点にふれない
    • 嫉妬しない
    • 詮索しない
    • お金に執着しない
    • 油断しない
    • 心配しない
    • 一日を無駄にしない
    • うらやましがらない
    • 欠点を隠さない
    • 大騒ぎしない
    • 悪口を言わない
    • 「なんで?」を口にしない
    • 反撃しない
    • 見返りを期待しない
    • 自分を卑下しない
    • 見栄を張らない
    • 早口にならない 舞い上がらない
    • 無理をしない
    • 嘘をつかない
    • いやな言葉は口にしない
    • 粗末にしない
  • すること
    • 日々の暮らしに感謝する
    • フルネームで生きる
    • 軌道修正する
    • 笑顔でいる
    • 心をこめて叱る
    • 非があるときは謝る
    • 変わる
    • 新しいものを取り入れる
    • 若い人に学ぶ
    • 働きつづける
    • 未来の設計図を描く
    • 緩急をつける
    • 趣味を持つ
    • 手帳を持つ
    • ひとり時間を持つ
    • 自分をかわいがる
    • 水の力を借りる
    • 美意識を持つ
    • 運命を喜ぶ
    • 自分の芯を持つ
    • たがいに許し合う
    • 天命を探求する
    • 大事な人を見送る
    • 感謝の言葉を唱える
    • 経験と知恵を伝える
  • おわりに

書籍紹介

 人生を豊かに生きるためのヒントが詰まっていて、特に女性に向けて、自分らしく輝くための心構えや行動の提案がされています。小林さんの長年の経験からくる言葉には温かみがあり、読むと自然と前向きな気持ちになれるのが特徴です。

 ただ欲張ればいいというわけではなく、自分にとって本当に大切なものを見極めながら、少しだけ背伸びをするような生き方を勧めています。例えば、毎日の小さな選択や習慣が、いかに人生全体に影響を与えるかを丁寧に教えてくれるので、すぐに実践してみたくなるアイデアがたくさん出てきます。また、年齢を重ねることへの不安や迷いを解消してくれる視点もあって、どの年代の方にも響くメッセージが込められていると感じます。

 小林さんの文章は、優しく寄り添うような語り口で書かれていて、まるで友だちからアドバイスをもらっているような感覚になります。この本を読めば、自分を少しだけ甘やかしつつも、しっかりと未来を見据えるバランスが取れるようになるかもしれません。

試し読み

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

新しいものを取り入れる

 機械の操作は得意ではありませんが、子育てが始まってからは毎日が綱渡り状態でした。家事にかける時間を短縮しなければならず、最新の家電に頼らざるを得ない状況があったのです。

 一度新しいものアレルギーを乗り越えると、今度はどんどん新しいものを使いこなす楽しさがわかってきます。

 90歳になった私はフェイスブック、X、インスタグラムといったSNSをスマホで使いこなしています。このハイテクを使いこなすことこそ、高齢者におすすめしたいと思っています。

 新しいことに取り組むことが少しこわいのかもしれませんが、可能性を開くのは自分です。文明の利器を使うのに年齢なんて関係ありません。

美意識を持つ

 実年齢よりも若く見られることを喜ぶ人も多いと思います。ですが、外見を「若く見られる」ということは、そんなに喜ぶべきことでしょうか。

 私はいま90歳ですので、90歳なりに美しく存在できればいいと思っています。10歳若く見られたいという欲望があるとしたら、80歳に見られるということです。10歳若く見られたところでと思ってしまいます。

 年齢なりの美意識を持っていきることが大切だと思っています。シミやシワは年齢と共に目立つもので「くたびれ感」は隠すことはできないでしょう。しかし、どんな人も風景のひとつです。人の景色を害さないために、不快に思わないビジュアルを保つことは人としての礼儀なのです。

 スーツを着なくなったら、服に興味が無くなる人がよくいらっしゃいます。ですが、私たちは、家庭から一歩足を踏み出し、外に出たときは、誰もがいつだって社会人です。ハンカチなどの小物から初めてオシャレのセンスを磨いていくのもいいかもしれません。自分を美しく飾るポイントが、その人の人生を語ってくれるでしょう。

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