住んでみたザンビア

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 アフリカは魅力あふれる場所です。

 人々の素朴さ、ほとんど人間に侵されていない大自然、快適なザンビアの気候、言葉では言いつくせないアフリカの独特の魅力があります。

 内戦や飢餓、ソマリアやモザンビークでの国連んお平和維持活動など特別なことだけでなく、アフリカの日常的な情報がもう少し日本のマスコミでも流されて良さそうな気がしてなりません。

 本書はザンビアに滞在したときの、日常的な出来事を綴ったものです。

書籍情報

第1刷 1993年8月1日

ISBN4-377-40977-8

総ページ数 254p

タイトル

住んでみたザンビア

著者

佐藤良彦

 3年間、青年海外協力隊隊員としてタンザニア中央獣医研究所に勤務。2年間、国際協力事業団の派遣専門家として国立ザンビア大学獣医学部で教鞭をとる。

出版

サイマル出版会

首都ルサカの日常風景

UnsplashMapalo Mwenyaが撮影した写真

 ルサカの歴史は、1905年に鉄道が建設された際、この地に「ルサカ駅」が設けられたことに始まります。当時ザンビアは英国の植民地支配を受けており、北西ローデシアと北東ローデシアに分割統治され、ルサカは農業を中心とした小さな村にすぎませんでした。

 街並みは驚くほどキレイです。道路には間にの景観を損ねる電柱や立て看板がほとんどありません。街のいたるところに鮮やかな花をさかせる火炎樹やジャカランダ、アカシアなどの街路樹が出迎えます。

 郵便局、銀行、駅、バスターミナル、旅行会社、映画館、各種商店、会社の事務所などがここに集中し、連日大勢の人でにぎわっています。市の中心から3本の幹線道路が東へ伸びて、裁判所、大統領官邸、高級ホテル、大学病院、大学のキャンパスなどがあります。

 幹線道路の周囲に島状に高級住宅地が形成され、種々の樹木がうっそうと繁り、まさに街全体が公園のように設計されています。

 ただし治安が非常に悪いため、どの家にも高い塀が張りめぐらされているのです。

 ルサカは標高が1200メートルほどで、気候はきわめて穏やかです。南半球に位置するため、日本の夏が冬に相当し、逆に冬は夏に相当します。赤道に近いため、明瞭な四季の変化はありません。

裏庭で野菜づくり

Image by PublicDomainPictures from Pixabay

 140坪ほどの裏庭は塀沿いにバナナが生い茂り、一部に芝が植えられていたが、他はほとんど裸同然です。

 着任して1カ月半ほどして、妻は分娩のため家族のいるブラジルに帰国し、私は週末になると庭の手入れに明け暮れていました。ガーデンショップで芝の苗を買い、パパイヤの苗も2本植えたのです。わずか30センチだった苗は3メートル近くに成長し、たくさんの実をつけてくれました。

 日本からもってきた色々な野菜の種もまいてみます。キュウリ、シシトウ、ゴボウ、大根、人参、枝豆、インゲン豆、ニラ、スイートコーンなどが、非常によく採れました。

 ザンビアは気候に恵まれており、一年中作物の栽培が可能です。日本の野菜が新鮮な状態で食卓に並ぶという贅沢な食生活をおくることができました。

 週末になると畑にばかり身を入れることが多かったので、ときどき妻がヒステリーを起こすこともあります。

野生の王国

Image by Albrecht Fietz from Pixabay

 ケニアやタンザニアほどには一般に知られていないけれど、世界でも有数の野生王国です。

 国立公園んでは一般の日の居住は認められておらず、特別な例外を除いて一切の狩猟は禁じられています。国立公園の周辺などには動物管理区域が32カ所設けられ、その総面積は約16万4000平方キロメートル、国土面積の22%です。

 野生動物の種類や数も非常に多く、世界に引けをとらない動物王国です。宿泊施設が整った国立公園は少ないことから、観光資源としては充分活用されていません。

期待される農業

Image by Sasin Tipchai from Pixabay

 ザンビアでは労働人口の約70%が農業に従事しています。農業体系はザンビア人による伝統的な農業と、ヨーロッパから導入された近代的な商業農業にわけられます。

 乾期には作物を栽培できず、肥料も充分に施せないので土地の生産性が低くなります。広く敷地を使えたとしても、大規模とは言えないのです。

 農村ではメイズやソルガム、ミレット、米などを栽培し、換金作物として、ひまわり、綿花、大豆、落花生なども栽培しています。

 作物に欠かせない水は、雨期に降る雨に依存しているため、天候の変化が生産量を大きく左右している状態です。ザンビアの年慣行数量は決して少なくありませんが、安定しないので輸入を余儀なくされることもあります。

 また家畜も、豚、羊、アヒル、ホロホロチョウなど、庭先農業の形態をとっており、流通量は少なく自家消費に多くを費やしています。ザンビア人の貴重なたんぱく源になっているのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 随分と前の書籍なので、今とは事情が異なるかもしれませんが、我々の知らない素晴らしい世界があることを知れました。

 物騒ではあるけれど、安くて、広くて、充実した生活を送れるかもしれません。人によっては。

 そこまで、投資しなくても住所を持てそうな地域で、なおかつ気候が良く、庭の土壌も半端なく良いようです。

 気候が良いのは素直に良いと思いますが、貧富の棲み分けがエグイので、住むにしても覚悟がいります。

 悪いところばかり目につきますが、悪いことばかりでもなさそうです。けれども、生活するには知識が必要かもしれません。

 著者のザンビア生活の体験記、面白かったです。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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