君たちのための自由論

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 自由は自分の力で手に入れるものであり、その過程で「自分は何者か」に気付くのです。

 あなたには自ら問い立てられるような人になってほしいと思います。

 日本には、皆同じ枠内にいないといけない、少し外れるだけで駄目だという意識が強すぎると感じます。

 自分で考えず、誰かに正しい答えを出してもらいたがるです。

 答えを待つのではなく、自分で調べたり、人の意見を聞いたりして、どうするのが良いか考えてみてください。

 1人ひとりが行動することで、世界は良い方向に変わっていくでしょう。

書籍情報

タイトル

君たちのための自由論

ゲリラ的な学びのすすめ

第1刷 2023年2月10日

発行者 安倍順一

発行 中央公論新社

本文印刷 三晃印刷

カバー印刷 大熊整美堂

製本 小泉製本

ISBN 978-4-12-150787

総ページ数 219p

著者

内田樹

神戸女学院大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論。

出版

中公新書ラクレ

「なんとなく」選んでみる

作者: ねもとーん

 進路を決めるときは「なんとなく」で良いと思います。技能や資格があれば生涯食いはぐれないというものはほとんどありません。

 選ぶときは、弱い動機で構わないのです。

 どういう手順で研究するのかサラサラと答えられる学生は、その後あまり勉強しません。勉強の工程表ができていて「わくわくする」ようなことがなかったのです。

 どうしてそのテーマを選んだのか、うまく言えないという学生のほうが「化ける」可能性があります。「研究したい気がする」というのは大切な手がかりなのです。

 私自身も物書きと武道家で生計を立てていますというけれど、なろうと思ってなったわけではありません。気づいたらそれが職業になっていました。

「自由」と「平等」は食い合わせが悪い

Image by Hachem Moujoud from Pixabay

 よくよく考えると自由と平等は両立しないものです。

 全国民が等しく豊かで、健康で、文化的な生活を送れる社会を実現しようと思ったら、大きな権限を持っている私人の権限を限定する必要があります。そひて富裕な人からは税金をたくさん取り、公共財としておいて貧しい人を養うという仕組みしなければならないのです。

 1929年に大恐慌が起きたあとニューディール政策が行われました。全国民が自由競争し、勝者が総取りし、敗者が脱落していくことを続けていたら、多くの人が職を失ってしまいます。無理やり雇用を創出して失業者を救った政策は、結果的には成功しました。

 しかし、当時は社会主義だ、アメリカの理念に反する、というような批判があったのです。

ミッションと共同体

UnsplashBen Whiteが撮影した写真

 いつの時代でも、長く存続する可能性があるのは、「ストーリー」を持つ共同体です。

 自分にとって「いいこと」がありそうだからとか、「楽しい」からとかいう理由で共同体に参加する人たちは、わずかな不利益や深いが理由で簡単に共同体を離脱できてしまうのです。

 そのほうが、合理的なので当然だと思います。

 自己利益を基準にして共同体へ参与するあり方は、歴史的風雪に耐えられません。

 何を得るか、考え、手作りしていくのは21世紀を生きていくみなさん1人ひとりの課題です。

責任意識

Image by Couleur from Pixabay

 1950年代は、敗戦後で行政がまだしっかり整備されていなかった時代です。防災、防犯、公衆衛生などは地域住民たちが自分たちの責任で担うしかありませんでした。

 松明を灯し「火の用心」を呼びかけたり、町内総出で「どぶさらい」をしていたのです。

 1960年代に入ると、日本が高度経済成長期に入ると、公共は自力で維持しようという意識がみるみる薄れていきます。

 工場跡地に雑草が生えて遊び場になっていたところは、土地の価格が上がると地主たちは原っぱを「立ち入り禁止」しました。日本では政府や自治体の管轄をしている公共物も維持できなければ解体されます。

 自力で公共を支えるような、そういう時代もくるかもしれません。

おわりに

 上司が部下に対して行われることは、マウンティングをとることです。

 朝の会議で上司の部下に発破をかけることがあります。今日の仕事の手順を確認するわけではなく、誰かが黙ってうなだれる儀式でしかありません。

 しっかり管理しているつもりで、指示した組織のパフォーマンスがどんどんさがるのです。

 「管理」は「創造」と相性がよくありません。造っている完成品はうまく説明がつかないけれど、着実に進んでいるというのが、ものを創るときの実感です。

 ものを創る人は、管理する文化がある人から見たら、手に負えない人たちだと思います。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 公共で管理しているものが、行き届いていないとは思っていませんが、自由と平等が相性が悪いなど、なるほどと思う面もあります。

 たしかに、社員の創造性に期待するなら、管理する部分を見直して深考できる環境をつけたほうが良い気がします。その一方で、極端なことすぎて、何をおっしゃっておるのかわからない部分もありました。そして、関係ない事柄を無理矢理つなぎ合わせて結論づけるやり方も湾曲しているような印象があります。

 しかし、この書籍に書かれているように、騙されなければ、「なんとなく」で進む道を決めても、人生なんとかなります。治験と株の配当金だけで、毎日楽しく生きている人もいるほどです。

 ゲリラ的な学びの良い点を知りたければ、この本を読んでみてはいかがでしょうか。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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