新・地政学入門

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 「中国」「ロシア」「ヨーロッパ」「アメリカ」という具合に、地球儀を大きく4分割して、世界の戦争の歴史をみていきます。

 今、知っておくべき枠組みを描き出してみました。現代を生きる知恵となる知識を盛り込んだつもりです。

書籍情報

タイトル

世界の「今」を読み解く!

【図解】新・地政学入門

発行者 田賀井広毅

発行 (株)あさ出版

印刷・製本 (株)ベルツ

著者

髙橋洋一

嘉悦大学経済経済学部教授。(株)政策工房代表取締役会長。

 小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきました。

出版

あさ出版

海も欲しい中国の地政学

Akhilesh SharmaによるPixabayからの画像

中越戦争
 1979年、冷戦構造のなかでカンボジアに侵攻したベトナムへの「報復措置」として、中国がベトナムに攻め入った戦争。
 さらに紛争に発展し、中国の先制攻撃から始まり10年にわたって紛争地域を占領(1984年)。1988年にはスプラトリー諸島をめぐり、中国が再度ベトナムに紛争をしかけて勝利。同地域の岩礁を実効支配。

 ベトナムと中国の対立は、ソ連崩壊、冷戦終結後も続き、今もなお、領土、領海をめぐる緊張状態は続いています。

 中国とロシアは、ともに共産主義の実現を目指す社会主義国家として、思想的には近いものがあるのです。

 しかし、革命の在り方や社会主義の国家運営などについて中国とソ連は対立し、国境付近では武力衝突も起こるようになりました。

 思想的に近い国家同士は争いにくいといえるのは、民主主義においてのみです。

 ソ連もベトナムも中国も共産党の一党独裁国家のようなものになります。

「南」へ向かいたいロシアの地政学

UnsplashMarkus Spiskeが撮影した写真

 チェコスロバキア以外はEUに加盟し、ソ連の傘下にあった国々は西ヨーロッパに仲間入りしました。

 ロシアからすれば、仲間をすべて西側に奪われたということになるのです。

 放っておけば、西欧の勢いがロシアにまで及びかねません。ウクライナは、西欧の影響を食い止めるための重要な緩衝国になります。だからこそ、ウクライナのNATO加盟という流れを黙ってみているわけにはいかなかったのです。

 クリミアにはロシア軍湾があり、ロシアに帰属していた歴史があります。その小さな半島をめぐり、かつての冷戦構造のせめぎ合いが、いまだに渦巻いているウクライナ侵攻です。

エネルギー問題を抱えるヨーロッパ

Qubes PicturesによるPixabayからの画像

 ロシアはエネルギー大国で、ロシアから輸入していたエネルギーが断たれたヨーロッパの国があります。一番困っているのはドイツでしょうか。

 原子力発電所を廃炉にしていたドイツには、天然資源はあまりありません。当然、エネルギー危機に陥ってしまいました。

 天然資源に乏しい国にとって、原子力発電は虎の子なのです。エネルギーという地政学的リスクを、見ていなかったといえるでしょう。

アメリカ以外で連携したい国

Volker GlätschによるPixabayからの画像

 インドは中ロの上海協力機構にあり、日米豪のQUADにあります。要するに二股外交をしているのです。

 完全にアメリカの同盟国になろうにも、近くに中国とロシアがあります。そのため、みずから核兵器を保有する道を選んでいるのです。自前の安全保障として、二股外交をしています。

 日本としては、インドをこちら側に引き込みたいところです。中国を囲む包囲網が完成します。マラッカ海峡を中継した、エネルギー輸送ルートも危険が減るでしょう。

 しかし、インドはイギリス植民地時代の記憶から、アングロサンクソンに対する反感がくすぶっています。場合によっては、完全に中ロの仲間になってしまう可能性もあるのです。

 日本のがんばりどころなのではないでしょうか。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 まあまあ、疑問に思うことはあります。尖閣諸島のエネルギーは、アメリカの企業が匙を投げてしまうほど活用が難しいものなのでは?日ロで尖閣諸島の話し合いがあったときは、返されてもなぁ…というもので、「なあなあ」なものだったはずです。トランプが大統領のときは都合が良かった説は、独特な解釈に感じました。

 本当の史実に独特な視点を混ざって、違和感を感じるときには注意が必要です。

 最初に読む地政学の本としてオススメは決してできませんが、プラスαで読むには良い本です。

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