500万年のオデッセイ/著者:ピーター・ベルウッド

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※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

書籍情報

タイトル

500万年のオデッセイ

人類の大拡散物語

発刊 2024年2月25日

ISBN 978-4-7917-7635-1

総ページ数 420p

著者

ピーター・ベルウッド

オーストリア国立大学名誉教授。
2021年に「自然と人間との共生」に関与した研究に送られるコスモス国際賞受賞

出版

青土社

もくじ

  • 序章
  • 第一章 オデッセイの出現
  • 第二章 オデッセイが始まる
  • 第三章 アフリカから出て
  • 第四章 新しい種の登場
  • 第五章 謎の新参者
  • 第六章 境界を広げる
  • 第七章 食料生産がどのように世界を変えたか
  • 第八章 植物栽培と動物家畜化の故地
  • 第九章 遠い過去からの声
  • 第一〇章 肥沃な三日月地帯とユーラシア西部
  • 第一一章 アジア・太平洋の冒険
  • 第一二章 アフリカ、オーストラリア、そして南北アメリカ大陸
  • 第一三章 類人猿から農業へ

どのくらい古いのか?

 読者がオデッセイへと向かう前に、説明すべき事柄があります。

 私たちの過去を理解するには、これから知りたいと思っている多くの古人類と古代の出来事に対しての正確な年代目盛りが必要だということです。

 アウストラロピテクス、ネアンデルタール人、現生人類といった化石が200万年前か、20万年前なのか、それとも2万年前に過ぎないのかどうかが、大きな問題となっています。

 過去の解釈で混乱するのを避けなければならないとしたら、真実の年代を知る必要があるのです。

 年代測定される資料が難問を生み出すこともあります。石器、土器、金属器といった人工物の年代は、炭素を年代を測定できないため、間接的に判断するのです。異議を申し立てられる年代の正確さを求める論争は、先史時代についての数十年間にわたる文献に溢れています。

 不確実である資料が説得力のないものであることは間違いありません。それと同時に、文化遺物が主張する絶対年田ぢは、十分に情報を持つことと同じく、慎重であることは常に賢明なことです。

壁画に絵を描く

 ヨーロッパの様々な遺跡から、ネアンデルタール人は上部旧石器型式の石刃石器を使っていました。赤色オーカーの顔料を口から両手と広げた指の周りに吹きつけることによって、手のステンシルで洞窟の壁を装飾できたという証拠もあります。

 象徴行動のために鳥を狩ってワシの羽を使ったり、洞窟内と開地遺跡に円形に石とマンモス骨を配置した遺構を造っています。

 石器技術の発展に関して、ネアンデルタール人とアルタイ山脈のデニーソヴァ人には、考古学者がルヴァロワ技法と呼ぶ類の剝片剥離技術の出現が見られます。

 ルヴァロワ技法は、骨や木等のソフトハンマーを使うことにより、薄く奥まで伸びる調整剥離技術のことで、石器のアックスなどを造れるのです。

 ルヴァロワ技法の源流となった地域はわかっていません。また、東アジアでは花開くことはなかったのです。しかし、調節石核技法は、アフリカ、ユーラシアといった広い地域を通じてネアンデルタール人が使っています。

 技法がいったん発明されると、接触を取り合い、交雑をして、脳の大きな中期更新世集団を介して事前に広がっていくと考えるのが適切なのかもしれません。

古代の食料生産は何だったのか

 栽培作物と家畜に頼るように先史時代があります。

 植物は、基本的に植物と繊維の収穫高を増やし、収穫と加工を容易にするために育てられました。動物は、乳と毛の収量を改良するために育種されています。

 栽培家畜化の最初の発展地では、野生植物を狩っていた狩猟採集民の背景地からほとんど動いていなかっただろうことは明白です。

 世界のさまざまな地で完全に栽培家畜化された食料源を利用するまでの道のりは、1000年以上の遺伝子変化が必要でした。それまでは、狩猟採集民と農耕民の両方の生活様式を取り入れていたのです。

 しかし、一度食料生産経済が発展すると、土地への労働力を投入して、畑などの施設や収穫向上をしていきます。用水路で水が供給され、雨を待つ必要がありません。はるかに作物の収量が増えたため、人口数と密度を高めていきました。

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