80歳でも脳が老化しない人がやっていること

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 80代、90代になってもどんどん新しいことに挑戦し、元気に前向きに若々しく生きている人もいらっしゃいます。

 わかってきていることは、老人脳は後天的なものであり、日々のさまざまな習慣(思考×行動)の積み重ねによって変えることができるということです。

 人生のラストまで、できる限り全力投球で生きていきたいと思っている人も多いと思います。脳の老化を防ぎ、いつまでも健康で鮮明な脳でいたいというのは誰もが願うところです。

 この本は、老人脳にならないためのさまざまな方法を紹介していきます。

書籍情報

タイトル

80歳でも脳が老化しない人がやっていること

第1刷 2022年8月26日

編集統括 垣内尚文

編集担当 山田吉之

カバーデザイン 岩永香穂(MOAI)

本文デザイン 大場君人

DTP・図版作成 秦喜代志(ハタ・メディア工房)

カバーイラスト なかきはらあきこ

本文イラスト BIKKE

営業統括 成山敏生

発行者 橋本克佳

発行 (株)アスコム

印刷・製本 (株)光邦

ISBN978-4-7762-1214-0

総ページ数 324p

著者

西剛志(にしたけゆき)

脳科学者(工学博士)、分子生物学者

 2008年から個人のパフォーマンスをあげる会社を設立しました。子どもから大人まで才能を引き出すノウハウを提供するサービスを展開しています。

出版

アスコム

「自由な人」は老化しにくい

作者: market

自分への制約
●まじめ過ぎる
●ガンコ
●自分にきびしい
●新しいことを始めない
※こういう傾向がある人は気をつけたほうがよいです。

 「これをしたらいけない」「ここは我慢しないといけない」、そういう制約を自分にかけていない人のほうが長生きしやすい傾向があります。

 というのも、脳は制約をかけると状態がさがってしまい、やる気のホルモンであるドーパミンが出にくくなってしまうからです。

 日本人2万人を調査した研究でも、人は自分で決定できる自由な環境にいるとき、健康や人間関係について最も幸福度が高まることがわかっています。

リラックスする時間をとる

UnsplashZach Bettenが撮影した写真

 スーパーエイジャーの生活習慣で多くの人に共通していることのひとつに「リラックスする時間がある」ことが挙げられます。

 リラックスするとは、仕事とは関係ない趣味をする、ぼーっと空を見る、風呂につかる、好きな音楽にひたる、カフェでゆっくりすごす時間のことです。心がゆったりとした感覚を覚えていて、難しいことを考えていない状態をいいます。

 何もしてない時間は、脳が最も活性化していることがわかっています。入浴してぼーっとしている時間は、脳はこれまでの情報を統合しているのです。ごちゃごちゃした状態を整理してくれます。

 けれど、リラックスしたままだとインプットされるものがないので、認知機能も上がりません。毎日やることをつくり、リラックスする時間もつくる、そのバランスが大切なのです。

「ありがとう」という言葉

Image by Evgeni Tcherkasski from Pixabay

 言葉の使い方が悪い人は、老人脳になるリスクが高くなります。

 悲観的な人は、自分にも他人にもネガティブな言葉使う傾向があるようです。ネガティブな言葉を使うと脳はストレスを感じるため、老人性うつの原因にもなり、認知症のリスクも高まってしまいます。

 マラソン選手のなかで、最後にどうしてもタイムが落ちてしまう選手に、「ありがとう」という言葉を言ってもらったところ、後半のタイムが伸びた例があります。

 ひとつの言葉で、パフォーマンスが変わるのです。スポーツの世界ではスコアやタイムが出るので、その成果が明確に出ます。

 実は他者とのコミュニケーションだけでなく、自分と向き合うときにも日々言葉は使われます。他人と話す何倍もの時間です。自分との脳内トークを変えるだけで、さまざまなことを変えることができるでしょう。

金銭感覚の一致も大切

UnsplashAlexander Greyが撮影した写真

 人がつながりを持てる方法は、共通点を持つことです。

 その中で気を付けなければならないのは、「お金の価値観」と言えます。

 離婚の原因になったりするほど、金銭感覚のずれは脳に大きなストレスを与えるのです。

 友人でも長続きするパートナーとなる人は、共通点(安定を満たす)と違う要素(違う要素)があると最高の相棒となるでしょう。

あとがき

 睡眠の質、コーディネーション運動、制約をかけずに好きな事をやる、食事を楽しむ、無理をしない、犬を飼う、見た目を若くする、手で書く、ここには書ききれないくらいのことが老人脳を遠ざけてくれます。

 特に言葉の力が67歳まで伸び続けて、その後も高い能力を維持できることを知れたのは、執筆や講演など言葉を使う仕事が多い身として、大変感動いたしました。

 また、人とつながれなくても、大好きなものとつながる、動物とつながる、新しい体験とつながる、楽しい思い出とつながる、自分の気持ちとつながる、あらゆるつながる体験が病気や老人脳を退けるのです。

 私たちにはまだ可能性があります。小さなが出会いが人生を変えることもあるでしょう。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 自由に生きるという意味と、メリットを学びました。

 脳が老化をしないヒント、主に前頭葉の活性化、そういったHowToが書かれています。

 我慢してストレスになるくらいだったら、美味しいものを食べても良いとのことです。(生活習慣病とかがなければ)

 深夜のカップ麺を食べたくなりました。リラックスをしに、スーパー銭湯にも行きたくなりました。食べればいいし、行けばいいのです。

 自分もムリをせず、自由に生きたいと思います。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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