人生をシンプルにする数学的思考/著者:深沢真太郎

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書籍情報

タイトル

人生をシンプルにする

数学的思考

発売日 2025年12月22日

ISBN 978-4-8379-4067-8

総ページ数 254p

出版社リンク 三笠書房

著者

深沢真太郎

ビジネス数学・教育家。明治大学客員研究員。BMコンサルティング株式会社代表取締役。
幼少のころから数学に没頭し、ビジネス数学検定1級AAA認定者にまでなった。
予備校講師、アパレル業界を経て、2011年に人材育成の専門家として独立。

出版

三笠書房

もくじ

  • はじめに 人生の「不快」をゼロにする
    • 複雑な世界を、あえて単純に眺める
    • 究極のシンプルさを数学から学ぶ
    • 「小ささ」「少なさ」「短さ」を求めて生きる思考法
  • chapter1 物事と人生をシンプルにする、「数学的思考」とは何か?
    • 複雑なものを単純にする
    • 数学が教えてくれた7つの教訓
      • 1 自由であることの楽しさ
      • 2 完璧という快感
      • 3 合理的であることの美しさ
      • 4 必要性による洗練
      • 5 法則を見つける喜び
      • 6 公式という信頼
      • 7 直線的という爽快感
    • なぜ「シンプル=数学=質の高さ」なのか?
  • chapter2 美しく無駄のない仕事術
    • もともと「タイパ」が必要な世界
    • とにかく、期限を守る
    • ピークタイムに合わせて動く
    • 速いのではなく、少ないだけ
    • 「暇」であることを自慢する
    • 仕事を少なくする思考法
    • 「自分でなくても成立する仕事」は断る
    • 読んだメールをあえて未読に戻す
    • 「継続すること」をひとつ決める
    • 「出発点」に徹底的にこだわる
    • アイデアを出す4つの方法―「合・分・逆・移」
    • 「構造」で話す
    • メモは一言、要約は一行
    • 質を上げる「制限」という魔法
    • 常に「メイン」と「そのほか」に分ける
    • 「○○○が9割」という言葉の本質
    • 理性を感情でサンドイッチする
    • 自分は優秀でないと認める
    • 「美学」を語る色気
    • 「問う人」だけが得られるエクスタシー
    • 小さくあれ―Small is beautiful
  • chapter3 賢く合理的な生活
    • 「生活」とは経営である
    • 「機能的」な必要性と、「感情的」な必要性
    • お金をかけるもの、かけないものを決めておく
    • 「所有」の意味を数値化する
    • 宝くじは1枚も買わない
    • コーヒーを嗜好品にしている本当の理由
    • 物を捨てるためのプログラム
    • 「数学的」に物を捨てる
    • 「迷う」というコストを最小化する
    • 「惰性による所有」はダサい
  • chapter4 シンプルすぎる人間関係
    • 人間関係とは、数学の問題である
    • 「多」を「少」にすることで解決する
    • 「大切な人」は数値化できる
    • 人間関係を「円」でとらえる
    • 大切な人が嫌がる人間関係には関わらない
    • 「場の定義」が一致しない相手とは交流しない
    • 「仲良くする」より「仲良くなる」
    • 「違うけれども同じ人」と深く付き合う
    • 人間関係を最適化するためのお守り
    • 最後に「多い」を推奨する矛盾

書籍紹介

 著者の深沢真太郎さんは、ビジネス数学の教育者として知られ、長年数学を活用した思考法を広めてこられた方です。この本では、数学の基本的な価値観である「最少のリソースで最大の成果を得る」という考え方を基に、人生を整理する術を解説しています。例えば、速さを追い求めるのではなく、やるべきことを少なくする重要性を強調しています。これにより、無駄を削ぎ落とし、本当に大切なことに集中できるように導いてくれます。

 物事を整理して逆算する手法や、少なさを求める生き方を通じて、質の高いシンプルな生活を実現する方法が丁寧に説明されています。ピタゴラスの言葉を引用しながら、少ない言葉で多くを語るという哲学も取り入れられており、読むだけで心がすっきりする感覚を味わえます。特に、忙しい現代人にとって、複雑さを減らすための実践的なアドバイスが役立つでしょう。

試し読み

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

シンプル=質の高さ

 数学は複雑なものを単純化することを目指します。数学から「いろんなことをシンプルにする」ことを教わりました。

 数学が質の高さを示しているのであれば、「数学=シンプル」という私の主張に当てはめると、シンプル=質の高さとなります。

 たった一度の人生を、できれば質の高いものにしたいと思ってきました。数学から教訓を生かし、シンプルであることにこだわってきたつもりです。シンプルで心地よい人生に変えていくための具体的な手法を紹介していきます。

質を上げる「制限」という魔法

 情報を少なくするために、制限を課すことを実践しています。質が求められる局面において制限を自らに課すことは有益です。

 あるデザイン分野の専門家が面白いことを言ってます。

 色を何色でも使って構わない状態だと、なかなか考えなくなる。3色までしか使えないとルール付けすると、とてもキツイ状況になる。それでいて、高い質が求められるため、深く考えざるを得なくなる。その結果として、斬新なアイデアやヒントが生まれることがある。

 制限を課すことは、本人の意思とは関係なく、無意識に質の高いほうに導いてくれる魔法なのではないでしょうか。

 私が情報をそぎ落とす時のテクニックとして、少ししか収納できない箱を強制的に使うというものです。1リットルの容器に2リットルの水は入りません。あらかじめ容量が決められた状態で情報を選別しています。

「迷う」というコストを最小化

 物を捨てることに対しても、ロボットのように感情を消し去って機械的に捨てることは難しいかもしれません。こういった「迷い」というものを考えた結果、「迷い」はコストであると結論を出しました。

 迷うことは、時間、精神を奪います。その解消にお金を使ってしまうこともあるでしょう。友人に相談するとしても、カフェ代がかかります。使わずに済んだお金のはずです。

 私はユニクロの服を愛用しています。会社員時代にファッション業界にいましたが、あの品質の服をあの価格で提供できてしまうのは驚異的だと断言できます。他を考える必要もありません。何を着ていくかの選択肢が決まっていれば迷う必要がないです。

 私が知るマーケティングの専門家が語るには、「そのサービスの質が良いからではなく、他を探すのが面倒だからリピート客になる」のだそうです。

 迷わないためには、決めることと、決めたことを変えないといった意志の強さが必要になってきます。けれど、苦痛を伴うものではありません。何気ない意思決定の場面において、正直になってシンプルであることを選んでみてください。

場の定義

 「飲みにケーション」という言葉が死後になり、付き合いを大切にするかどうかを議論するようなことが増えました。仕事や社会に忠誠心を持つか否か。この類の話は「社会場」についてどのようなポリシーで生きるかということではないでしょうか。

 社会場に行くときは「場の定義」をしていきます。知識人たちと会う場合は、「知らないことを学ぶ場」という明確な目的を持ちます。その場において、違うモチベーションや目的で参加する人もたくさんいますが、自分の定義と合わない相手との交流は避けます。深く付き合う人を見つけるのに役立ちます。

 また、とりあえずで会食や交流会には参加しません。結婚相手を探しているのに、短期的な相手を求めるグループ交流は的外れです。

 貴重な時間=命の時間です。あなたの人生に必要のない人達の交流は避けるべきでしょう。コミュニケーションをする目的を考えることは、人生を快適にしてくれると確信しています。

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