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目次
書籍情報
仕事の壁はすべて
「心理学」が解決してくれる

大美賀直子
心理カウンセラー、作家。
2007年から心理カウンセラー、セミナー講師としても活動開始。
青春出版社
- 1章 なぜかツキをよぶ人が続けている「いつもの習慣」
- 何気なく使う言葉が人生の明暗を分ける
- あのチャーチルも習慣にした、鏡の前のアファメーション
- できる人がやっている、仕事に活かせる「遊び方」
- 転んでもタダでは起きない「負け犬の遠吠え」の習慣
- 緊張したらヨーガの呼吸で思考をリセット
- しつこい不安を洗い流す瞑想の習慣
- 早起き習慣がポジティブ思考をつくる理由
- 結果を出したいなら 「朝日記」をはじめよう
- 弱気になったらホームアドバンテージを利用する
- 「失敗の棚上げ」でマイナス思考とさようなら
- 成功の階段を一段のぼる、ゴールイメージの描き方
- 「なりたい自分」より「なっている自分」が勝ち
- 上機嫌にふるまうだけで本当に上機嫌になれる
- 2章 相手の「YES」を引き出す心理テクニック
- 頼み事がうまい人が使っている「返報性の原理」とは?
- 相手がその気になる「デッドライン・テクニック」
- 同じ内容でも、提示する順番でイメージはガラリと変わる
- 相手に「NO」を言わせない「ふたつの選択肢」
- 大きな要求を通すための「フット・イン・ザ・ドア」
- YESを引き出す「ドア・イン・ザ・フェイス」
- 却下されそうなときは低いボールから投げよう
- お客さんに選ばせながら買わせてしまうテクニック
- 相手から譲歩を引き出す「ボケとツッコミ・テクニック」
- 「気遣い+こちらの希望=相手がやりたくなる」方程式
- 頼まれたときこそ、 頼み事の絶好のチャンス
- 「近いほうが有利」という単純だけど効果的な理由
- 返事の長さが物語る相手の関心度
- 3章 できる人がやっている「ビジネス信用力」の磨き方
- 人脈づくりの達人に学ぶ必殺のセリフ
- プラスイメージを割増しにする「後光効果」
- できる人を演出する分刻みスケジュール
- できる人を演出したいならだんぜん四角いメガネ
- 説得力のある話し方はしゃべりのスピードにあった
- 「プラスの言葉」を使うと自然に人は寄ってくる
- 「心理的感染効果」が人と情報を集める
- 好かれているかどうかはここを見ればわかる
- 盛り上がったところで去る「乞うご期待」の効果
- 万人の印象は会話のラストに左右される
- 有能なイメージは会議の終わりに作られる
- まばたきの回数を減らせば信頼感が増す
- こんな上司にはこう対処、タイプ別上司とのつきあい方
- 意外性に惹かれさせ、強面を逆転するイメージ戦術
- 4章 「交渉の達人」に学ぶ、勝負で使えるワンフレーズ
- 交渉の達人は単純明快なフレーズで勝負する
- 相手の譲歩を引き出す「必殺文句」とは?
- 座席をめぐる心理効果で会議を成功させる
- みんなにマネされる人こそが真のキーパーソン
- 「たとえばの話」を使って相手のホンネを引き出す
- 共感や理解が舌を引き出す
- 不意のひと言を撒き餌にしてホンネを引き出す
- 「あいづちと無言で相手の承認欲求をくすぐる
- ホンネがこぼれる言い間違いを見逃さない
- 相手のYESを引き出す会話で好感度を高める
- インタビューの達人が駆使する驚きの倒置法
- 上司の無理難題には賛成してから反対する
- 無理な注文には質問形式で言質をとれ
- 自分の印象を少しでも良く見せる言い訳の仕方
- 相手のミスには怒らず、ニヤリと一警が有効
- 電話だけの謝罪はNG、トラブルは直接謝罪がマル
- 流れを変えるには短めのブレイクが効果的
- 5章 人の気持ちをぐんぐん揺さぶる「説得術」を磨く
- 赤字レストランを人気店に変えた「松竹梅の法則」
- 一流のネゴシエーターは交渉場面で目をそらす
- 近くの小成果が遠くの大成果を生む
- うるさい場所であえて交渉を行う心理効果
- 頼み事にも拒絶にも使える便利なフレーズ
- 会議の心理戦を制する「スティンザー効果」
- なぜか頼み事を聞いてしまう魔法の言い回し
- 不人気の物件こそ未来のメリットをイメージさせる
- 相手の思考に枠をはめるフレーミング効果
- 相手の動作に表れる交渉成立のサイン
- 反対者を封じ込める「同調行動」の原則
- YESかNOか、このしぐさで見極める
- データを改ざんせず、見せ方のマジックで誘導する
- ありのままの事実にひと工夫、「データ統合」のテクニック
- データ分割により真逆のイメージを演出
- 意見を通したいなら、会議より会食の場で
- 相手の疑問を封じ込める心理トリック
- 6章 味方をどんどん増やす「人たらし」の心理作戦
- 相手のハートをわしづかみにする間接的ほめ言葉
- ほめの達人は第三者を介して相手をほめ落とす
- 相手が大切にしているものを尊重すると信頼される
- いい話には笑顔、それだけで距離は縮まる
- 相手と自分の共通点を見つけると親しくなれる
- 「教えてください」のひと言で相手の懐に入る心理術
- 相手と親密になりたければためらわずに相談せよ
- 当たり前のことが何よりも大切な理由
- 距離のある人間とは「同じ釜の飯」を食う
- 答えがYESでもNOでも当たる、トークテクニック
- 「お菓子のおじさん」が会議をうまくまとめる理由
- 上司に好かれたければ上司のマネをせよ
- 「ありがとう」は人の為ならず
- 7章 部下を尊重しながら上手に導くリーダーシップ
- 難しい依頼には「じっくり考えてくれ」が効果的
- いい行動を生みだす「ラベリング」の効果
- できる上司は命令でなく「確認」で部下を導く
- 熱意にほだされたふりをして、部下の士気を上げる
- 期待するだけで部下はどんどん伸びていく
- 大きすぎる大義名分にこそ人の心は動かされる
- できる上司は休みの前日に部下を叱る
- 「ここぞの一撃」は部下の気がゆるんだタイミングで
- 成功に導くには肯定的な指示が効果的
- 部下のやる気を引き出すネーミングの効果
- 文句をつけたがる人には「役割」を与えよ
- 「不幸中の幸い」を伝え、絶望から希望を見出す
- 「黙ってついてこい」よりも生産的なこのひと言
書籍紹介
この本は、職場で直面するさまざまな課題や「壁」を乗り越えるための心理テクニックをまとめた一冊で、ビジネスパーソンにとって実践的なヒントが詰まっています。
交渉で「あと一押し」が足りないとき、相手との関係を気にして「NO」と言えない場面、または商品のPRが思うように進まないといった状況です。これらの問題に対し、心理学の視点から具体的な解決策を提示しています。ベテラン秘書やトップ営業マン、さらには人気インフルエンサーといった「その道のプロ」が実際に活用している心理テクニックが紹介されており、読者はすぐにでも試したくなるような実践的な内容が特徴です。社内外の人間関係、取引先との交渉、接客時の対応など、ビジネスのあらゆる場面で役立つ知識が詰まっています。
本書は、2016年に刊行された「すぐ試したくなる!実戦心理学大全」を基に、改題・再構成し、加筆・修正を加えた新書版です。そのため、以前の読者にとっても新しい発見がある内容に仕上がっています。職場で壁にぶつかったとき、心理学のちょっとした知識が大きな変化をもたらすことがあります。この本は、そんな「気づき」と「実践」の橋渡しをしてくれるガイドブックです。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
頼み事にも拒絶にも使える便利なフレーズ
「だからこそ」「あなただけ」という言い回しで、特別な存在であることを強調することができます。このフレーズをつけて頼まれると、断りづらいのがヒトの心理です。
無理めのお願いをされたとき。「〇〇さんの顔に泥を塗ることはできません」と断ることもできるでしょう。
交渉上手な人は、相手に特別感を与えるフレーズを効果的に使っています。