ドーパミン中毒

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 私たちの世界は物がありふれています。薬物、食べ物、ニュース、ギャンブル、買い物、ゲ0ム、電子テキスト、性的な電子テキスト、SNS、デジタル方式でドーパミンを運んでくる現代の皮下注射針です。

 誰でももう1つチョコが食べたい、おもしろい本や映画が観たい、すきなだけゲームがしたい、と願う瞬間を経験したことがあるでしょう。その「欲しい」と思った瞬間に、脳の中野シーソーは快楽から苦痛へと偏るのです。

 快楽と苦痛のバランスを見つける秘訣は、欲望の科学を回復の知恵と結びつけることにあります。

書籍情報

タイトル

ドーパミン中毒

訳者 恩藏絢子

発行者 佐藤隆信

発行 (株)新潮社

発売 新潮新書

ブックデザイン 新潮社装幀室

印刷 (株)光邦

製本 (株)大進堂

著者

アンナ・レンブケ

精神科医。医学博士。スタンフォード大学教授。

 依存症医学の世界的第一人者で、4児の母です。

出版

新潮新書

依存症の危険因子

Marcelo Ikeda TchelãoによるPixabayからの画像

禁酒法
 1920年から1933年にかけて、アメリカではアルコール飲料の製造、輸入、輸送、販売が憲法で禁止されていました。
 アルコール依存症になるアメリカ人を激減させることに成功していたのです。当時は治療法など全くありません。肝臓病になる割合も半分に減っていたのです。
 しかし、犯罪組織により大規模な闇市場が形成されてしまうなど、予期せぬ結果ももたらします。こちらの悪い影響ばかりが知られ、良い影響については語られることがあまりありません。

 今では、アルコールを飲むアメリカ人の割合は禁酒法の影響があった1950年代に比べると約50%も増えています。高齢者の女性に限っては84%の上昇です。

 親などが依存症を持っていた場合に、自分も依存症になるリスクを高めますが、なぜリスクが高くなるのかはわかっていません。

 危険因子はありますが、やはり依存性のある物資や行動へのアクセスのしやすさが現代人にとっての最も重要な危険因子だと言えるでしょう。

セルフ・バインディング戦略

UnsplashAshkan Forouzaniが撮影した写真

ジャンル的なセルフ・バインディング戦略
 ドーパミンを種類ごとに分けることによって摂取量を制限するものです。
 こういうタイプのものは使っていい、こういうタイプのものはダメ、というように区別します。
 ハマっているものそのものを避けることができるだけではありません。食べ物、セックス、スマートフォンのような、欲しがるきっかけとなるもの、生活から排除できないものから遠ざけるために有効な戦略です。

 ジェイコブは、その日のうちに回収されるとわかっているゴミ箱に機械を捨てました。ノートパソコンとタブレットも捨てたのです。

 捨てた日から1週間ほどは、自殺も考えていたジェイコブですが、時が経つにつれて機械断ちを維持できるようになりました。

 テレビ、映画、YouTube、とにかく彼に性的なイメージを与えるものならなんでも見るのをやめたのです。

 ドナルド・トランプの不倫騒動のニュースも見ません。自分の裸を見ないために鏡の前に立つ時はパンツを穿くようになりました。

運動の効能

Daniel RecheによるPixabayからの画像

運動はポジティブにさせる
 運動は多くの神経伝達物質を増加させます。ドーパミン、セロトニン、ノルエピネフリン、エピネフリン、エンドカンナビノウド、内因性のオピオイドペプチドを活性化させるのです。
 神経細胞と神経細胞を支えるグリア細胞を新生させ、薬物に依存する可能性を減らす効果もあります。

 運動は細胞には直接的な意味で毒となります。体温を上げ、有毒な酸化体を出し、酸素とグルコースを欠乏させるのです。

 しかし、運動が健康を促進し、運動不足(特に1日ずっと座っている状態)は命に関わることは確かで膨大な証拠があります。

 私たちが幸せを感じる1つの鍵は、ソファーから立ち上がり、バーチャルえはなくリアルに体を動かすことです。

 運動はどんな処方よりも、気分、不安、認知、エネルギー、睡眠の状態をよくし、その効果を持続させます。

正直さと親密な人間関係

Peter van BrielによるPixabayからの画像

 真実を語ることは人と人を近づけます。自分の弱さを晒す医師がある時には特にです。自分の性格的欠点や罪について知れば、人は距離を置くようになるだろうと考える道理には反しています。

 実際には、相手の人間らしさを見ることで、自分だけの弱さでないことを知って安心するようです。

 ジェイコブのマスターベーションが再発したときは、よく相談をしにきます。彼が妻と一緒に暮らす生活に戻った直後に起こったことです。彼女がカーテンの輪が1つ無くなっていることに気がついきました。彼女はジェイコブになぜ無くなっているのかを聞いてきたのです。

 ジェイコブは凍りついたといいます。言いたくはなかったのです。ですが、彼女に対して正直でいることを約束しました。

 だから、言いました。「1年前くらいになる。君が出て行った後だ。機会を作るためにそれを使った。最近のことじゃない。でも君に対して正直になると約束した、だから言っている」と

 また、彼女が出て行ってしまうのではないかと思いましたが、「本当のことを言ってくれてありがとう」と、ハグをしてくれたのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 全てを断つわけではなく、中毒に近いものを限定的に遠ざけることによって、有効な時間をつくれるのではないでしょうか。

 現代の依存性のあるものから、脱却する方法を実例と共に読んでみてはいかがでしょうか。

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