※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
目次
はじめに
ジャスト・キープ・バイイングとは、収益を生みだす様々な資産を継続的に購入することです。
細かい戦略はそれほど重要ではありません。とにかく買い続けるという、はっきりとした投資哲学が大切です。積極的な投資アプローチが、富を膨らませていきます。
本書がアドバイスする一部を紹介しましょう。
- 世間でいわれているほど、貯金はしなくてもいい
- クレジットカードの負債は、必ずしも悪いものではない
- 下落株を買うためにお金を貯めるのは、よい考えではない
- 個別株は、買うべきではない
- 大規模な市場の下落局面は、買いの好機になる
データサイエンティストが書いた、お金を貯め、富を築くための証明済みの方法です。
書籍情報
JUST KEEP BUYING
自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則
![](https://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2023/08/表紙-3-708x1024.webp)
第1刷 2023年6月27日
訳者 児島修
発行 ダイヤモンド社
ブックデザイン
本文DTP・図版作成 ダイヤモンド・グラフィック社
装丁 吉田考宏
校正 加藤義廣、宮川咲
作製進行 ダイヤモンド・グラフィック社
印刷 勇進印刷
製本 ブックアート
編集担当 寺田庸二
本文・図表デザイン 吉田考宏、古谷郁美
ISBN 978-4-478-11698-2
総ページ数 416p
ニック・マジューリ
Ritsholtz Wealth Management社の最高執行責任者兼データサイエンティスト。
ダイヤモンド社
- はじめに
- 第一章 どこから始めるべきか? お金のない人は「貯金」を、お金がある人は「投資」を重視すべき理由
- 第一部 貯金力アップ編
- 第2章 どのくらい貯金すればいいのか? 思っているほど多く貯めなくても大丈夫
- 第3章 こうすればもっと貯金できる パーソナルファイナンス最大のウソ
- 第4章 罪悪感なしでお金を使う方法 「2倍ルール」と充実感の最大化
- 第5章 収入アップに合わせて生活レベルを上げるのは、どれくらい許される? 世間で思われている以上に、給料が増えた分、豊かさは享受できる
- 第6章 借金はすべきか? クレジットカードの負債が必ずしも悪ではない理由
- 第7章 家は借りるべきか買うべきか? 人生最大の買い物をどう考えるか
- 第8章 頭金を貯める方法 なぜ「時間軸」が大切なのか?
- 第9章 いつリタイアできるか? 一番大切なのは「お金」ではない
- 第二部 投資力アップ編
- 第10章 なぜ投資すべきか? お金を増やすことが重要な時代になった3つの理由
- 第11章 何に投資すべきか? 「富への唯一絶対の道」は存在しない
- 第12章 個別株は買うな 個人投資家を焼き尽くす投資哲学
- 第13章 いつ投資すべきか? なぜ早いほうがいいのか
- 第14章 安値を待つべきではない理由 神でさえ「ドルコスト平均法」には勝てない
- 第15章 投資が「運」に左右される理由 と、なぜ「運」を気にしすぎる必要がないのか?
- 第16章 相場の変動を恐れるな 投資で成功するための「入場料」
- 第17章 暴落時の投資法 パニック時でも平静さを保つメンタル
- 第18章 いつ売ればいいのか? リバランス、集中投資状態、投資の究極の目的について
- 第19章 資産が増えてもお金持つと感じられない理由 なぜ、あなたはすでに豊かなのか?
- 第20章 一番重要な資産 なぜそれはこれ以上増やすことができないのか
「節約派」vs「収入アップ派」
![](https://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2023/08/annie-spratt-7WZ7bAHOzmY-unsplash-1024x768.webp)
UnsplashのAnnie Sprattが撮影した写真
ダイエットにおける「食事か運動か」の議論と同じく、パーソナルファイナンス界にも、資産を増やすには「節約か収入アップか」という議論があります。
基本的には節約も収入アップも正しいのです。しかし、どちらの方が効果的なのでしょうか。
米国消費者支出調査を参考に考えてみます。所得別にグループ別に分けがされていて、所得レベルによっては節約が貯金を殖やすのに現実的な選択肢ではないことがわかります。食費、医療費、住宅費、交通費という生きるために最低限必要な支出すらまかなえていません。
下から2番目のグループの場合、再開のグループの平均所得は2倍以上です。けれど、支出が同じように増えるわけではありません。
腹ペコの状態でピザを食べれば最高においしいけれど、2切れ目のピザのありがたみは減ります。収入が今の10倍になっても、生活費が10倍になるとは考えにくいのです。高所得世帯者のほうが貯金しやすいのはこのためです。
メディアはこの事実を伝えようとせず、「お金を増やしたいなら、とにかくもっと節約して貯金を増やすべきだ」という間違ったメッセージを繰り返し垂れ流しています。
リタイア後にお金より大事なもの
![](https://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2023/08/huy-phan-QCF2ykBsC2I-unsplash-1024x680.webp)
会社勤めをやめたときに本当に心配するのは、お金の問題だけではありません。
3年間、リタイア生活を続けたが、とにかく退屈でした。人はお金のためだけに働くのではありません。仕事をやめるまでこのことがよくわかっていなかったのです。
仕事を通じて、人と触れ合うことができます。1日を通じて誰かと関わることができます。それはとても面白いことです。
仕事を奪われると、自分の存在価値を見つけにくくなってしまいます。
リタイア生活で大切なことを見いだせたら、幸せなリタイアができるでしょう。あいまいな答えしか浮かんでこないなら、せっかくリタイアしても、死亡したり、失敗したりしてしまうかもしれません。
投資の「不運」を軽減する3つの方法
![](https://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2023/08/accident-994009_1280-1024x768.webp)
低リスク資産(債券等)に分散投資する
老後に備えて十分な債権を保有していれば、株価の下落時に資産を取り崩す際、株ではなく債券を売ることでマイナスの影響を抑えられる
市場の低迷時は、資産の取り崩し率を減らす
年率4%で資産を取り崩そうとひているときは、一時的その率を下げることで市場の暴落による損失を軽減できる
パートライムの仕事をして収入を補う
リタイア生活のメリットは、自分の時間を使って何をするかを決められることだ。市場が低迷しているときは、資産を取り崩す代わりに、できる範囲で働き、収入を補うことを検討してみよう
若い人にとって、不運を和らげる最善策は「時間」そのものです。ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇しています。時間ほど頼もしい味方はいません。
そもそも、不運はあなたが思っているほど悪いものではないのです。
裕福な人が気にならなくなる
![](https://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2023/08/sidekix-media-L6-yKzsrJzE-unsplash-1024x683.webp)
UnsplashのSidekix Mediaが撮影した写真
自分より裕福な人を少なくとも1人は思い浮かべることができます。つまり、誰もが他の誰かを指さし、「私は金持ちではない。金持ちなのはあの人だ」と言えるということです。
2018年版の「グローバル。ウェルス・レポート」によると、純資産が4210ドル以上ある人は、裕福さで世界の上位半分に位置します。純資産が米国人の中央値である9万3170ドル以上ある人は、世界の上位10%に入ります。上位1%の純資産額になると34万1000ドル以上です。また上位1%でも3000万ドル以上の差があります。
誰も、自分よりも裕福な人あげて「自分は金持ちだ」と考えない理由です。
自分よりも裕福な人の事ばかり見ず、自分がいかに恵まれているかを考えるしかありません。
感想
![サイト管理人](http://www.morningreading.online/wp-content/uploads/2022/09/アイコン2.jpeg)
サイト管理人
貯金できるほどお金が無ければ、稼ぐ方法を考えくてはなりません。貯金を積み立てていける余裕があるなら、投資して時間を味方につける方が富が増えるとのことでした。
お金を増やしてどうするかも考えなければ困ることになりそうです。
お金持ちからすると、500万円くらいのはした金で投資しても増える金額が微量にみえます。しかし、庶民からすると、月2万以上懐に入ってくるのはかなり嬉しいはずです。投資できる金額あるなら、投資することで時間が少しずつ豊かにしていくでしょう。
私も、株を運用して資産の増えて行き方にビックリしています。もちろん円安があり円に変えたときに高額になるということもあります。それ抜きにしたって、だいたいは右肩あがりです。500万も買っていませんが、かなり評価損益は増幅していきます。まあ、投資できればやった方が良いというのは納得です。
この書籍に、失敗しない株運用の心得はほとんど書いてあるのではないでしょうか。
下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。
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