実用書「自分の時間」

※読書推薦人が興味をもった部分を紹介します。

 朝の通勤時間、土日に関する本書の提案などは、皆さんにも少なからず実行できるのではないでしょうか?

 バランスの取れた賢明な1日をすごせるかどうかは、ふどんとは違う時間に、たった1杯のお茶をのめるかどうかにかかっているかもしれません。

目次

書籍情報

タイトル

自分の時間 1日24時間でどう生きるか HOW TO LIVE ON 24 HOURS A DAY

著者

アーノルド・ベネット
 イギリスの作家です。QOLを上げる具体的なヒントを書いた本書が最も愛読されています。

渡部昇一
 上智大学名誉教授。英語学者。訳書や実用書を多数てがけています。

出版

三笠書房

この考え方が1日1日に奇跡をもたらす

時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない

 「低予算で1カ月を暮らせるか」という記事は読んだことがあるが、「1日24時間でいかに暮らすか」という記事は少ないのです。それにもかかわらず、古来より「時は金なり」などと言われています。

あなたには「空白の時間」が与えられている

 朝、目覚めると、あなたにはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっています。

 誰もあなたから時間をとり上げることはできないし、盗むこともできません。

 過ぎ去っていく、今を浪費することしかできないのだから。

人生のすべては、時間の利用の仕方次第で決まる

 時間は寸分の狂いもなく確実に与えられるが、その量は限定されています。

 懐事情のイライラから解放されている者がいますか?外見ばかり気にして、中身のことを忘れてしまっていることに、気付けていますか?
 われわれは、1日24時間で充分生きているだろうか?

もっと知的好奇心に満ちた生活をつくろう

1日が24時間であることを、あなたは本当に理解しているか

 ひとが時間に何を思っているかを分析してみました。主に、焦り、期待、願望、欲求のようなものであることがわかったのです。

 「そんなに急いで、いったい今、何をしようとおもっているんだい?」と問いかけると

 「あれをやれたら、これをやれたらと思いつつ、結局半分もできずに生きてきたのが、人生だ」そう答える人もいるでしょう。
 なにかしたいと思いつつ行動ができないのは、「1日が24時間しかないからだ」と言い訳していませんか?

仕事だけでは満たされない「知的好奇心」を満たす

 「仕事以外に何かしたい」という欲求は、成熟した大人に共通する好奇心です。この努力をしていないと、焦りを感じてしまい不安が拭えないのです。

 この好奇心を大抵のひとが「読書」という道で欲求を満たそうとします。しかし、文学がすべての領域の知識を包含しているわけではありません。文学以外のものによっても十分満たせるのです。

1日24時間の枠を最大限に活かすには?

「もっと時間があれば」は言い訳

 あなたは、本来あるだけの時間をすべてもっています。同時に、これ以上に多くの時間をもてるわけではありません。

 あなたが「やりたい」ことが何であれ、楽なやり方、王道など存在しません。聖地への道は非常に険しいものなのです。結局はそこにたどり着けないこともあります。

 充実した快適な1日を過ごせるように生活を調節することは、いかに至難のわざであるか、どれだけの努力をし続けなければならないか、冷静に悟ることが必要です。

スケジュール表で時間はつくれない

 失望や幻滅を味わってもくじけないだけの心構えができていなのなら、最初からやらないほうがましです。ごろごろしながら「何かやらねば」という思いだけつのらせて、惰眠をむさぼっていればいいのです。現にそうやってあなたは毎日をくらしています。

 「いったい、何から始めればよいのですか?」そうお尋ねになるかもしれません。ですが、ただ始めさえすればよいのです。

 今から一時間後の時間も、手つかずであなたのためにとっておかれているのです。

 明日まで待つことは、何の意味もありません

はじめから「大きな変化」を求めてはいけない

 大いに意気込んで何かを始めても、意気込みを満足させられず、さらに多くのことを求めるようになります。
 大汗をかくようなことをやらないと満足ができなくなるのです。

 よくあるのは、「大汗をかいている」と意識したとたん、急に疲れがどっと出て、やる気を失ってしまうことです。だいたいは、充分だと言えるほどの努力をしていません。
 初めから、あまり多くのことを企てないようにしましょう

 つまらない成功で大いに結構です。失敗からは何も生まれませんが、つまらない成功はつまらなくない成功をもたらすかもしれません。

自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」

無意識が生み出す「もったいない」時間

 勤務時間の前の10時間と後の6時間を、単なるプロローグとエピローグにしてしまっていませんか。仕事の朝10時から夕方6時までを「1日」だとみなしていませんか。

 勤務前と後の時間を有効につかえないなら、充実した1日を過ごすことなど、どうやって望めるのでしょう。

頭の中に「内なる1日」をつくる

 頭の中で、1日の中の別の1日を設けるようにしましょう。仕事以外の時間のことです。夕方6時から始まって翌朝の10時に終わる16時間の1日を考えなければなりません
 この16時間はすべてのものから解放されています。

 16時間は、給料を稼いでくる必要がありません。働かなくても食べていける、結構なご身分なのです。
 このような心構えは有意義に1日を過ごすために、何よりも大切です。

 この16時間に力を注いだら、本業がおろそかになるのではないか。とおもいきや、そんなことはない。むしろ、確実に能率が上がるでしょう。

 知的な能力は、絶えざる激しい労働にも絶え得るということです。

自分の1日をじっくり検討し、新たな時間を開拓する

 朝起きてから家を出るまで、多くの人は時間を無駄にしていません。玄関のドアを閉めると、典型的な人の知能は怠惰になり始めます。駅についたときには、頭が回転していません。

週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする

通勤時間

 通勤時間の30分は、誰にも邪魔されることのない時間です。吊り下げられている広告や歌の宣伝にのんびりと目を走らせて、余らせてしまっていませんか。

 新聞などは、不確定なちょっとした空き時間などに読んでしまえば事足ります。通勤時間のまとまった時間で、没頭できる時間にもかかわらず、工夫して有意義に使えないのは止めようでわありませんか。

週3回の夜の90分

 食事の後、タバコをくわえたり、友人と話したり、携帯で作業したりして、ゆったりと時間をすごしたりしていることでしょう。気づけば、夜の11時を回っていたりします。

 「何と言われようと、事実くたびれるのだ」そんな思いがあるかもしれません。では、劇場へナイトショーを観に行くときはどうですか?せっせと、支度を済ませて街へ飛び出すのではないでしょうか。夕方6時にあなたはまだ、疲れてなどいないのです。

 私が申し上げたいのは、「一晩おきに1時間半、何か精神向上になるような意義のあることを継続してやってみてください」ということです。この90分間は、一週間で何よりも神聖な時間にしなければなりません。

「情熱と活気に満ちた1週間」をつくる秘訣

「1週間」を6日として計画する

 1週間を7日として考えて計画をたててきたが、私よりも人生経験の豊かなひとたちから、「7日と考えるよりも6日として考えたほうが能率が上がり、より充実した生活ができる」と教えられるとこがありました。

 私は7日間のうちに1日は「気まぐれに思いついたことだけをやる日」にしています。だから、週1回の休日がもつ意味を理解できるのです。

 休日の余分な1日は、「たまたま手に入った儲けもの」と考えて、あてにせずにいると良いでしょう。

毎朝の30分が自分の中に奇跡を起こす

 ささやかな努力からとりかかるほうが、現実味があります。実際のところ、「ささやかな努力」などではありません
 無理なく、時間をつくり、意義のあることをやる、というのは「習慣を変える」ということに他ならないのです。

 変化というのは、改善のためであっても、必ず不便や不快感を伴います。毎週のように時間をつくり努力をしつづけ、現在と同じように生活できることはありません。なんらかの犠牲と、強固な意志が必要なのです。

 ささやかな努力がいかに難しいことかを、私は知っています。もし3か月間、週7時間半の自己研鑽に時間を割くことができたのなら、自分を褒めてあげて下さい。

 1時間半の勉強をするためには、それ以上の時間の余裕が必要です。
 人間はいつも決めたことを完璧にこなすことができるわけではありません。

「内省的な気分」を大切にする

思いと行動との「落差」

 今の現代人に欠けているものは、内省的気分です。
 あまり自分のことを振り返って考えることをしない人がほとんどではないでしょうか。自分の生活信条と実際の行動の差について、見つめることをしていないように感じます。

 理想とする生活信条にかなった生き方をすることが、幸福なのだと悟ることが大切です。

 自分の信条と一致していない人生でいいのですか。

1日の終わりに自分を振り返る心のゆとりを

 ひとは、理性よりも本能に従って生きています。振り返らなければ、理性を失っていくのです。

 確かに、本を読むことには価値があります。しかし、いくら本を読んだところで、自分をしっかりと見つめることは必要になります。

 できれば、内省の習慣化をしていただきたいと思います。

「原因と結果の法則」を頭に入れる

原因と結果を頭に入れておく

 時計を盗まれることは辛いことです。こんなことの原因を考えてみると、「盗んだ側の経済的な事情があったのかもしれない」と納得して、「仕方ない」と達観した気持ちで新しい時計を買えるかもしれません。

 多くの人は、経験したことのない奇異な事態に直面すると、ショックを受けてしまうものです。ですが、物事が理解できていれば愚かな精神状態にならなくて済むのです。

 物事の原因と結果を絶えず頭に入れておくことは重要だと言えます。 

人生の限りない豊かさを汲みとる力

 常に物事の原因と結果を考えていけば、苦悩が減り、人生は豊かなものとなっていきます。

 絶えず結果を考えて、自己を磨くことにより、真の洞察力がつきます。洞察力ほど、恒久的な満足を与えるものはありません

 原因と結果は、至るところに見出せます。
 好奇心を満たすということは、「ものをわかる心をもつ」ということに他なりません。

読書好きなあなたへ「利息」を生むアドバイス

効率的な読書法

 小説は「思考を要する読書」にはなりません。一生懸命に頭を使って読まなければ、中身がわからないようなものではないからです。

 精神を陶冶するには、やりたくないと思う心と、やり遂げたいと思う心の葛藤が大事なのです。小説は、葛藤が起こりません。

財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている

鼻持ちならない人間に成り下がるな

 物知り顔の人間とは、「自分は高尚な知識を身につけているのだ」と、何かにつけてひけらかす、お高くとまった人間のことです。
 思い上がった愚か者は、真面目な顔をして儀式に欠かせない衣装を身につけていないことに気づきません。
 ユーモアが足りないのです。

 自分が気づかないうちに、物知り顔の人間になってしまうかもしれません。

 活用するのは「自分の時間」なのであって、他人の時間ではありません。自分のことなど、大げさに他人にしゃべる必要はないでしょう。

 人はそれぞれ、自分で自分の人生について真剣に考えない限り、本来成し得ることも成し得ないからです。

「計画の奴隷」になってはいけない

 自分で計画したことに奴隷のように縛られてしまう危険があります。計画は尊重しなければならないけれど、あがめたてまつるようなものではありません

 欲張った計画を立てすぎて、落ち着いて何かに取り組めなくなってしまうことがあります。こうなると、刑務所で生活しているのと同じで、自分の生活が自分のものではなくなってしまうのです。

 唯一の改善策は、計画を立て直し、もっと余裕のある計画にすることです。

かけがえのない「工場の芽」を大切に育てる

 やってしまいがちな危険は、計画の出だしでつまずいてしまうことです。

 出だしでつまずくと、何かを学ぼうとする欲求も、成長しようという気力も枯れてしまいます

 最初の一週間は、馬鹿らしいくらいに「ゆっくり」回しましょう。だけど、できるかぎり規則的に継続してください。

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