世界大恐慌が来ても絶対大丈夫な株200銘柄

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※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

書籍情報

タイトル

プロが厳選する 世界大恐慌が来ても

絶対大丈夫な株200銘柄

第1刷 2023年7月20日

監修者 副島隆彦

発行者 斎藤和邦

発行 (株)秀和システム

装丁 泉沢光雄

株価チャート 青木宣人

印刷 日経印刷(株)

ISBN 978-4-7980-7048-3

総ページ数 197p

著者

(監修者)副島隆彦

評論家。福島国家戦略研究所(SNSI)主宰。

(著者)久保修

長谷田大学大学院ファイナンス研究科(現・経営管理研究科)終了。日系証券会社でトレーティングに従事後、外資系運用会社に移籍し日本株の運用に携わっています。

出版

秀和システム

ルーブルがドルより安全

UnsplashАндрей Сизовが撮影した写真

 中国は世界最大の金の生産国になりました。公表されていませんが、1年間に1000トンぐらいを生産しているのです。おそらく3万トンくらいを保有しているでしょう。

 経済成長と共に国民の宝飾需要が急激に伸びているので、金の現物取引で存在感をさらに高めているのです。

 金とドルの分裂を画策しているアメリカにとっても、脅威の存在となり政敵でもあります。

 ロシアを既存の経済システムから締め出せばルーブルは紙切れと化すと目論んでいたのです。経済制裁にはインパクトがあります。しかし、ロシアは、ルーブル、エネルギー、金の3つを連結させ、現物資産に裏付けした独自の経済圏を構築すべく、中国をはじめとする国々と連携を深めています。

 天然ガスに裏付けされたルーブルと暴落することがある米ドルでは、どちらが安全だろうか。

バンクランがアメリカで始まる

UnsplashEduardo Soaresが撮影した写真

 天然ガスと原油の供給が滞り始めた西側諸国で、エネルギー価格の沸騰によるインフレが進行しています。

 景気が過熱するのを抑えるために利上げを実施しているわけではありません。エネルギー価格上昇が物価高につながっているので、仕方なく利上げをせざるを得ないのです。今、利上げをしておけば、景気が一段と悪化したときに、利下げをする余地が生まれます。金融政策の余裕をつくりだすための利上げであり、インフレを抑制するものではないのです。

 中央銀行の急速な利上げで、米国債の債券金利が上昇し、これらの銀行が保有していた債券価格が下落しました。民間銀行は、預金者への利子を支払うために、より利回りの高き債券へと手元資金の組み直しを実施したのです。しかし、銀行のリバランスを知った預金者たちは「危ない銀行だ」と判断して、一斉に預金を引き出す動きに出ました。その結果、一瞬のうちにシリコンバレー銀行など複数の中堅の地銀が「突然死」したのです。

暴落したら買いたい銘柄

UnsplashJamie Streetが撮影した写真

 米欧が景気が悪化しているにもかかわらず、利上げを続けなければならないとしたら、金融市場の棒ライクは今後も断続的に続くでしょう。

 その世界情勢の中、株が暴落したら買いたい銘柄を紹介します。日本経済を支えている企業ばかりです。短期的には下落しても、実体経済が回復すれば、これらの企業の業績は必ず回復していきます。

暴落したら買いたい銘柄
●1518 三井松島ホールディングス
●2002 日清製粉グループ本社
●3023 ラサ商事
●4452 花王
●4755 楽天グループ
●5351 品川リフラクトリーズ
●6289 技研製作所

軍需関連銘柄

Image by Łukasz Dyłka from Pixabay

 日本でも令和5年度の軍事予算は戦後最大となりました。冷酷な見方をすれば、防衛関連企業にとって追い風となります。

軍需関連銘柄
●6367 ダイキン工業
●7721 東京計器
●7980 興研
●7983 ミロク

あとがき

 2023年に入り、日本株市場は活況を呈しています。4月、5月と大量の外人買いにより、東証株価指数(TOPIX)は33年ぶりの高値を付けました。これはご祝儀相場です。

 それなのに、円安に方向に傾くのは、アメリカのATMのような役回りをしているからです。時間と体力を使わずして資産を守るなら株に投資するのが必然となります。

 株式市場はものすごく乱高下するでしょう。けれど、動乱の時代が終わって生き残った企業の株価は、保有していてよかったと思えるくらいには、上昇しているものです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 個人銘柄を働きながら、全て管理するのは大変だと思うのでやっていないのですが、トレードの世界で生きている人の銘柄紹介は参考になるのではないでしょうか。

 投資信託で運用している人にとっても、銘柄の中身が知れるので、金融商品を選ぶ際の参考になると思います。

 個々の企業についての説明が簡単に書かれていて、国内のビジネスについて勉強にもなります。

 けれど、こういった書物には注意が必要です。実際にコカ・コーラ500mlが自販機で180円とかなっていて、物価高を実感せざる得ないことを引き金に、不安を最初に煽ってくる本はあまりにも戦略的すぎます。

 最初に不安を誘ってから銘柄の紹介をしているので、自分で考えるのを辞めてしまって買いに走りたくなってしまいます。ですが、信用してしまうのは良くないです。あくまでも参考にして、自分の中で仮設を立てて資産形成をしてください。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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