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目次
書籍情報
人はこんなことで破産してしまうのか!

永峰英太郎
業界紙記者、出版社勤務を経てフリー。
起業・農業・人物のルポを取材している。
速水陶冶
父の借金で貧乏を経験し、高校を中退した。
早くから働き様々な職を経験して、法律家の道を歩んだ。
三笠書房
- はじめに
- 1章 日常生活で破産する
- 「推し活」で破産した
- 立ちションで破産した
- 田舎特有の見栄の張り合いで破産した
- 犬を散歩させたら破産しかかった
- ネコを飼って破産しかけた
- 住宅ローンのセールストークで破産した
- 教授を目指して破産しかけた
- ゲーム好きで破産しかけた
- リボ払いで破産した
- コラム 自己破産で人生おしまいってホント?
- 2章 投資で破産する
- 投資で1000万円儲かったのに破産しかけた
- 暗号資産でウハウハになったのに破産しかけた
- 親が全財産を定期預金に預けて破産しかけた
- ネットの情報を信じて破産した
- ワンルームマンション投資で破産の危機
- 自己破産したほうがいいのは、どんなとき?
- 3章 子育てで破産する
- 教育パパ・ママに変貌して破産しかけている
- ママ友との付き合いで破産しかけた
- 子供が自転車通学して破産した
- 子供のひきこもりで破産しかけた
- 子供の家の頭金を出して破産した
- コラム 自己破産せずに、任意整理で借金を返済する
- 4章 家族関係で破産する
- 親と疎遠になったら破産した
- 二世帯住宅にしたら破産した
- 親の介護を手伝わずに破産した
- 認知症の親の介護で破産しかけた
- 親が金持ちなのに貯蓄ゼロに
- 認知症の親が騙されて破産しかけた
- コラム 債務整理の「個人再生」って何?
- 5章 男女関係で破産する
- 夫から信頼されて破産しかけた
- 夫婦仲が悪くて破産した
- 都合のいい女で破産しかけた
- 金持ちの彼女と付き合って破産しかけた
- 「専業主婦がいい!」と言っていたら破産しかけた
- 夫からの経済的DVで破産した
- 熟年離婚で破産しかけている
- 不倫をして破産した
- ホストにハマって破産しかけた
- コラム 自己破産後は何に気をつけるべき?
- 6章 こんなことでも破産する
- “55歳の壁 で破産した
- 定年後、念願のカフェを開いて破産目前
- 手ごろな中古の家を買って破産しかけた
- 団地の建て替えで破産しかけている
- 成人年齢の引き下げで破産しかけた
- 発達障害の特性で破産しかけた
- コラム 自己破産はどうやって行うの?
- おわりに
書籍紹介
本の内容は、破産の原因が単なる借金や浪費、ギャンブルだけではないという点に焦点を当てています。たとえば、推し活に熱中しすぎてお金を使い込んでしまったり、ママ友との付き合いで見栄を張って出費が膨らんだり、二世帯住宅の計画が思わぬ負担を生んだり、不倫がきっかけで経済的に追い込まれたり、ペットを飼うことで予想外の費用がかさんだりするケースが、具体的なエピソードとして描かれています。これらはどれも「普通の生活をしているだけなのに」と感じるようなもので、決して他人事ではないんです。著者の永峰英太郎さんは、1969年生まれのフリーのライターで、人物ルポを得意とされているだけあって、こうした実例を生き生きとまとめています。
投資に関する章では、資産運用が失敗に終わった事例が取り上げられていて、投資本を読む前にこうした「しくじり」を知っておくことで、より慎重なアプローチが学べると思います。特に、私のように貯金や投資に興味がある方にとっては、成功談だけでなく失敗のリスクを現実的に理解できる点が役立ちます。監修者の速水陶冶さんが加わっていることで、アドバイス部分も信頼性が高く、破産を避けるための実践的なヒントが散りばめられています。破産ストーリーが満載で、娯楽性もありながら、お金の管理について深く考えさせられます。自分の生活を見直すきっかけにしてみてください。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
推し活で破産

インディーズアイドル研究所が行った「アイドルヲタクのお金事情」に関する調査によると、毎月アイドルに使うお金は「2~5万円」が最も多く全体の30%でした。5万、10万、それ以上も合わせると過半数以上を占めるようです。
ある男性は推し活をやめられないところまで依存していました。消費者金融を活用し、借入金が増えていきます。そのアイドルは躍進し、アジアツアーなどが開催されるようになり、足繫くライブに通うようになっていきました。ライブを通して顔なじみが増え、見栄っ張り合戦が開催されて、自分のプライドを守るためにお金を費やすことになります。
あまりに会社を休む回数が多く、リストラの対象になってしまいました。日々の生活費にも借り入れを利用するようになり、借金が3000万円以上になったところで、自己破産を決意しました。
引きこもりの息子のせいで破産しかける

新卒で不動産会社に就職するも、すぐに辞めて引きこもった息子を甘やかしていました。夫は大企業を務め上げ貯蓄や年金は十分にありましたが、息子に都度お金を貸していたので、貯金の心配をしなければならなくなりました。
夫婦は今後のお金を相談するためにファイナンシャルプランナーを雇い、息子も交えて面談することになったのです。今後8年の家計を息子にみせ、破綻してしまうことを理解させることで解決できました。
面談の1ヶ月後には、息子はビルの清掃員のアルバイトを始め、1年後には正社員となりアパートを借りました。今は、親に少しずつお金を返しているようです。
専業主婦で破産しかける

東京都練馬区に住む女性は「働きたくない」という理由で専業主婦をしていました。夫の年収は500万円程度で、子供も2人です。なぜか家計が火の車となっていました。
女性は家計簿などはつけず、毎月かかるお金には無頓着だったようです。毎月5万円くらいは足りず、ボーナスに頼っていたところがありました。
引き出すボーナスがなくなったときに初めて、このままだと破産すると悟ったようです。支出を見直し、週3でスーパーにも働くようになりました。何とか家計の立て直しに成功したようです。