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目次
書籍情報
神秘的で美しい海の生きもの図鑑
茂野雄太
伊豆の海や流氷をテーマに個展を開催するなどの活動をしている。
石野昇太
日本中の海を巡り、写真に記録している。地球環境と貧困問題に取り組む一般社団法人エコロジカルチャイルドを運営。
ナツメ出版
- 神秘の海への誘い
- はじめに
- 海のアイドルたち
- クマノミの仲間
- カワハギの仲間
- チンアナゴの仲間
- タツノオトシゴの仲間
- ゴンベの仲間
- ハゼの仲間
- チョウチョウウオの仲間
- ハナダイの仲間
- ヤッコの仲間
- カエルアンコウの仲間
- ダンゴウオの仲間
- クリオネの仲間
- COLUMN 海の宝石ウミウシ
- PICKUP 魚の部位と名称
- 個性的な生きもの
- トゲトゲの魚
- ふさふさの魚
- 丸い魚
- 平べったい魚
- 細長い魚
- 怖い顔の魚
- かわいい魚
- 不思議な形の魚
- COLUMN 硬い体の⁉ 甲殻類
- PICKUP 海の生きものの生息環境
- 謎に満ちた浮遊生物
- COLUMN 美しすぎる、クラゲ
- PICKUP 不思議な軟体動物「貝」
- 特徴的な生態行動
- 擬態
- 掃除
- 喧嘩
- 求愛
- 産卵
- 卵守り
- 口内保育
- 孵化
- 睡眠
- COLUMN 海の忍者!イカ
- COLUMN 海の悪魔?タコ
- PICKUP 海の生きものと深く関わる「潮」の満ち引き
- 群れる魚たち
- COLUMN サンゴの神秘
- PICKUP 海の生きものの「食物連鎖」
- 海の強者とスター
- おわりに
書籍紹介
本を開くと、まるで海の中に潜ったかのような感覚に包まれます。色とりどりのサンゴ礁を泳ぐ魚たち、ゆらゆらと漂うクラゲや小さな浮遊生物、そして壮大な群れをなす海洋動物たちの姿が、息をのむほど美しく収められています。約280種の生き物が登場し、それぞれの写真はまるで芸術作品のよう。ページをめくるたびに、海の奥深さと生命の多様性に驚かされます。解説は初心者にもわかりやすく、専門的な知識がなくても楽しめるよう工夫されています。水族館を自由に巡るような気軽さで、好きなページから読み進められるのも魅力です。
著者の茂野優太さんは伊豆半島を拠点に世界の海を撮影する水中写真家で、テレビ番組やプロモーション映像の撮影、個展開催など幅広く活躍されています。一方の石野昇太さんは沖縄本島を拠点に、日本中の海を巡りながら生命の神秘を記録し、環境問題や子どもの貧困問題にも取り組む情熱的な写真家です。監修を務めた井田齊さんは、魚類分類学と生態学の専門家で、北里大学の名誉教授。こうした豪華な顔ぶれが織りなす本書は、写真の美しさだけでなく、科学的裏付けのある内容も信頼できる一冊です。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
海の宝石ウミウシ

※イメージ
ウミウシは世界で5000種以上いるといわれていて、新種も続々と発見されています。
それぞれが鮮やかな色彩や繊細な模様をもち「海の宝石」と呼ばれるほど、見る人を魅了しています。
海の中のサンゴ礁や岩場などに生息し、藻類や海綿、毒を持つ生物を食べてその成分を体内に取り込む、独特の生態が特徴です。