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目次
書籍情報
この先の、稼ぎ方がわからない。
50歳から考えるお仕事図鑑
門賀美央子
フリーランス・ライター、文筆家。
清流出版
- はじめに
- part1 50歳からの仕事 大人年齢で働くということ
- 「人生100年」が現実に 喜ぶべき、憂うべきか
- なが~い年金生活。足りない分はどうする?
- 「70歳まで働け」と言われても……はてさてどうする?
- この先仕事選びに必要なのは考え方の転換
- お仕事は鼻歌まじりで探したい。でも現実は……
- part2 大人の仕事図鑑 36業種から「働く」をイメージする
- ”仕事探し”に挑戦!どこから始める?お仕事探し
- 視点① 特別なスキルはなくても
- 家庭内労働代行業 家事代行、ケアワーク代行
- 在宅でスキマ時間を活用 内職、在宅ワーク
- 大手チェ―ン店・店員 コンビニ店員、ファミレス接客係ほか
- COLUMN 働くということ 映画からの一考①
- あなたにとって、「幸せ」とは何でしょうか
- 視点② 新地平を目指す
- 一国一城の主となる 起業家
- 生産者になる 農業従事者
- 国家資格者 八士業(弁護士、司法書士ほか)
- 他人様に「教える」 講師(言語、カルチャーセンターほか)
- COLUMN 働くということ 映画からの一考②
- 高齢者が求められるのはたぶん、これ
- 視点③ 国境を越えよう
- インバウンド関連業 通訳ガイド、手配代行、民泊経営
- SNSで情報発信 YouTuber
- COLUMN 働くということ 映画からの一考③
- 困難な事態も、閉塞した状況も、突破口は家事にあり?
- 視点④ 新しい自分に出会う
- 武器は想像・創造力 ハンドメイド作家
- 自然と向き合う 猟師(ハンター)
- 執筆業 その1 フリーランス・ライター
- 執筆業 その2 作家(小説家、エッセイストほか)
- サービス業(飲食) スナック経営、バー経営
- サービス業(その他) 占い師
- COLUMN 働くということ 映画からの一考④
- いざとなったら腹をくくる それが本当のシニアカ
- 視点⑤ この先の人生を自分色に染める
- 職業、旅人 デジタルノマド、国内ワーキングホリデー
- COLUMN 働くということ 映画からの一考⑤
- 後半人生だから探しに行ける 新しい世界、真の豊穣
- おわりに
書籍紹介
この本は、人生100年時代と言われる現代において、50歳という節目を迎えた人々がこれからの働き方や生き方を考えるためのガイドブックです。門賀さんは、1971年大阪府生まれのフリーランスライター・文筆家で、『文豪の死に様』や『死に方がわからない』、『老い方がわからない』などの著書で知られています。旅と猫と酒を愛する彼女のユニークな視点が、本書にも生き生きと反映されています。
PART1では、現実的でありながらも、鼻歌まじりに仕事を探したいという希望を忘れない姿勢が、読者に勇気を与えてくれます。PART2では、「大人の仕事図鑑」と題して、36の業種を紹介しながら、具体的な働き方をイメージさせてくれます。専門的なスキルや豊富な経験がなくても始められる仕事から、想像力や創造力を武器に新しい自分を発見する道まで、多様な選択肢を示してくれるので、どんな状況の人でも何かしら響くアイデアが見つかるはずです。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
猟師になるためには

プロ・アマ問わず、狩猟をするには都道府県知事が発行する狩猟免許の取得が前提です。狩猟免許には4種類あり、取得する免許によって行える狩猟の種類が決まります。
「狩猟免許試験」は実施日に20歳以上であり、精神疾患や薬物中毒などの問題を抱えていないことなどが受験資格となっています。銃や野生生物の知識を問われる筆記試験に、聴力と視力、運動能力を測る実技試験を通過すると、合格になります。
合格率は70%以上と、さほどハードルが高いわけではありませんが、毎年狩猟者登録を行わなければならないなどの壁があります。また、自治体が実施する講習会への参加を終えた後、即猟師になれるわけではありません。猟友会に加入し、先輩ハンターについていって勉強するのが普通です。この時点で初期費用30万円くらいはかかるでしょう。
狩猟免許を持っていても、実際に狩猟を行うのは3分の2程度です。専業の狩人は少ないと思ってください。特に若者の新規参入者が激減している現状で、狩猟界隈は高齢化しています。そのため、50代で狩猟を始めたとしてもおかしくありません。50代なんてルーキーで、60代でもひよっこ扱いだとのことです。しかし、仲間がいないと難しい職業ですので、コミュニケーション能力は必要となるでしょう。