食欲人

※ 毎朝、5分以内で読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 あなたも栄養の天才になり、知識とアドバイスを活かして、健康で楽しい食事を自然に送れるようになっているはずです。

 私たち科学者は、謎を解明するために昆虫なり動物なりを研究していきました。生ぶてゃ何を食べるべきかをどうやって知るのでしょう。

 この謎に答えることができれば、生命そのものにかんするきわめて重要で、有益な知識が得られるでしょう。人間にとっても良い知識になるはずです。

書籍情報

タイトル

食欲人

第1刷 2023年6月20日

訳者 櫻井祐子

発行者 黒川精一

発行 (株)サンマーク出版

印刷 中央精版印刷(株)

製本 (株)若林製本工場

ISBN 978-4-7631-4057-9

総ページ数 414p

著者

デイヴィッド・ローベンハイマー

 シドニー大学生命環境科学部栄養生態学教授

スティーヴン・J・シンプソン

 シドニー大学生命環境科学部教授

出版

サンマーク出版

人間の食欲は「5種類」

UnsplashFarhad Ibrahimzadeが撮影した写真

 食欲は、満腹になるまで食べるよう動物を駆り立てる、たった1つの強力な欲求だとみなされがちですが、間違っています。

 動物の生体システムは複雑になりすぎると効率的に機能しません。生存と健康に必要な数十種類の栄養素の1つに特化した食欲をもつわけにはいかないのです。

 人間には最低5つの食欲があればよいでしょう。

5つの食欲
●タンパク質
●炭水化物
●脂肪
●ナトリウム(塩)
●カルシウム

犬の進化

Image by Lenka Novotná from Pixabay

 ペットフード会社の研究員、エイドリアン・ヒューソン=ヒューズから連絡をもらいました。飼い犬、飼い猫の摂食行動も栄養バランスによるものかどうかを知りたがっていたのです。

 猫はタンパク質の総エネルギー比率が52%の餌を選びました。家猫やオオカミの先祖を含む、野生の捕食動物に典型的な比率です。

 一方で犬は、タンパク質エネルギー比率がわずか25~35%の餌を選択しました。雑食性動物に似ています。犬は家畜化の過程で人間によって大きく変えられたと推測できるのです。

 農業さえ発明されていない時代に、家畜化された先祖は「人間の残飯」のような餌を食べるしかありませんでした。家畜にするため、人間の安全のために狩猟本能を交配によって取り除くことに重点が置かれました。そして残飯に頼らざるを得なくなり、炭水化物と脂肪が多い栄養を選択するようになったと考えられるのです。

長寿地域

Image by kadoyatakumi from Pixabay

 長寿地域は名著での言葉でブルーゾーンと呼ばれています。おそらくブルーゾーンの住民の中で最も有名なのは、日本の沖縄の人々でしょう。

 沖縄は100歳以上の人口割合がほかの先進国平均の5倍です。

 サツマイモ、葉物野菜を主体に、少量の魚と赤身肉を組み合わせた伝統的な沖縄職は、タンパク質比率9%、炭水化物85%、脂肪が6%です。

 伝統的な食事は、食物繊維を多く含んでいるものが多くあります。食事に十分な食物繊維が含まれると、カロリーの過剰摂取を駆り立てるタンパク質レバレッジの効果が弱められるです。

科学者が考える最強の守る方法

Image by Thomas Skirde from Pixabay

 私たちが考える自衛の方法は「自覚」です。

 いかに加工食品が魅力的であろうと、健康にどのような影響をおよぼしているのかを自覚すれば、自分で食事をコントロールしやすくなります。

 食品企業は収益性の高い商品を販売するために、巧妙な戦略を考えていて健康は二の次だろうと疑ってみたり、健康効果をほのめかす表示はそれが作戦だと考えるべきなのです。

 魅力的なメッセージの裏に何が隠されているのか、健康に影響はないのかを自覚することが必要でしょう。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 色んな生物と比較して、人間の健康について考えさせてもらえます。

 色々な要素に対して、足りないものを補う感覚的な部分も必要ですし、食物繊維を取って空腹を抑えて生活することが必要だとのことでした。

 寿命は延ばしたいとは思いませんが、健康寿命は周りの迷惑にならないように延ばしたいと思います。キノコ、海藻類、おそらく現代人が食べない分類です。

 自分も、しばらく食物繊維を摂っていない気がする時、便の調子が悪い時に干し椎茸という便利アイテムを食べます。屁が頻繁に出ること以外は、快便になりますし、実害を感じておりません。実感としては、炭水化物中心の食生活に食物繊維が、やっぱり最強と感じます。

 少し捻った面白い話で、健康について学びたいのであれば、この書籍が役立つのではないでしょう。

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