朝の読書「70歳の正解」

※今朝読んだ本の一部を紹介します。

はじめに

 日本の高齢者には、「正解」からほど遠い損な生き方をしている人が多いように思えます。間違った健康常識、定年を引退と考えるなどです。

 できないことを嘆くのではなく、できることを楽しむことが大切になります。

 老年精神科医からみて、70歳はまだ人生のサイズを縮めるべきではないと思うのです。

書籍情報

タイトル

70歳の正解

著者

和田秀樹

精神科医。和田秀樹こころと体のクリニック院長。

 高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっています。

出版

幻冬舎

良くも悪くも人生

 人は、物事の一面しか見ない「単眼思考」に陥りがちですが、年をとると、その傾向がいっそう強くなります。うつ病になりやすい考え方の1つです。

 逆の考え方で「複眼思考」があります。

 コピーライターはある商品について、長所、短所、使う場面、買わない理由、似た商品が他にないかを考えて、売り文句を掲載します。いい面も悪い面を考えるのが「複眼思考」です。

 また、楽観的になるというのも、複眼思考の1つです。

 ひとつの考え方に慣れたり、すませてしまうと、前頭葉はすぐに怠けてしまいます。複眼思考を心がけて、前頭葉を働かせましょう。

疲れには、水とタンパク質

 疲れにくくするためには、水分不足を解消することが近道です。水分不足だと途端に疲れやすくなります。血液の流れも悪くなり、栄養が体に行きわたらなくなるのです。

 「肉」を食べることが重要です。疲労してしまったあとの回復にはタンパク質が欠かせません。スパーツ選手なども、トレーニング後は欠かさずに肉や魚、大豆などを食べています。

「終の棲家」も計算する

 介護保険制度が始まり、今は大都市圏でも1000万円も出せば、ワンルームの有料老人ホームに入ることができます。月々の料金も食費込みで20万~30万にまで下がっており、年金+αでまかなえるのです。

 老後の貯金などなくても金銭の心配がないくらい、日本は社会保障大国になっています。

 自分が住んでいる地域の介護付きマンションの相場や月々の負担額を、インターネットがあればすぐに調べることができるのです。自分の経済状況を考えて、入ってもよさそうな老人ホームを探しましょう。一度見学に行くこともお勧めします

ノーリスクでできる資金対策

 まずは定期預金の仕方から見直しましょう。

 メガバンクで定期預金を組むと、金利は0.01%ほどです。一方ネット銀行では、キャンペーン時などに、0.3%~0.5%程度の金利がつきます。定期預金を組むのなら、ネット銀行を使う方が、圧倒的にお得なのです。

 リスクがないわけではありませんが、インデックス投資も考えるとよいかもしれません。

 インデックス型の投資信託では、日経平均株価やニューヨークダウなどの指数と同じ値動きをするものがあります。購入時の手数料が無料で、信託報酬は年0.2%以下という商品を各社が用意されているのです。ネット証券でも買うことができます。

 毎月、毎週のペースで、同額の投資信託を使って長期分散投資した人は、リーマンショック、コロナ禍などの不況に見舞われても、最終的には報われていることが、歴史的に証明されているのです。 

感想

サイト管理人

サイト管理人

 健康面では70歳代で意識すると良いことが書かれていました。

 経済面では70歳より前から手を打っておいた方が、余裕が出るやり方が載っています。

 70歳は、まだまだ出来ることがたくさんあるので、終の棲家のことも考えつつ、なるべく楽しく生きたらいいのではないでしょうか。

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