※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。
はじめに
夫が亡くなり「自分もいつ死ぬかわからない。生きているうちは楽しくやろう」と思うようになります。
家の中をすきなように変え、ピアスをあけ、海外ツアーに参加もしたのです。
できないことも増えました。朝のウォーキングは30分から15分程度に、でも、それは歳をとれば仕方のないことです。
受け入れて、できることをやろうと思います。これからも、私なりに、楽しく元気にひとち暮らしを続けたいです。
目次
書籍情報
タイトル
87歳、古い団地で愉しむ
ひとりの暮らし
著者
多良美智子
出版
すばる舎
お金のかからない習い事へ、老人仲間は心強い
家でひとり過ごす時間を楽しんでいますが、習い事などでちょくちょく外に出る用事もあります。積極的に活用しているのは、最寄駅近くのビルにある、高齢者のコミュニティです。NPO法人が運営し、介護予防活動支援事業のひとつで、いろいろな教室や趣味の会が行われているのです。1日1000円で昼食がついています。
絵手紙、写経、麻雀、着物のリフォームなどのコミュニティに参加し、僭越ながら教える側になったりもします。
「どんな死に方がいい?」といった、ここに来ないと話さないような内容が話題にできるのです。麻雀は頭の体操になるかなと思っていますし、歌の教室に参加するときは声を出すことでストレスが解消します。
どれもお金のかかる習い事ではありません。同年代だからこそ分かり合えることもあるものです。
日々のスケジュールはほぼ一定です
- 5時:起床、身支度。仏さまの水を替える。
- 6時:団地の広場のラジオ体操に行く、その後、散歩する。
- 7時:洗濯機を回しながら、朝食の準備。朝食を食べた後、洗濯物を干す。掃除する。
- 9時:テレビを見ながら休憩。眠くなったら1時間ほど寝る。花壇の手入れをする。
- 10時:読書、団地内スーパーに買い物に行く。
- 12時:昼食 時間はきっちり。
- 13時:テレビを見る。料理番組が多い。
- 14時:昼寝。
- 16時:読書・YouTubeを見る。針仕事をする。
- 18時半:夕食 調理が簡単なものか作り置きなので、用意がラク。そのあと針仕事をすることもある。
- 21時:お風呂に入って、寝る支度をする。寝る前にレモン酢を飲んで、台所の排水溝の掃除をする。
- 22時:ベッドに入る。1時間くらい本を読みながら寝る。寝れないときは、睡眠薬を半錠飲むと23時ごろに寝れる。
通院や習い事などの用事が入りますが、基本はこのように家で過ごしています。
便利な電子機器は積極的に取り入れる
コロナ禍で10万円給付金がでたとき、スマートテレビを買いました。いざ機能を開くと操作が簡単で高齢者によさそうなのです。
音声入力に対応しているものは、リモコンに話しかけるだけで操作ができます。長男に設定をしてもらったあとはYouTubeも使いこなせるようになりました。
番組の録画も手軽にできるので、古い映画や「世界ふれあい街歩き」などのドキュメントを楽しんでいます。
タブレットなので、画面がおおきくて使いやすく、写真管理やLineの電話などにも活用しているのです。麻雀のアプリケーションもよく使います。
便利な電子機器は若い人のものだと思っていましたが、高齢者にこそ役立つことがわかったのです。生活が豊かになりました。
とはいえ、使い慣れている固定電話も使用します。
感想
サイト管理人
ここには書かなかったものに、料理があります。
まさに、おばあちゃんの知恵袋。簡単なもので、美味しいものが作れる家庭料理です。絶対にうまいやつです。
働けるのであれば働けという言い分もわかりますが、無理せず針仕事を楽しむやり方は、全世代が見習うべきでしょう。
「お金にならないものは断捨離していき、勝ち組の人生を送る!」でも、生活が豊かなのであればよいと思います。そうでないなら、人生の先輩の概日リズムを学んでみては、いかがでしょうか?
お金稼ぎが趣味というのは、なんだか寂しい気がするのです。
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