書籍「ゆっくり学ぶ」

※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。

はじめに

 学びについて、おそらくは子どもの頃からの思い込みがあって、勉強は必至でやらなければならいないと多くの人は考えていますが、これは誤解だと思っています。

 結果を出すことよりも、学ぶ過程を楽しめるようになれば、違った気持ちで勉強に取り組めるようになると思います。

書籍情報

タイトル

ゆっくり学ぶ

人生が変わる知の作り方

著者

岸見一郎

哲学者。西洋哲学史専攻。

 『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』『よく生きるために働くということ』『人生を変える勇気』『三木清「人生論ノート」を読む』などの著書をだしています。

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出版

集英社

最初は何かのために学んでいない

 研究者からすれば、理論があってそれが技術に応用されるわけです。目先の実用ばかりが重視されることは嬉しくないでしょう。研究者でなくても、実用的な目的がなければ学んではならないというわけではありません。

 誰もが初めから目標に向かって学ぶわけではないのです。何かのために学ぶのは大人になってからになります。この習い事は将来の役に立つだろうと考えるのは、親なのです。

 大学で哲学を専攻すると、父は反対しました。生計をたてるのが難しいと考えたのでしょう。

 哲学は自分が疑問に思ったことへの答えを見つけることです。哲学で問題にする多くは答えが容易に見つかりません。哲学を学べば役に立つとか、生計を立てられるとかは関係ないのです。

人生をどう生きるか決める 

 人は、何のために生きるのか、どうすれば幸福に生きることができるのかと考え始めます。このような問いに対しても答えはすぐには見つからないことがわかります。

 人生について、親はあまり力になれません。子どもの頃から大学に進学して会社に就職すれば幸福になれると言い聞かされて、自分でもそう思っていたのに、いざ就職してみると思ったような人生ではなかったと気づいても、親は責任を取りません。

 自分の人生は、親とは違います。

 どのような人生を送るか決めるには、一般的な考えにとらわれず自由に考えることが必要です。学ぶことによってそのように考えられるようになるのです。

ただ面白いから読む

 中学生の時から家に引きこもってきた若者が、私の部屋にやってきました。彼は「本を読むのが好きで」といいながら、ポール・オースターの小説を一冊取り出しました。

 彼は、学校に行っていなかったので漢字が読めません。そこでポケットから取り出したのは国語辞典でした。

 普段、彼のような喜びを感じて本を読んでいるだろうかと思ったのです。

 彼は読書感想文を書くことを強いられたりはしていません。好きな本だけを読めたのは、彼にとって幸いなことでした。本を読むことの楽しさを知っているのであれば、私が力にならなくても、今後の人生を考える助けになるだろうと思います。

 この若者にあったことで、自分の学び方を振り返ることができました。このことをきっかけに、オールスターの本を次々に読んだことを彼は知りません。

前例がないことに対処する

 未知のウイルスが流行した場合答えを見出すことが困難です。答えがある問題であれば適切に対処できる人でも、このような問いを前にした時、ただ手をこまねいている人は多くいます。こんな状況であっても、その時考えられる最善のことをしていかなければならないのです。

 試験の時に解法を誤っていたら、すぐに解くのをやめなければなりません。一度決めたらといって最後までやりぬかなければならないわけではありません。他の誰とも比べなくてもよいのです。いつかれでも人生を生き直すことはできるし、撤退することもできます。

感想

サイト管理人

サイト管理人

この書籍は、学びの姿勢を改めてくれるようなことが書かれています。

学ぶことに疑問を感じる方にオススメできるのではないでしょうか。

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