教養としてのコーヒー

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 コーヒーが弾圧の憂き目に遭いながら世界中で長きにわたり愛されてきた理由は、「よりよく生きたい」と願う人間の根本的な欲求に作用しているからではないでしょうか。

 コーヒーは、歴史、政治、経済とも切り離せない関係があり、ビジネストレンドにまで関与する珍しい嗜好品です。様々な人がコーヒーを嗜んでいるため、コーヒーが共通言語として役立つこともあるでしょう。

 知れば知るほど、コーヒーの奥深さに引き込まれること間違いありません。コーヒーを飲みながら、楽しんで読んでいただければと思います。

書籍情報

タイトル

世界のビジネスエリートは知っている教養としてのコーヒー

第1刷 2023年3月7日

発行者 小川淳

発行 SBクリエイティブ(株)

装丁 渡邉民人(TYPEFACE)

本文デザイン 谷関笑子(TYPEFACE)

校正 (有)あかえんぴつ

編集協力 小川晶子

編集 北堅太(SBクリエイティブ)

印刷・製本 三松堂(株)

ISBN978-4-8156-1734-9

総ページ数 254p

著者

井崎英典

第15代ワールド・バリスタ・チャンピオン
株式会社QAHWA代表取締役社長

 父が経営するコーヒー屋「ハニー珈琲」を手伝いながらバリスタになりました。2014年のワールド・バリスタ・チャンピンシップにてアジア人初の世界チャンピオンになり、独立します。グローバルに活躍しながら、コーヒー関連の研究開発、小規模店から大手チェーンまで幅広く商品開発からマーケティングまで行っています。日本マクドナルドの「プレミアムローストコーヒー」などの監修、カルビーの「フルグラビッツ」ペアリングコーヒーの開発などに携わりました。

出版

SBクリエイティブ

日本人とコーヒーの出会い

Image by May_hokkaido from Pixabay

 日本に初めてコーヒーが入ってきたのは江戸時代初期と言われています。鎖国中の1640年代に、長崎の出島にオランダ商人によってもたらされたという説が有力です。

 お茶が浸透していた日本では、出島に持ち込まれた舶来品から日がつくこともなく、鎖国中の日本ではコーヒーは広まりません。

 一転して、開国後、文明開化とともに西洋のコーヒーが取り入れられもてはやされるようになっていきました。幕末の1858年には正式にコーヒー豆を輸入するようになり、徐々に広がりを見せています。

 日本最初の喫茶店「可否茶館」は1888年に開業しました。本場のコーヒーハウスさながらに入場料もとっていたので、当時の感覚では高い印象があったことでしょう。社交場になるような工夫がされていたようで、トランプ、文房具、国内外の書籍、ビリアードまでそなえた最先端の喫茶店でした。わずか4年後には廃業してしまった、時代を先取りしすぎた喫茶店です。

コーヒーの出荷

Image by Alexander Kliem from Pixabay

 栽培、収穫、生産処理、レスティングを経て、いよいよコーヒー生豆は消費者のもとへ旅立ちます。ブラジルが輸出するコーヒー豆は年間230トンほどです。

 多くの生産国では生豆を麻袋にいれますが、直接いれるのではなく「グレインプロ」という専用のビニール袋に入れ、保存状態を良好に保っています。酸化を防ぐために真空包装することもあるのです。

 生産国によって規格は違いますが、麻袋なら60~70kg、バキュームパックなら15gの袋を3つで1ロットという程度に詰められ、コンテナに入れられます。

 ほとんどが海上輸送で、暑い国から1カ月ほど旅をするので、ある程度品質が劣化するのは否めません。太平洋を渡る際には、コンテナの中は60℃以上の高温にもなります。

 高価なオークションロットや特別なコーヒーに使われるのは、空調のついた「リーファーコンテナ」というものがあります。もちろん、コストはかかります。ですが、近年はリーファーコンテナでの輸送が増えているようです。

SNSによって進む個人生産者の躍進

Image by Thomas Ulrich from Pixabay

 小規模農園が注目は集める機会は、以前は品評会しかありませんでした。

 しかし近年では、SNSでの発信に熱心な生産者が増えています。コーヒーチェリーの画像や、品質向上のための取り組みを見せたりと、自身の取り組みを発信しているのです。

 ブランド化に成功した生産者は大きな収入を得ています。それこそ、プライベートジェットを持てるくらいの高額収入を得ている人もいるのです。

 しかし、生産者間の格差が激しいという現状は存在します。それと、スペシャリティコーヒーはダイレクトトレードが主流です。コロナ禍や災害などの場合、誰も助けてくれません。コモディティコーヒーであれば、農協のような組織が存在します。それなりに、ブランド化はリスクがあるのです。

ビジネスパーソンとコーヒーライフ

UnsplashAndrew Neelが撮影した写真

 目覚めの一杯としてコーヒーを嗜むには注意が必要です。胃が空っぽの状態だとカフェインは胃に負担をかけます。

 朝食や、朝にやる事、ルーティンなどを終わらせてから、コーヒーを淹れてみてはいかがでしょうか。丁寧にドリップコーヒーを淹れるのもようでしょう。余裕をもった出発が望めるかもしれません。

 夕方から夜に飲むコーヒーは、デカフェがおすすめです。睡眠の質が下がると、疲れが抜けません。私自身、夕方以降に飲むコーヒーをデカフェに変えてから、朝の寝起きが格段に良くなっています。いまは美味しいデカフェも売っている時代です。

 コーヒーには、心を落ち着ける作用があります。

あとがき

 2050年には、気軽にコーヒーが飲めなくなると危惧されています。発展途上の国で、コーヒー農家が減っているからです。

 日本はオークションで世界最高価格で落札されたコーヒー豆などを、数多く輸入しています。視察に来た海外のマーケターに驚かれるほどです。美味しいコーヒーが飲める日本の土壌をつくり上げた先人のおかげでしょう。

 これからの時代に求められるのは、「よいものに適切な付加価値をつけて売る努力」だと思っています。良質なコーヒーの価格は上昇するかもしれません。

 美しくコーヒーを提供し、本質的はサステナビリティを実現する必要があるのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 デカフェコーヒーも、安い粉末コーヒーも愛用しています。VAPEにハマっていた時は、コーヒー味のリキッドを使っていました。

 たまに、楽天ポイントの限定ポイントがなくて、粉末コーヒーをしばらく我慢することもあります。コーヒーは嗜好品ですから、無くても全然問題ないわけです。

 でも、ポイントに使い道がなければ、最初に買うものはコーヒーです。起きて1房30円くらいのバナナ数本を食べた後、ちょっと作業してコーヒーを飲むときの幸せは癖になります。

 コーヒーも高くなるかもしれませんが、受け入れてコーヒーを嗜んでいきたいと思います。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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