ユーモアは最強の武器である

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 仕事であれ、人生であれ、ときには深刻な問題や大変なことが起こったりもすれば、嫌気がさしたり、ストレスを感じるものです。そんなときユーモアのセンスがあれば、気分が軽くなり、人生に意義を感じられるようになります。

書籍情報

タイトル

ユーモアは最強の武器である

スタンフォード大学ビジネススクール人気講義

著者

ジェニファー・アーカー

スタンフォード大学ビジネススクール、プロデューサー。行動心理学。

ナオミ・バグドナス

スタンフォード大学ビジネススクール講師。エグゼクティブコーチ

訳:神崎朗子

出版

東洋経済新報社

笑いを忘れた大人たち

 私たちの職場には、もうこれ以上「プロ意識」など必要ない。それより必要なのは、もっと自分らしく振る舞うことや、もっと人間らしいつながりだ。

 ギャラップ調査では、人々が1日に笑う回数は、23歳ごとから急激に減り始めることが明らかになりました。

 平均的な4歳児は1日に300回も笑います。やがて、大人になりネクタイを締めて働き出すと笑わないビジネスマンになってしまうのです。

 職場環境次第では、遊び心も抑圧されてしまいます。リスクを避けてプロフェッショナルなやりとりをしていくうちに、自分らしさを置き去りにしてしまうのです。

 真面目であるべき、どうせウケない、面白くなくちゃいけない、生まれつきの才能がない、そんなとんでもない思い込みも原因になっています。

決め手は語り口

笑いのリズム
オチの前に一泊置く
 期待を高めるために沈黙を引き延ばす。
身振りで示す
 ある人のクセ、音声、物の見方などを真似して大袈裟にやってみる。コメディアンのキックしたり、転んだり、ひざまずいたり、みているだけでくたびれる動作を真似すると非常に効果がある。
盛り上げる
 声のピッチをあげたり、抑揚をつけることで、伝える感情を調整する。
オチのセリフを繰り返す
 オチを繰り返すテクニックのこと。
語り口と内容をマッチさせる
 その人のスタイルとネタの中身がぴたりと合っていなければなりません。
堂々とやってのける
 オチの語りは力強く。はっきりとした発音で、大胆に、堂々と語る。

 コメディアンの技術を想像するのは簡単でも、実践するのは難しいと感じるかもしれません。ですが、どの仕事をしていようとユーモアや陽気さを発揮する機械はあるのです。

ほめ方にも遊び心を

 遊び心のあるやり方で、おもいがけずほめたり評価されたりするほうが、型どうりの賛辞よりもはるかに意義深く感じることがあります。

 元教え子の女性は、以前のある上司のことをよく覚えています。彼がユーモアを使ってみんなへの感謝の気持ちを伝えたことが、いまもずっと心に残っているのです。

 捨てられていたスパークリングウォーターのカラフルな空き缶を何百個も拾い集めて、ピラミッドをつくり、「高みに到達しようとしている、みんなの姿が見える」とメッセージを残したそうです。

 変わった方法で、努力をたたえ、心からの感謝を伝えたことで、教え子に強く印象として残すことができました。

ユーモアの失敗から立ち直る

失敗から立ち直る手順
↗①失敗に気づく
↑ ↓
↑ ②原因を突き止める
↑ ↓
↑ ③間違いを正す
↑ ↓          
↖④次はうまくやる

 出世していくごとに、冗談のタブーが増えてハードルがあがります。やらかしてしまった時は、落ち着いて原因をつきとめましょう。間違いを認め、誠実に謝罪します。

 ユーモアに失敗しては、原因を探り、正していくことを繰り返していきます。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 仕事中に笑えている人は、たしかに少ないのではないでしょうか。

 ユーモアが解決することもあると、そういう講義の内容が2000円以内で楽しめます。

 嫌な雰囲気になる時は、誰かが間に入って緩和するような行動をとれば、良い雰囲気が保てることもあるのです。ユーモアを付けるのは、そういった雰囲気作りにも役立つだろうなと思いました。

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