書籍「先の先を読む思考法」

※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。

はじめに

 10年後に起きていることのごく一部でも正確に知ることができれば、超お金持ちになれるでしょう。現実はかなり難しいです。

 見えない未来を見ようとするのではなく、目の前で少しずつ起きている小さな変化を捉えるが大切なのです。

 10年後、20年後の未来を予測することができれば、投資で大きく成功する可能性が格段に高まるでしょう。

書籍情報

タイトル

プロ投資家の先の先を読む思考法

著者

藤野英人

出版

クロスメディア・パブリッシング

大学3年生の女性エンジニアが開発したランプがおもしろい

 高校生や大学生で起業した若者や起業を考えている人たちとも、どんどん面談の時間をつくっています。

 大学3年生のある女性エンジニアが開発したのは、心臓の鼓動に合わせて光るランプです。「どうやって売ればよいか」という相談をしにきたのです。

 「他の人の鼓動に連動するとよいと思います」とアドバイスしました。

 自分の子どもの鼓動に連動するリングがあったら、子ども保育園にいるときに親がそれを握りしめて仕事をするでしょう。

好き嫌いを大事にする

 投資先を決めるときに「その会社が好きかどうか」を重視しています。

 自分が持つ価値観なので、状況に左右されることがなく一貫性があるため判断がブレにくいのです。

 人が物を買うときは、必ず本音があらわれます。お菓子を買うときは、美味しそう、食べてみたいから買うのではないでしょうか。

 上司の命令だから組織に属してやる仕事と、ある仕事が好きな者同士がやるのでは、好きな事をしている集団のほうが勝ちやすいと感じます。

 「好き嫌い」を大切にすることは、生産性につながってくるのです。

まるで恋人を選ぶように経営者を選ぶ

 恋愛において、「この人の欠点なら受け入れられる」「どういうところに魅力を感じているか」などを考えるときと似ているかもしれません。

 単に、カッコイイや、生活費をたくさん出してくれるということだけで、恋人の評価を決めることはないはずです。

 同様に、投資先として会社をみるときに、株価だけをみて設けられそうかを判断し、評価を決めるべきではありません。

 経営者をみるときは、付き合う相手を見る時のように、包括的な人格を評価するようにすることが大事なのです。

今後のテーマは「ポジティブ・インベストメント」

 「ポジティブ・インベストメント」という言葉を考えています。

 投資についてネガティブなイメージがつきまとっている人も多いと思います。

 しかし、投資は、本来ポジティブなものです。

 投資をいかに前向きにできるかで、幸福感にも影響がでてきます。仲間意識、社会参加、といった認証欲求にもつながってくるのです。

 資産運用会社として、投資をする人に主観的幸福感を感じてもらえるかを真剣に考え続けていきたいと思います。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 お腹の子どもの胎動にあわせて部屋の電球が変化するとか、10年前くらいに心臓の鼓動に合わせて光るペンダントなどがちょっと話題になったことがありました。面白いと思います。

 今回の女子大生のアイデアは、どんな価値をつけるのでしょうか。

 投資の本かと思いきや、積極的になれるような、実用書のような内容でした。

 目の前の変化というのは、人間的なことなのかもしれません。

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