アメリカの大学生が学んでいる 本物の教養

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 教養とは、「自分の中心」を構成する何かです。

 自分の中心が構成された人は、思慮深く、尊厳があり、また他者に対する敬意と想像力を兼ね備えるでしょう。

 学べば学ぶほど、人生の選択肢は広がります。どの選択肢を選んでもやっていけるような知力、能力も身につくでしょう。

書籍情報

タイトル

アメリカの大学生が学んでいる本物の教養

第1刷 2023年1月15日(電子版2023年2月1日)

編者協力 福島結実子

編集担当 齋藤舞夕

発行者 小川淳

発行 SBクリエイティブ(株)

カバーイラスト 須山奈津希

本文デザイン・DTP (株)ローヤル企画

印刷・製本 大日本印刷(株)

著者

斉藤淳

東京都と山形県で英語と教養を教える私塾を創業。

 フランクリン・マーシャル大学助教授等を経て、2008年にイェール大学政治学科助教になりました。2012年に帰国し、私塾を建てます。

出版

SB新書

楽しく学ぶほどに「副産物」も大きくなる

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 自分の興味関心に動かされて学ぶのは楽しいものです。

 小学6年生の時の自由研究で「故郷の歴史」をリサーチしました。お年寄りにヒアリングなどをして情報を引き出すという経験は、今の私のコミュニケーション力の土台となっています。

 楽しいからこそ知識が身につき、楽しいからこそ、知識を得るためにとった行動が、その後も使えるスキルという副産物をもたらす場合も多いのです。

 失敗したり、平凡な結果に終わったときも、さまざまな反省材料を提供してくれます。そうした気づきや学びの機会は、日常に幅広く広がっているのです。

自分の経験に照らし合わせる

mhougeによるPixabayからの画像

 自分の経験に基づいて推論し、「この状況では増加する傾向が高い」という具合に、自分なりの判断基準に基づいて対処方針を考えます。

 経験を言語化して俯瞰的に考えると、仮説を持って物事に接し、事後的に継承することを繰り返していくことになるのです。

 こうした検証を習慣づけるために「メモをとること」をおすすめします。

 読んだこと、考えたことの軌跡を残しておくということです。まめに言語化しておくことで、思考力を衰えさせることを防ぎます。

 メモを残すときに必要なアクションのハードルは、なるべく低いに越したことはありません。オーソドックスなメモ帳、メモアプリを使って、「週に1度」などと定期的に見直すとよいでしょう。

読む本の見極め方

Lubos HouskaによるPixabayからの画像

本選びのポイント
●参考文献が示されているかどうか
●著者の略歴
●「あとがき」などに入っている謝辞
●その著者の論文掲載実績

 書店に行ったら、平積みコーナーはそっと通り過ぎるのが無難でしょう。

 「これはおもしろそう」と思える本があったら、著者の設計図を把握します。

 そうはいっても、百発百中で良書を選ぶのは難しいものです。そもそも、良書と悪書の違いは、実際に、良書と悪書の両方に出会ってみないとわかりません。

 悪書に触れると良書のよさが際立ち、良書に出会うと悪書の悪さが際立つものです。悪書をつかんでしまうことがあっても、その読書体験は決して無駄ではありません。

 「本を選ぶ」場数を踏むのが一番だと思います。

 図書館で本に触れてみる。書店で気になった本を買ってみる。まずはそこから始めましょう。

「粘り強さ」が重要

Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 1人では学べないこともたくさんあります。独学の限界を認識して、他社と共に学ぶ機会を積極的に求めて行って下さい。

 コミュニケーションが求められる場所は、性質や目的によって必要な能力が異なるのです。合意形成に向けて議論を重ねる場合は、歓談やディベートとは違います。

 なかなか自分の意見を理解してもらえないなら、粘り強く説明を重ね、相手の意見にも耳を傾けることが必要になるのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 意識高い系の書籍になります。イェール大学でアメリカの大学生から感じた姿勢を軸に執筆したのでしょうか。

 「考える」この本質、メモや本選びなどのHowTo、コミュニケーションに大切な事、大事だなとおもう教養を記してくださったのだと思います。

 「あとがき」が本選びで重要になることは、よく言われます。このサイトでも、「あとがき」の紹介を入れた方が、本選びの参考になるかもしれない。私はそんな小さなことを考えてしまいました。どんなことが自分にとって参考になるか、私にもわからないものです。

 教養を身につけることで、必ずしも幸せになれるわけではありません。けれども、経験と思考を重ねていくことで、前へ進むことができるのではないでしょうか。

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