書籍「ファシリテーション」

※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。

はじめに

 確かさを求めれば求めるほど想像力は失われていきます。いつだって、邪魔するものは不自由な考え方なのです。

 なるべく、自由な考えを持てるようにファシリテーションを学んでいきましょう。

書籍情報

タイトル

会議の成果を最大化する「ファシリテーション」実践講座

著者

大野栄一

「すごい会議」公式コーチ。株式会社一番大切なこと代表取締役。

 すごい会議コーチとして専心して13年目。2012年には創始者ハワード・ゴールドマンアワードを受賞しました。

出版

日本実業出版社

ファシリテーションの意味

 ファシリテーションを直訳すると「容易にすること」を意味します。

 本来の意味は集団における問題解決、アイデアの創出、学習など、あらゆる方面での知的創造活動を支援し、進行を促進する関わりのことです。

 ファシリテーションの役割は、目的を果たすための支援、自己実現を推進するための心的アプローチになります。

うまくいっていることのシェア

 上手く行っていることをシェアすることで得られる恩恵があります。

  1. ムードが上がる
  2. 承認する文化が企業に耕される
  3. 他部署が成功のプロセスを真似やすい
  4. 周囲に影響を与えるモノの見方が磨かれる

 参加者にモノの見方を変えることが起こせたら、会議を開く価値が倍増します。学習できる範囲が広がったことを意味するのです。これを専門的には「リフレーミング」といいます。

精霊タイム

 会議で本音が出ていないと感じたら、セーフティネット、つまり保証制度を取り入れてしまえばいいのです。

 独特なやり方を紹介します。会議を司る精霊がいて、その精霊が入った人から順番にしゃべりだすといいます。発言に失敗したとしても「私ではなく、精霊がいったんです」と、保険があるわけです。

 イベント的に行えば、やがて定着し、精霊の力をお借りすることなく、真実が語られる組織になっていくでしょう。

すべての失敗は記録に残す

 失敗を知恵と資産にかえる仕組みをつくりましょう。3Mという会社では失敗を歓迎します。必ず記録に残せというのです。

 失敗を振り返ることで、20年目には19年分の知恵と資産を次の1年に投資できます。

進捗会議のやり方

 会議で決まった内容が、忙しいという理由で進捗が滞ることがあります。進捗会議などの打ち合わせを挟むのには、忙しいと言い訳させないストッパーになるのです。

 この進捗の打ち合わせは週1がスタンダードになります。

 進捗会議が余計に疲労させる可能性もあります。「なんでできていないのか」などの詰め進捗になると、エネルギーと勇気は奪われていく一方なのです。

 進捗会議でのコミュニケーションは「どうしたいか」「何をすればいいと思うか」という質問を投げかけるのがよいと思います。未来に光をあてる。フューチャーページング技法です。

感想

サイト管理人

サイト管理人

会議について、思うところがある人も多いのではないでしょうか。

どこかで打ち合わせはあるものなのだから、その会議をより良いものにすれば、意味のあるものになると思います。

オンライン上での会議の仕方なども記述されており、コンサルタントがやっているような進め方が知れる1冊です。活用してみてはいかがですか。

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