経済学 サクっとわかるビジネス教養

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 現在の経済問題と経済学とは不可分なのです。

 有限の資源をいかに効率的に、しかも、公平に配分するかは、経済学の重要な問題意識になります。

 経済学も万能ではありません。人や設備、お金など、世の中の資源は有限です。ある目標を充実させるには、他の目標を多少は犠牲にするしかありません。

 しかし、経済学をうまく使えば、複数の目標の間でバランスがとれた良い政策が実施できるでしょう。

書籍情報

タイトル

サクっとわかる

ビジネス教養

経済学

著者

井堀利宏

政策研究大学院大学名誉教授。東京大学名誉教授。専門は財政学・公共経済学・経済政策。

出版

新星出版社

独占市場・寡占市場

DAZNはプライスメーカー
 スポーツ専門の動画通信サービスを行っているDAZNは、2022年に行われた月額利用料の大幅な値上げが話題になりました。
 サッカー日本大業のワールドカップ予選の海外放映権を独占していたため、試合を観たい消費者は値上げした月額利用料を支払いうか、試合観戦をあきらめるしかありません。
 消費者にとって0か100かの選択しになってしまうのが独占市場の特徴です。

 独占市場といえばタバコを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。タバコの値段を企業が自由に決めることができるのです。

 市場を支配して独占するには、膨大な初期費用がかかります。電気会社や製薬企業などが例です。特許の存在などが理由にあたります。

 独占企業が生まれるのは、膨大な初期投資に収益が出るまで持ちこたえる体力がある企業が限られるからです。

 独占市場への参入の壁は大きく、初期費用に耐えられた1社が獲得できるのが、自由に商品の価格を設定できる権利になります。

 寡占市場の場合は、ライバル企業の数が少ないので、価格や生産数などを企業同士で協定し、共同利潤を最大にしようとします。

 寡占市場は、国内自動車メーカーやビール、携帯の大手キャリア企業などです。

政府の格差是正制度

所得を再分配する制度
●社会保険
●累進課税制度
●最低賃金

 生活保護や雇用保険、年金などの社会保障は、経済的に不利な人を救う制度といえます。多くの人が少しずつ負担することで、経済的に余裕が少ない人を助ける制度です。

 累進課税制度は、収入の多い人に対して、より多くの税を徴収する制度になります。

 最低賃金は安定して暮らせるだけの収入を確保するための制度です。

 格差を是正するための社会制度が、豊富に用意されています。

緩やかなインフレは好景気を生む

デフレスパイラル
 需要よりも供給が多過ぎて物がうれず、企業は価格を下げます。利益が下がると従業員の給料が下がり、失業者も増えます。消費者は購買を控え、更に物が売れなくなる悪循環が「デフレスパイラル」です。
 これまで政府はさまざまな政策でデフレ脱却をめざしてきました。まだ、完全には脱却できていないようです。新しい解決策を模索する必要があるでしょう。

 ベネズエラでは、政治の腐敗と原油価格の急落によりハイパーインフレを起こしました。インフレ率250%以上になり、国民は一切モノを買えなくなってしまったのです。

 一方で、緩やかなインフレは良い好景気を生みます。デフレでは商品の値段が上がらないため、雇用も増えず従業員の給与も上がりません。

 日本はインフレ目標を2%とし、大規模な金融緩和政策や景気刺激策を行っています。しかし、人間の集団心理をうごかせずに、インフレに向かうことができていないのです。

 日銀の供給する資金も、民間銀行が過小資本のため貸し出すことができず、信用創造が生まれてません。国民も金融不安から現金保有を増やすだけです。

「円高」「円安」って何?

円高
1ドル=150円

1ドル=100円
輸出 不利
輸入 有利
円安
1ドル=150円

1ドル~200円
輸出 有利
輸入 不利

 通貨価値の変動は、国との間の輸出入に大きな影響をあたえます。円高のときに日本車を輸出すると400万の売上にしかならなかったものが、円安のときだと600万円の売上になることもあるのです。また、円安の場合は、アメリカから物を買う分には有利に働きます。

 1973年に固定相場制から変動相場制に変わって、経済実勢が為替レートに反映されるデメリットが生まれました。一方で、変動することで、金融政策の裁量が増えるメリットがあります。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 辞書のように索引ができて、経済学のわからないところを重点的に読めます。

 また図解されているので、読み易いです。偏見も混じっていません。そして、本当にサクっとわかります。

 オールカラーで安く、伝えたい基礎が詰め込まれた本でした。高校生や中学生でも勉強できるので、経済の基礎を学んでみてはいかがでしょうか。

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サクっとわかるビジネス教養シリーズ

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