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目次
書籍情報
自分以外のすべてがわが師
高卒バイトが2000臆円企業の社長になれたわけ

河村康貴
19歳のころ、アルバイトとして大阪の吉野家で働き始めた。4年のアルバイトを経て、93年に吉野家ディー・アンド・シーに入社する。
2004年にうどんチェーン店、はなまるの取締役に就任し、経営再建を携わる。12年に43歳で吉野家ホールディングス社長に就任し、14年には吉野家の社長を兼務している。
25年会長に退いた。
日経BP
- はじめに
- 仕事術 Work Strategies
- 仕事術 Work Strategies
- 「なぜバイトから社長になれたのか?」 への答え
- アウトプット・ファーストの法則
- 上手な教えの乞い方
- レペゼン〇〇
- 価値の「共創」をするために大切なこと
- 「上の人」には率直に意見を伝えていーんです!
- 凡事徹底
- 「やすい、はやい、うまい」 の仕事術
- コミュニケーション Communication & Relationships
- 我以外皆我師
- 人は皆、常に最善の選択をしている
- 「とりあえずまっすぐ行って!」
- 目は口ほどにモノを言う
- 「してあげた」という感覚
- コミュニケーションってムズカシイ
- 学び、挑戦 Learning & Taking on Challenges
- 素直でいることは学びが多い 72 わたしの恥ずかしい話
- 必要に迫られてする学習は効果が高い
- ダイヤモンドはダイヤモンドでしか磨けない
- 恥をかいていますか? 84 学ぶことは「まね」ること
- 無気力な自分からの脱皮 (その1)
- 無気力な自分からの脱皮 (その2)
- 歳を重ねたからこそ挑戦できる
- 人材育成 Talent Development
- ある店長からの相談
- 新人さん、いらっしゃい!
- ある「新人さん?」を見て感じたこと
- 「褒める」ということ
- 褒めることはとっても大事ですが
- 新入社員に贈る言葉(その1)
- 新入社員に贈る言葉(その2)
- わたしが店舗営業時代に感じていた不安
- 「昇格したくない」という方へ
- 生き方 A Way of Life
- あなたは運が良いほうですか?
- 「ぜーんぶ自分のせい」と思うことの効用
- カッコいいかカッコ悪いか
- つらいこと、嫌なことへの対処法
- 話を聴いてもらえる人をつくってみませんか
- わたしは、シャンプーしながら歯磨きします
- ちょっと自信を失いつつあるあなたに (その1)
- ちょっと自信を失いつつあるあなたに (その2)
- 「理想の自分」 と 「現実の自分」のギャップ
- わたしは150歳まで生きるつもりです
- そして「初めてのこと」を増やしてみました
- 40代は若手です!
- リーダーの心得 Principles of Leadership
- ボスはカッコ悪い
- 部下の仕事ではなく上司の仕事を奪おう
- 会社を動かしたい人へ (その1)
- 会社を動かしたい人へ (その2)
- 前任者否定は三流リーダーのやること
- リーダーの意思決定について
- 理屈だけで人は動かない
- カッコいい大人になりたい
- どんな職場をつくりたいですか?
- 若者へのメッセージ To Young People
- 自分の成長に責任を持つのは自分
- 三日坊主でもええやんか!
- とにかく動く、もがく、 できない自分を責めない
- 「得意技」と「必殺技」
- 奨学金制度について
- ホスピタリティー (接客) Exceptional Hospitality
- わたしが接客に目覚めた体験
- 「いらっしゃいませ」が言えませんでした
- 「少々お待ちくださいませ」という言葉が嫌いです
- ファーストコンタクトを大切にしよう
- 良いお店に共通する「あること」
- 正のスパイラルを目指そう
- 「慇懃無礼」って言葉、ご存じですか?
- 経営 Management
- 勝ち馬の足元を固める
- 「報酬」 や 「評価」に関するわたしの考え
- バッドニュース・ファースト
- 変わるものは変わらない
- 「非正規社員」ってなんだよ!
- 「判断」 と 「決断」は違います
- 飲食業を再定義する
- おわりに
書籍紹介
この書籍は、吉野家ホールディングスの会長である河村泰貴さんが執筆されたものです。大学を中退し、無気力な高卒バイトとしてスタートした著者が、どのようにして約2000億円規模の企業のトップに上り詰めたのかを、自身の経験を通じて丁寧に語っています。
河村さんは、仕事の現場で出会う人々、起こる出来事、さらには失敗や苦難さえも、すべてを学びの機会として捉えてきました。社長在任中に従業員に向けて送り続けた560通を超えるメッセージの中から、エッセンスを厳選してまとめています。これらは現場で即座に役立つ、泥臭くも実践的な仕事術や人生哲学が満載です。
どんな経験にも必ず学びがあるという視点や、相手を怒らせない解決提案の仕方など、日常の仕事に直結する内容が詰まっています。学歴や肩書きに頼らず、謙虚に周囲から学び続ける姿勢が、逆転の人生を可能にした理由として描かれています。読むと、自分の置かれた環境をどう活かすか、そして成長のヒントを自然と見つけられるでしょう。
試し読み
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
「やすい、はやい、うまい」の仕事術

「うまい、やすい、はやい」は、吉野家が創業時から大切にしている価値観です。この順番で、お客様にサービスを提供しています。この言葉は飲食店以外の仕事にも当てはまる普遍的なものだと考えています。
「うまい」すなわち「仕事の質が高い」ことはとても重要です。ですが、初めから質の高い仕事ができる人はいません。そこで「はやさ」という大きな価値が必要になってきます。レスポンスが早い人は、上司から頼られます。集まる情報も増えていき、人脈も拡大できるでしょう。
「やすい」「はやい」の優先順位が高かった吉野家は、情報量と人脈で「うまい」も少しずつ手に入るようになりました。レスポンスの遅い人は、わたしとのコミュニケーションの優先順位が低いのかなと思ってしまうことがあります。次から連絡するのに気おくれしてしまうのです。
ほとんどの人は「うまい」から勝負できません。まずは「やすい」「はやい」を意識したほうが良いでしょう。
「昇格したくない」という方へ

「昇格したくない」という人が増えています。私も店長時代はそう思っていました。エリアマネージャーになることに関心がなかったのです。
エリアマネージャーの昇格は、渋々といった形で従いました。けれど、エリアマネージャーになってからというもの、毎日が新しく学べる刺激で溢れていて時間が過ぎるのはあっという間でした。
自分の成長を実感できるとき、仕事はどんどん面白くなります。初めは成果がなかなか出ませんが、充実した毎日を過ごせるでしょう。
一度、上位職に挑戦できるチャンスがあれば、断ることはしないでほしいです。一度やってみて「やっぱりだめだ」でも構いません。