ハック大学式 戦略的アウトプット術

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 近年は、日本でも「アウトプット」の重要性がようやく認知されてきました。

 世間に出回っているアウトプットの方法は「話す」「書く」を伝授しているものが多い印象です。

 この本では、「忙しさ」を解消するアウトプット、インプットを実践につなげる方法を提案したいと思います。実際にセミナーで好評だったメソッドに改良を加えたものです。

 忙しくて学びの余裕なんてないと感じている人たちに向けた本書です。学んだことを「使えるテクニック」にしていきましょう。

書籍情報

タイトル

モヤモヤ頭から最速で仕事の正解を導く!

ハック大学式 戦略的アウトプット術

第1刷 2023年3月29日

編集・執筆協力 小芝俊亮(小道舎)

編集 田中早紀(宝島社)

発行者 蓮見清一

発行 (株)宝島社

本文デザイン 森田千秋(Q.design)

DTP G.B. Design House

装丁 坂本達也(元山)

印刷・製本 サンケイ総合印刷(株)

ISBN978-4-299-04087-9

総ページ数 158p

著者

ハック大学 ペソ

ビジネスパーソンにとって役立つコンテンツを発信しています。

出版

「目的」への変換

UnsplashScott Grahamが撮影した写真

 大きな目的は、担当レベルの自分にとってはコントロールできません。

 この段階では、自分が行うべきミッションのレベルを「○○○のミッション」と名前をつけられる「目的」に変えましょう。何をすべきかの具体的に示していきます。

 目的を軸にするのは、ひたすら同じようなタスクをこなす人になってしまうことを避けるためです。

 大きな目的から「何のためにやるか?」を考えて分解していきます。自分がコントロールできるレベルまで分解しましょう。

現場をイメージ

UnsplashRemy Gielingが撮影した写真

 インプットした情報を分類します。

  1. あなたの悩みを解決するものなのか?
  2. 具体的な知識化、抽象的な知識か?
  3. 実践でそのまま使えるものか?

 ①に該当しないものは、アウトプットにつながりませんので排除します。

 ②に該当した具体的な知識であれば、実践で使えるかどうかを判断します。判断が難しい場合は保留しましょう。

 インプットした内容がすぐにアクションや計画に落とし込める情報であるかどうかを考えながら、選別していく必要があります。

経験値

Image by Siggy Nowak from Pixabay

 実践できると判断して、いざ実践してみると、思い通りにいかなかったり、失敗したりすることがあります。

 けれど、失敗を気にする必要はありません。

 「失敗した」経験は、今後のヒントや情報になります。行動した結果は、自分用にカスタマイズされた具体的な情報になり、もっとも有用なインプットになるのです。

ひとりでやろうとしない

Image by wgbieber from Pixabay

 基本的に、ひとりで完結する仕事はありません。

 発注先や仕入れ先、顧客など必ず誰かが関わっています。

 誰がそれを使えるのかを知っている方が、仕事ははかどります。

 何が目的かを考えて、他人に任せられることは任せるという発想が大事です。より発展的なことに自分の時間を使うようにしましょう。

 憧れの人がいる場合、その人に追いつく人材になろうとするのも悪くありません。できれば、その尊敬する人と建設的に価値を相互提供し合える人材を目指す方法がよいでしょう。

おわりに

 強調したいことは、実践することの大切さです。

 動画や書籍で情報をお伝えしただけで実践に移す人はとても少ないと痛感しています。

 私も若手のころに「ノウハウコレクター」になっていました。ビジネス書を買いあさり、読んで満足する繰り返しです。

 転職を通して自分のキャリアが終わってしまう危機感を抱いたことで、行動に出ました。最初からうまく行くはずもなく、試行錯誤の中で本書に紹介するステップが作りあげられています。

 実践する最初の一歩が踏み出せるかどうかで、5年後10年後が大きく変わります。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 メモに箇条書きして洗い出す方法が、ほんの一部の人にしか効果がないことを示す論文もありますが、試してみないことには始まりません。

 ノウハウを動画にしている人で、「実行する人が少ない」と怒っているような物言いをよく見かけます。その時に私はいつも、一般人にはハードルが高いのではないかと思うのです。

 ボトムダウン方法で、自分のできる範囲まで分解するとあります。確かに、できたら成果に直結するノウハウではあるのです。けれど、マッキンゼーで働いていた人でも、ここまで整理するのは難しいと言っています。

 時間がない人向けなのだから、それこそ子どもでもできるような、凄い低いハードルから実践できるようなHowToであれば、ブログに書きやすかったと感じました。

 自分のキャパと相談しながら、できると思ったことから実践してみてはいかがでしょうか。寝る前に、目についた紙に一文字書いてみるところからでも良いと思います。そこから単語に変化して、文章になれば成長しているのではないでしょうか。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

購入リンク

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