プロジェクトワーカーとしての働き方

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

序章

 バランスホイールと呼ばれる人生の考え方があります。円を何等分かして、それぞれのパートに自分が生きるうえで重要なテーマを書き出していきます。

 例えば、健康、家族、友人、趣味、生涯学習、社会貢献、地域活動、お金、職業などです。

 本書では、必要な収入を得るための活動を「労働」、社会において果たしたい機能や役割を「職業」と整理して使い分け、「仕事」という言葉は労働と職業を区別する必要性がない場合のみ、便宜的に使用することとします。

 人が生きるのは労働のためではありません。ないと困るから、必要な分は賄っていくというだけです。

 欲を言えば「労働」がない人生がいいと思いませんか。完全に自分自身に根ざした役割や誇りをもって生き続けられます。そのためのひとつの道が「パーティー型フリーランス」という生き方です。

書籍情報

タイトル

フリーランスで「超」成果を上げる

プロジェクトワーカーとしての働き方

第1刷 2023年3月22日

発行者 和田智明

発行 (株)ぱる出版

カバーデザイン 安賀裕子

DTPデザイン 松岡羽

編集協力 飯塚陽菜 

編者 五十嵐恭平

ISBN978-4-8272-1383-6 C0034

総ページ数 237p

著者

イデトモタカ

株式会社letter代表。

 在学中からコピーライターとして独立しました。現在では大企業などを取引先に、教育プログラムの開発を担っています。

出版

ぱる出版

パーティを組む

作者: 星餅

 仲間を集めて、大きな獲物を狙いましょう。理由は以下の通りです。

  • 小さな獲物はテクノロジーに狩りつくされる可能性が高い
  • 小さな獲物を狩るにはライバルが多過ぎる
  • 小さな獲物はその工数に値段が付いているため、時給の枠組みから出ない
  • 仲間で大きな獲物を狙ったほうが、かけるエネルギーが少ない

 大きな企業でもキャッシュフローや研究開発以外の長期ビジョンは3ヶ月くらい先の予定しか立てません。会社がどうなっているのか解らないからです。

 未来が不確かだからこそ、1回の成功でしばらくの間余裕を持って暮らせるような狩りが望ましいと思います。

 さらに、フリーランスは行動を変えられる強みがあるのです。中長期的な視点で、ゆとりをもって大きな獲物に柔軟に対応できます。

 大きな獲物を狩ることはローリスク・ハイリターンです。やり方がわからない以外の理由で、これを拒む理由がなにか見つかるでしょうか。

見習いフリーランス

UnsplashJESHOOTS.COMが撮影した写真

 フリーランスのスタート地点には2つあります。

  • 業界で10年近くのキャリアを積んで独立
  • 経験や技術が乏しいなかで独立

 私は経験が乏しいなか独立しています。だからこそ苦労しました。

 独立する日は独立心や向上心が人並以上にある人が多いでしょう。勉強熱心な方もおられます。セミナーで教わったことや本に学んだことが、頭のなかに詰まっているかもしれません。

 しかしながら、実際にその知識が「空回り」するのが「標準」です。

 理由は3つの「ない」で説明できます。

  • 信用がない
  • 実力がない
  • 市場から求められていることがわからない

 信用がないのも、実力がないもの仕方ないことです。問題なのは、自分のやりたいことで稼ごうとする不遜さにあります。

 フリーランスとは、自分が社会に対して発揮できる機能を購入できるようにパッケージ化して届ける人です。

 市場が自分に求めていることが、わかりか、わからないか。それがフリーランスとしての成熟度の指標になります。

稼ぐフリーランス

Image by Diggity Marketing from Pixabay

 アウトプットには、物理的アウトプットと情報アウトプットがあります。

 私のような「書く」というアウトプットの場合、キーボードをタイプする指の運動ではなく、文章の内容に金銭が支払われています。

 伝統工芸などを作る職人の場合は洗練された動作といった情報の部分と、完成までの工数といった物理のアウトプットがあります。この場合は、物理のが重きをおいているでしょう。

 現代の場合、物理よりも情報のアウトプットを提供するビジネスができます。

 すでに考えたことがある情報であれば、秒でお客様に提供できるのです。

仲間と出会う

UnsplashCytonn Photographyが撮影した写真

 ハーバード大学、4代目所長ロバート・ウォールディンガー教授の調査によると、我々の幸福度は富でも名声でも仕事でもなく、「良い人間関係」に尽きると結論づけています。

 50代で最も幸せな人間関係にあった人が、80歳になっても一番健康だったようです。

 良い関係性を保つには、お互いに「ゆるやかなファンである」ことが重要になっています。尊敬が土台にあるかどうかで決まるのです。

 私もそれなりに長いフリーランス人生で、同じことを実感します。仲間うちで幸運にも良い友人になれる可能性を秘めているのです。少数精鋭のプロジェクトを通じて知り合いました。

あとがき

 独立した知人の多くが数年と経たず、事業をたたんでいきました。彼らの共通項は「ひとりで」上手くやろうとしたことです。

 フリーランスが急増しているなかで、ひとりでも多くの人生が報われればと願っています。

 しっかり稼ぎ、自分だけでなく、面倒を見られる範囲のなかで、ひとりでも多くの幸せを担える人を目指してほしいと思います。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 なるべく大きなもの案件を、尊敬できる仲間を携えて、市場が求めているものを、なるべくストック型の事業で行ってください。そうすれば、余裕が生まれるはずです。

 凄い条件だと思いますが、フリーランスで横のつながりが出来て、お互いにストレスが溜まり過ぎない環境で仕事ができているのだと思います。

 そんな余裕のある人生を目指して、私も少しずつ自分ができる範囲で活躍できたらいいなと思うばかりです。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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