余白思考/著者:山崎晴太郎

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※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

書籍情報

タイトル

余白思考

アートとデザインのプロがビジネスで大事にしている「ロジカル」を超える技術

発刊 2024年1月9日

ISBN 978-4-296-00177-4

総ページ数 270p

著者

山崎晴太郎

アートディレクター・アーティスト。
株式会社晴太郎デザイン代表。
ブランディングを中心に、グラフィック、WEB・空間・プロダクトなどのアートディレクションを手がける。

出版

日経BP

もくじ

  • はじめに なぜ今、積極的に「余白」を考えることが大切なのか?
    • 「ビジネスシーン」における「デザイン」や「アート」の必要性
  • 第1章 なぜ「余白」が大切なのか?
    • 「余白」って何?
    • 余白が生み出す「絶対軸」という価値観
    • 直観を切り捨てないための余白思考
  • 第2章 仕事の余白 スピーディないい決断、チーム力、前に進む力の生み出し方
    • 大事な決断に迷わないために
    • 「判断」には余白が必須
    • 「互いの力を生かし合う」のも余白の力
    • 「仲間とパーティを組む」から前に進める
    • 余白と起業 意外なつながり
    • 「半分相手にバトンを預ける」から、物事がうまく回り出す
  • 第3章 人間関係の余白 快適で楽しい関係性と、信頼でき背中を預けられる仲間のつくり方
    • 人と人の間には「快適な余白」が必要
    • 「そもそも仲間に加わらない」自由がある
    • いい人間関係とは、「好循環を生み出す」こと
    • 「かけ合わせて広げる」人間関係の面白さ
    • 余白をなくすと人は「害」になる
    • 「信頼」と余白
    • 人間関係において「正しさ」よりも大事なもの
  • 第4章 コミュニケーションの余白 「伝わる」をもっと円滑にするために
    • 余白思考とコミュニケーション
    • 「聞く力」とは、案外シンプルなものの積み重ねである
    • 「言ったこと」と「聞いたこと」は一致しない
    • コミュニケーションとは「余白に橋を架けてつなぐ」こと
    • 「あの人と話すのは楽しい」と思われている人の共通点
    • 「コミュニケーションが苦手」という人が急増する理由
    • 「たかがコミュニケーション」、もっと気楽に構えよう
  • 第5章 自分の頭の中に余白を持て 失敗を恐れすぎない、余裕のあるメンタルのつくり方
    • 他人の失敗なんて、実は誰も気にしていない
    • 相手を「否定」したくなったときの考え方
    • 「知らない」と言える勇気を持つ
    • 「何もかもがうまくいかない」そんなときにやるべき、たった一つのこと
  • おわりに 「余白のありかた」は自分で決める

はじめに

「常識にとらわれないで、考えてみよう」

「前例とは違ったことにでも、恐れず踏み出してみよう」

「白と黒の間にある灰色の領域を活用してみよう」

そんな柔軟な考え方を勧める書籍です。

「いい決定」は余白から生まれる

 どんな決定も、なるべく即座に行います。悩むのに時間を使うより、最初のインスピレーションの精度をあげていくほうが、シンプルです。

 資料を読んだり、情報収集したりすることには時間をかけるけれど、判断するときは一瞬です。

 即座に行動を移せるようになるには、余白を持っておくことが条件になります。

 名経営者といわれる人の中には、ランニングやジムでの筋トレ、サウナやトライアスロンなどを趣味にしている人が多いです。思考をクリアにしてくれます。

 また、疲れていたりする場面では、結論を出さないことが大切です。

余白をなくす人は「害」になる

 同質性は余白を狭め、外に対する攻撃性を増します。日常になると、異質なもの、他者のものを無条件に受け入れられなくなるのです。

 人生100年時代になって、「老害」で他の価値観を受け入れなくなる人がほとんどでしょう。まさに極端に余白をなくしたパターンです。

 同じ価値観の仲間だけで閉ざしたりせず、異なる価値観を持つ人と交わりましょう。余白が広がれば、助けてくれる人も増えるので、自分を守ることに繋がります。

余白に橋を架けてつなぐ

 コミュニケーションにとって欠かせないのが相互に行き来できることだとすると、そこには「橋」が必要です。

 橋を架けるには、相手側のルールを認めましょう。やってみてできなければ、そこで無理をする必要はまったくありません。

 相手が胎児にしていることを認め、相手が使う言葉をまねしてみましょう。同じ釜の飯を食って共感するのは、人間にとって原始的なコミュニケーションになっています。

新たな学び

 何かにチャレンジするにあたって、みっともないと思ったりすることはありません。

 自分のなかで新しいものの考え方や価値観に出会うのは、人間の成長過程において、とても大事なことです。

 余白は使わないと、どんどん収縮していきます。学ぶと余白が強制的に広がり、自然と他人とコミュニケ―ションがとれるようになるのです。10代の若者に仕事、ゲーム、ダンス、スケートボードなどを素直に教わることができます。

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