静かに退職する若者たち/著者:金間大介

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書籍情報

タイトル

静かに退職する若者たち

部下との1on1の前に知っておいてほしいこと

発刊 2024年1月11日

ISBN 978-4-569-85652-0

総ページ数 336p

著者

金間大介

金沢大学 融合研究域融合科学系 教授
東京大学 未来ビジョン研究センター客員教授
一般社団法人日本知財学会 理事
イノベーション、マーケティング、産学連携等の研究に従事。

出版

PHP研究所

もくじ

  • 序章 「笑顔の1on1ミーティング」の翌週に辞める若者
  • 第1部 「1on1の前」に知っておくべきこと
    • 第1章 日本企業の現場で1on1が求めれる理由
    • 第2章 見落とされがちな「1on1の課題」
    • 第3章 1on1に求められるスキル
    • 第4章 1on1に対する「若者の本音」
  • 第2部 なぜ、若者は突然会社を辞めるのか?
    • 第5章 退職代行サービスを使う若者たち
    • 第6章 「別の会社で通用しなくなる」と考える若者の心理
    • 第7章 日本とアメリカの「静かな退職」
    • 第8章 「とにかく正解を求める若者たち」の実像
    • 第9章 今の若者にとって「理想の上司」とは?
    • 第10章 テンプレート化する社内新人研修
  • 第3部 提案:これからも若者たちと共に前へ進むために
    • 第11章 上司・先輩のための「フィードバック入門」
    • 終章 上司・先輩世代へ向けた5個の提案

はじめに

 「新人でも特に期待していた1人から、突然、人事部経由で退職意向が届いてショックでした。この間1on1をしたばかりなのに」こんなセンター長の声があります。

 1on1は、若者との関係性をもつためのものですが、手ごたえを感じる組織がある一方で、若者の取り巻く課題そのものが解消される気配がありません。

 1on1を書くとした世代間コミュニケーションの問題点を切り口に、職場の若者を多面的に分析していきます。

若者の本音

 「1on1が終わった後も、特に変化はない」、「1on1は苦手だな」と思う人の割合が直感的に伝わってきます。

 1on1を不要と考える人と、回避傾向にあるタイプは、あっさり退職してしまう例が後を絶ちません。

 素直に、何でも話して良い場と受け入れてくれる若者であれば、指導も助言も大歓迎でしょう。1on1でアドバイスする側も、舌が肥えてきて、若者の心に刺さる助言ができるようになり、上司としての評価が向上するでしょう。

 ただし、解決策が見つからない相手の場合は絶対に手ごわいです。すぐに解決できないような相談を受けたとしたら、絶対に放置しないで下さいと、提案をします。

 正直に話すこと、プライドを守らないこと、カッコつけないことが大切です。

退職代行サービス

 退職代行サービスとは、従業員が自らの意思で退職する際に、そのための通知や書類作成などの一連の手続きを代わりにしてくれます。

 面倒で煩雑な退職手続きを代わりに処理してもらえることと、円滑に退職できることが売りのサービスです。

 なぜか、若い人のニーズは「スムーズに円滑に退職すること」となっています。誰であっても、退職のプロセスは一定のストレスがかかります。関係者に知らせる過程がナイーブ気を使うため、円滑に退職を願うのが普通なのだそうです。

静かな退職者だらけ

 「Quiet Quitting」は実際に仕事を辞めるわけではありません。職場で給料を得るために求められる最低限の仕事はこなすが、それ以上はがんばらないという状態です。アメリカ社会で話題となって、仕事に対して熱意を持とうという取り組みが増えてきました。

 日本では、「Quiet Quitting」静かな退職者は増加傾向にあります。「指示待ち人間」と言われたりしますが、一定の意欲を見せつつ、与えられた仕事をそつなくこなし、それ以上の目立つ行動はしない、といういい子症候群を拗らせています。

 この症候群が先輩世代を困惑させ、日本の場合は本当に若者が辞めてしまいます。

具体的な助言をくれる上司

 20代から40代以上を通して票が集まっているのが、「自分の意見や考えに耳を傾けてくれる」上司です。

 興味深いのは、次に多いのが「具体的なアドバイスをくれる」上司となっています。

 「仕事の成果にこだわる」上司は不人気で、成果にこだわらない仕事などありませんが、日本では最も嫌われます。

 リーダーには成果を意識せざるを得ず、その心理的負荷に見合うだけのインセンティブを付与をしているかどうかが問題です。

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