適材適所の法則

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 多くの企業は、同じ業界の競合リサーチは念入りに行い、そこから戦略を立てています。

 しかし、自社の本来持っている強みや弱みを客観的に理解していない企業が多いようです。その原因は、働く従業員の強み・弱みを理解していないからだと考えています。

 PI分析とは、ひとり1梨の従業員の個性や生き方を知ることで、適正に合った部署や業務がわかる評価方法です。個人の仕事における得意分野や職務敵性を様々な角度から目的別に分析します。

 適材適所の人材配置がなされて、初めて人財が力を発揮するのです。

 「働かないおじさん」をしてしまうか「働くおじさん」にするのかの分かれ道は適材適所の法則にあります。

書籍情報

タイトル

「働かないおじさん」を活かす適材適所の法則

第1刷 2023年3月22日

発行者 和田智明

発行 (株)ぱる出版

カバーデザイン ナカヤデザイン(柴田幸男)

カバーイラスト ササキシンヤ

企画協力 潮凪洋介

編集協力 町田新吾、柴田恵理

印刷・製本 中央精版印刷(株)

ISBN978-4-8272-1371-3 C0034

総ページ数 190p

著者

豊嶋智明

株式会社World One取締役 能力開発事業部。

 企業における能力開発サポートを行い、35年超のコンサル業で企業2000社以上、延べ10万人を超える実績を持ちます。

出版

ぱる出版

働かないおじさん予備軍

Image by Felix Lichtenfeld from Pixabay

働かないおじさん予備軍

  • ダメ上司をもつ部下
  • 年功序列の組織
  • 終身雇用の会社員

 上記に該当する場合は、やがて「働かないおじさん」になる可能性が高いです。

 ダメ上司の間違った評価基準により、正しく能力を評価してもらえないこともあります。部下は本来の力を発揮できずに、やりがいのない仕事を担当はめになりかねません。

 年功序列は、優秀な人財の離職率が高いです。大きな成果を出していなくても、高い給料をもらっている上司や年配社員を見ると、能力の高い部下は手抜きを覚えるか離職してしまいます。

 終身雇用や家族経営、同族会社といった身内出世の組織もたくさんあります。社長に対して「イエスマン上司」ばかりになってしまい、部下は理不尽な支持を受けることも多いでしょう。パフォーマンスがあがらない人が社内に増えるのも、無理はありません。

行動特性の法則

Image by Markus Spiske from Pixabay

ビジネスにおける構造特製学3タイプ

  1. 仲間と一緒に協力する人
  2. 1人で成果を出す人
  3. 昇進のために努力する人

 タイプ1の人は、市場調査委に向いています。タイプ2の人は、企画を立てて他と競争することが好きな傾向があるようです。タイプ3の人は、認められる方法を考えているため、広告・宣伝に向いています。

 お互いのタイプを知ることで、社内コミュニケーションが円滑になり、社員が気兼ねなく発言できるようになります。

 人材配置のメリットは、多額の経費がかからないことです。それでいて、業績を調整しアップすることがあるため、コストパフォーマンスの高い施策であると言えます。

人間関係の相性

Image by StartupStockPhotos from Pixabay

相性を分析する3つのタイプ

  • ヒトタイプ:人間関係を大事にするひと
  • カネタイプ:損得を気にするひと
  • モノタイプ:権威を事むひと

 あなたの内面がヒトタイプで、相手にも同じヒトタイプの要素があれば、お互いの考えを理解することができます。

 ヒトタイプの部長の場合「お客様と信頼関係をつくれ」と指示しますが、部下がカネタイプの場合は部長の考えが伝わりません。すぐに結果を求めるセールスをしてしまうのです。

 上司と部下のミスマッチが起きると、組織として成果が出しにくくなります。

「ダイヤの原石」は、社内に転がっている

UnsplashChris Coeが撮影した写真

 企業でイノベーションを起こす場合、ヘッドハンティングや新しいものを外部に求める企業が少なくありません。

 個性を活かした人材配置を行うことで、ほとんどの問題は解決できることが多いです。今の役割、職種、部署内の上司部下という組み合わせを変えただけで、状況が好転した企業は多数あります。

 新しい部署に放り投げるだけでなく、個性を活かした育成は必要です。企業にとって最も効果あり費用もかからないなら、人財を配置し直して時間をかけて育成するべきだと思います。

あとがき

 「働かないおじさん」は、リトマス試験紙のようなものです。彼らが身を持って組織の評価をしてくれています。

 環境さえ用意できれば、働く人も会社も世の中も三方よしです。

 PI分析の結果、外部人材のヘッドハンティングが必要な時もありますが、基本的には適材適所の人財配置だけで、大きく業績も伸ばせます。

 少子化で日本企業が雇用できる人数が減っているとしても、既にいる人財だけで会社を成長させることができると考えています。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 働かないおじさんを更生させるわけでなく、環境を整えて職場全体のストレスを無くそうという考えです。

 「働かないおじさん」の適材適所が社内に存在するのだろうかという疑念と、配置替えが上手くいっているケースが多いことから適材適所があるという衝撃がありました。(※条件や適性検査の詳細がわからないので、売り込む気持ちもあると思いますが)

 配置替えをした後に教育しなければならない時間はありますが、腐らせておくよりは勉強してもらうほうが良いかもしれません。

 損得勘定が先な人と、人情が先な人とでは、たしかに相容れなそうです。みんなが人が出来てきて社員全員が受容できる人柄を持ち合わせていることは、絶対にありません。相性は大事です。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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