あの人の「才能」をトレースする技術

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 成功者は、普通の学生、会社員だったところから、一段一段ステップを上がっていって、今にたどり着いたわけです。

 その成功者の能力を「才能」と呼ばれます。

 多くの場合、才能を分解していくと、誰でもトレース(真似)することができるのです。

 大きな結果を出している人がやっていることを分析して、より再現性の高い方法を、お話していきましょ。

書籍情報

タイトル

あの人の「才能」をトレースする技術

第1刷 2023年2月23日

発行者 太田宏

発行 フォレスト出版(株)

本文デザイン 二神さやか

装幀 河南祐介(FANTAGRAPH)

DTP (株)キャップス

印刷・製本 日経印刷(株)

編集担当 岡部昌洋(株)エム・オー・オフィス)

ISBN 978-4-86680-218-3

総ページ数 262p

著者

森貞仁

株式会社Myself代表。経営コンサルタント。

 物販やAmazonでの貿易などを得意としており、200名以上のビジネスパートナーと事業を展開しています。

出版

フォレスト出版

ネットで対象者を探す危険性

Image by Gerd Altmann from Pixabay

 会えない人を「真似」する対象、メンターにすることは、「本当に結果をだしているかどうかが見えない」という危険性があります。

 ネット上では、実体のないビジネスをしている人も多く、見せかけだけ整えて、実際にはまともなビジネスをしていません。そうした誇張、偽りの発信に影響される人は、残念ながらとても多いようです。

 SNSで見かける「初月~万円稼ぎました」の様な発信は、ほとんど嘘です。それだけ稼げるケースというのは多くありません。「月収4000万円」なんて人もいますが、絶対にそんなに大きな数字にはならないのです。

 ビジネスであれば、原価と売上があって、利益があります。考えられる数字から大きく離れているのなら、理由をしっかりと調べなければいけません。

 もっと言えば、犯罪に近い、グレーなビジネスをしている場合もあるのです。

 また、客観的事実と悪評を見分けなければなりません。初期投資に100万以上かかることはよくありますし、悪評を書いている本人が頑張っていない場合もあります。100万払うだけでうまくいくような、うまい話はありません。

 一方で、根拠のある悪評もあります。事前に知らされていた情報が入ってこない、もらえるはずだったリターンがもらえない、こうした悪評は信じるべきです。

成功者の「仕事」を分析する

UnsplashMarissa Grootesが撮影した写真

 成功者の仕事ぶりをみていきます。

 実績がどんな仕事からうまれているのか、どんなことが成功の要因なのか、結果と原因を結びつけるのです。

 マネするときに、自分も同じようにできなければいけません。仕事の順番や要素、自分にあったやり方がどうかを知る意味でも、細かく分析していきましょう。

 まずは「量」をみます。周囲と比べてどのくらいの量をこなしているかをみていきましょう。大体の成功者は人が嫌がること、面倒くさがることをやっています。その上で量をこなしているのです。

 次に「スピード」に着目します。人に比べてどれくらいの早さでこなしているかを確認しましょう。効率の悪さをスピードと量でカバーする人もいます。じっくり時間をかけることで確実性の高い仕事をする人もいるのです。どのやり方が優秀だということはありません。

 仕事のやり方を知ったうえで、「自分に合うかどうか」を考えます。合わない方法でやるとストレスが溜まりますし、苦しくなってしまうでしょう。

自分の「感情」と「行動」

Image by Roy Buri from Pixabay

 「会社を辞める。自分で仕事をする。計算上、そのほうが収入も高くなる可能性が高い」

 理論的には理解できていても、感情は違います。成功をイメージできないときは、感情が追い付いていない場合が多いのです。

 人は感情で動く生き物です。どれだけ理屈で納得していても、感情が伴わなければ計画通りに行動はできません。

 苦手なことに取り組むときは、面倒に感じるでしょう。それが、わかれば、気分転換の時間をあらかじめ組み込んでおくこともできるのです。楽しくなりすぎて、詰めが甘くなることも防げます。

 冷静に行動できるように、自分の心の動きも計画に組み入れておきましょう。

お金と時間を手に入れる

Image by annca from Pixabay

 社内での自分の需要が高まっていくと、選択の幅が広がります。

 仕事を選べて、部下を選べて、仕事の進め方を選べるようになるのです。人やルールに従っていたところから、自分がルールをつくる立場になります。

 ポジションを上げていくだけを目的にすると辛いこともありますが、オリジナリティを拡大していくと自分の価値観に合ったやり方で強みを発揮できるのです。

 社外に対する影響力も高まっていき、自分にしかできない仕事にお客さんが集まってきます。

 ビジネスの醍醐味はオーナーになってこそです。仕事をする理由は、ビジネスを通して「お金」と「時間」を持ちたいと考えるからです。人に養われる立場や個人で仕事をしている間は、お金が時間のどちらかに偏ってしまいます。オーナーであれば、そこを両立できるのです。

おわりに

 「俺はもっとやれるはず」

 そう口にする人がいます。多くの場合、人は自己分析が出来ていないものです。

 客観的事実と自己分析が釣り合って初めて、成功への道がみえてきます。

 自分の個性や能力がどんなところに生かせるのか、1つひとつ理解していきましょう。

 同時に世の中を知ることで、自分の輪郭もわかります。

 あとはやるだけです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 人のやり方を知り、自分でもできることを真似するのは良いことだと思います。自分に合っていなければ、やめればいいのです。

 最終的に、時間とお金に余裕ができて、自分がやりたいことができれば、それにこしたことはないでしょう。

 著者もスロットのハイエナ→ブラック企業勤め→独立と、なかなかな苦労したストーリーを持っています。独立するまでに、色々な人を参考に勉強されたのでしょう。初期投資の額が大きく、収益化までに時間がかかるような物販事業で、教えられるような立場まで技術を磨いたきたということです。

 しかし、著者の経歴のどこにトレースする技術があったのかわかりません。気になる点です。

 成功している人の成果をみると、なかなか途方もないものに見えますが、「分解」して、できることを探すことは、できるような気がしてきます。

 高額スクールの謳い文句を鵜呑みしないことを心がけながら、本書を参考にしてみるのもよいかもしれません。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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