※読んだ本の一部を紹介します。
※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。
はじめに
覇気がなく、夢がない人が多いのは、そのように育てた我々おとなの責任です。
若い時期には信じられないほど大きな潜在能力を秘めているので、何かのきっかけでやる気に火がつけば、体中からとてつもないエネルギーが湧いてきます。
自分に自信を持てば、諦めていたことに対してアイデアや行動力が生まれ、その人にしか出せない力が一気に開花するのです。
目次
書籍情報
タイトル
大学で何を学ぶか
著者
永守重信
28歳で従業員3名の日本電産株式会社を設立しました。その後M&A戦略を展開し、世界1のモーターメーカーに育て上げた人物です。
学校法人永守学園理事長に就任し、グローバルに通用する即戦力人材の輩出に情熱を燃やしています。
出版
小学館
偏差値が使われていない
世界大学ランキングの基準
●教育環境
●研究面
●論文数
●産業への貢献
●外国人の教員比率
●外国人学生の比率
●その他、国際性
イギリスの教育関連雑誌が出している世界の大学ランキングの評価基準には、どこにも偏差値という項目が入っていません。
近年は中国やシンガポールの大学もランクインしています。日本で100位以内に入っているのは東京大学と京都大学のみです。
ですが、総合的な実績が評価される世界大学ランキングなのであれば、他の大学であってもトップレベルを狙うことは十分に目指せるのではないでしょうか。
まずは「社会」を学ぶ
将来やりたいこと
中高校生の間に、将来やりたいことの適性を考えることが必要です。
「自分にはやりたいことがない」とか「何をしたいかわからい」と答える若者は多いが、社会経験が少ないのだから、それ当然なのかもしれません。
この時期には、社会の成り立ちやお金の回る仕組みについて学んでおく必要があるのです。
高校以降であればアルバイトをして社会のいろいろな場所で働いてみるのもいいでしょう。勉強する時間がなくなるほど働くのは、もちろん良くありません。
肉体労働のアルバイトのアルバイトでもいいのです。学生時代には、バイトが終わってから全国各地に旅行に行ったりしていました。
アルバイトでは、お金を稼ぐ苦しさとお金を貯めていく楽しさの両方を知ることができます。
社会への興味を育て、学ぶ意欲を育てることもできるのです。若いときは座って勉強するだけでなく、実際に社会を見る機会を持つことも必要になります。
どんな友人を持つべきか
お酒を飲みながら夢を語り合った
日本電産の創業メンバーは私以外の3人は同じ大学の後輩です。
「俺は将来、絶対に会社をつくる。そのときはぜひ一緒にやろう。俺が社長で君は副社長だ」
最初に入社した企業に大学の後輩たちにも就職してもらいました。その後、私が転職した際には、私と行動をともにしてくれたのです。
この仲間たちは学生時代からの長い付き合いなので、お互いの良い面も悪い面の知り尽くしています。
いざ起業したときは会社の後輩や部下たちは、勤めている会社を辞めるリスクが大きく誰もついていませんでした。そんなときでも、一緒に夢を追いかけてくれたのは、学生時代からの仲間たちです。
彼らがいなければ、今の私も、日本電産もなかったでしょう。
とんがり人材を目指せ
雇用を採用する方法は、型破りな試験をしています。この試験で合格した人たちは、その後も活躍している人が多いのです。
過去にはスポーツシャツを着て面接にきた学生がいました。なぜその服を着てきたのかと、「これが自分に一番似合っている服だと考えたからです」と堂々と答えたのです。
型にはまらず、自ら考えて行動できるような人を私は「とんがり人材」と呼んでいます。何から何まで完璧にこなせる人は少ないです。なので、自分はどんなことで強みを活かせるのかを探し、それを極めていく必要があるでしょう。そこで成功体験を重ねれば、確固とした自信へとつながるはずです。
感想
サイト管理人
大学の友人のお話がありました。企業を手伝ってくれる仲間というのは極端な例ですが、大学の友人は、長く付き合える関係を築けることが少なくありません。
被災したときに、フェアレディで物資を届けてくれた友人もいます。人生において助けてくれる仲間を是非見つけて下さい。
アルバイトでは、変な話、人間関係も学べると思います。小さな社会がそこにあるので、良いことも悪いことも受け入れて成長するのも、ひとつです。
有意義に働くための体験を、学生のうちに経験しておけば良かったなと、サイト管理人は今になって後悔しています。