書籍『「プランB」の教科書』

※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。

はじめに

 本書で扱うプランBは、日本語の表現で表せば「次の一手」です。

書籍情報

タイトル

「プランB」の教科書

著者

尾崎弘之

神戸大学科学技術イノベーション研究科教授、同大経営学研究科教授。

出版

インターナショナル新書

アマゾンの失敗と成功

 2014年に米アマゾンは「ファイアフォン」を発売し、スマホ市場に参入しました。後発で時間があったにも関わらず、上手く行かなかったのです。

 スマホのバージョンが古く、目が肥えているユーザーを満足させられなかったのが原因になります。1億7000万ドルの赤字を出して撤退しました。

 実は、この失敗で想定していなかった顧客を発見できたのです。AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)クラウド・サービスを利用する顧客です。

 企業がサーバーを保有・管理することが普通でしたが、数年ごとにサーバーのメンテが必要になるので、余裕がない企業が手が負えなくなることがあります。

 保守管理ができない企業では、月額のサービスのクラウド・サービスを使うと、管理の手間を減り月々の支払いだけで済むようになったのです。

マンネリ化が危険を招く

 ハイジャック防止のために、空港チェックインで乗客の手荷物を調べるシステムは、安全のための生命線です。

 1990年代に米政府の連邦航空局とレッドチームの協力体制が敷かれて調査を行ったとき、ダミーの爆弾や狩猟ナイフなどを機内に持ち込んだが、なんと大半がフリーパスでした。

 担当局が航空警備を厳しくしなかったことが、2001年の9.11同時多発テロにつながったのは言うまでもありません。

アーティストに学ぶ課題発見

 アーティストこそ尖った課題を発見しないと世間で認められない人たちです。彼らは常に課題を探しています。

 スイスの彫刻家であるアルベルト・ジャコメッティは、色を使わず線の集積によって世界を見た人物です。その結果が針金のように極端に細い人物の彫刻が生まれました。これはAIに真似できない表現です。

 ビジネスでも尖った課題を駆使して深い意味を与えることができるはずです。

人の共感を呼ぶ

 周囲を説得する上で重要なことは、「共感」を呼び起こすことです。

 SNSで「いいね」をもらうことが、生活の一部になった人が多いでしょう。共感は当たり前のキーワードなのです。

 共感を得るためには

  • 共感を呼び起こすシンボルが有効
  • 相手や集団によって共感の強さが変わる
  • 相手の立場で分析を行う
  • 情報を省かない
  • 当たり前だと考えていることを再認識する
  • 違う世界から来た人は、自分の世界を知らないことを理解する

などの項目に気をつけなければなりません。

 環境問題について訴えたいのであれば、絶滅危惧の動物を例にあげると分かりやすく共感を獲得することができると思います。

 また、興奮した状態では共感できないことが知られています。相手の立場に立って共感させることが必要でしょう。

 企業に入って特定の業務をしていると、何らかの専門科になれます。すると、「専門外のヒトへの配慮」が失われてしまいます。周囲に自分と同じ専門家が増えると、専門家しか理解できない説明が身につき、門外漢からの共感を得られなくなってしまうのです。

感想

サイト管理人

サイト管理人

次の一手を打つために、常識を覆したり、周囲の共感を得る必要があります。

専門家になった人たちに、相手の立場を考えさせるといった、共感を呼ぶ方法は、書いておらずそこが一番大変なのではないかと考えてしまいました。

個人で、「プランB」に切り替えることはできるので、次の一手を考えながら日々、仕事や生活面の向上をさせたい方は、この書籍を参考にしてみてもよいのではないでしょうか。

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