一流の人が、他人に何を言われてもやらなかったこと。/著者:千田琢哉

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書籍情報

タイトル

一流の人が、他人に何を言われてもやらなかったこと。

人生の価値を決める「秘密の行動基準」40

発刊 2023年10月12日

ISBN 978-4-909979-52-0

総ページ数 183p

著者

千田琢哉

大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。

出版

清談社

もくじ

  • プロローグ
    • 他人に何を言われても、「報われない努力家」「無能な勤勉家」にはなるな。
  • part1 一流の人が、他人に何を言われてもやらなかった「日々の仕事術」
    • 請われてもいないのに教えない。
    • 儲けようとギラギラしない。
    • 「あの客」と言わない。
    • 自信がないからといって雑魚同士で群れない。
    • 入学大学が早慶旧帝大未満の分際で「バリキャリ」を自称しない。
    • 単なる起業を「スタートアップ」と美化して悦に入らない。
    • 利益より、蓄積。
    • 善悪より、美学。
  • part2 一流の人が、他人に何を言われてもやらなかった「時間の使い方」
    • 時給で仕事をしない。
    • 「時短」「早帰り」に騙されない。
    • 仕事とプライベートを無理に分けない。1日24時間で生きない。
    • ズル休みをしてでも睡眠は妥協しない。
    • 気乗りしない仕事は自分でやらない。
    • 強制されて休憩しない。
    • 目覚まし時計で起きない。
  • part3 一流の人が、他人に何を言われてもやらなかった「お金の使い方」
    • 「楽をして儲かる話」に乗らない。
    • 「タイムセール」に乗らない。
    • 「限定〇〇‼」「残席〇〇‼」「先着〇〇名様‼」に乗らない。
    • 老後の蓄えをキープしたら、それ以上貯金しない。
    • 保険は掛け捨て意外に入らない。
    • ローンを組まない。
    • お抱えの霊能者や占い師や整体師を持たない。
    • 所有しない。
  • part4 一流の人が、他人に何を言われてもやらなかった「勉強術」
    • 「スポーツと違って勉強は努力」を鵜呑みにしない。
    • ベストセラーを鵜呑みにしない。
    • 資格の取得に躍起にならない。
    • 講師が学歴非公開表のセミナーには参加しない。
    • 悲壮感を漂わせるような勉強をしない。
    • 人から直接教わらないと学べないと決めつけない。
    • 一生継続するつもりのない勉強はしない。
    • 世のため人のために勉強しない。
  • part5 一流の人が、他人に何を言われてもやらなかった「人間関係術」
    • 覚悟もないのに本音を言わない。
    • 八方美人をしない。
    • 負けを悟っても、ついマウンティングをかまさない。
    • 無断で知人を連れて来ない。
    • 年齢に関係なくあなたより格下の意見は聞かない。
    • 自分の成功を確認するために、格下の集会に参加しない。
    • 本当はおごりたくないのにおごり続けると、全員不幸になる。
    • たとえ相手が誰であろうと、去る者は死んでも追うな。
  • 千田琢哉著作リスト

プロローグ

 成功するとか一流になるのは極めて少数派の話なのだから。圧倒的多数の人は成功できないし、一流でもないまま人生を終えます。

 多くの人は成功できずに一流でもないまま終わりそうな自分のショボい人生を正当化するために、善悪という道徳で軟弱な我が身を卑しく守っているだけなのです。

目覚まし時計で起きない

 目覚まし時計に起こされるのは囚人と同じであり、奴隷根性が全身の細胞に染みわたる危険な習慣です。

 どうして起きたくもないのに起きなければならないのではないでしょうか。

 支配される側である証拠です。

 目覚まし時計で起きなくても済むためには、自分が王様になり類い稀なる才能を発揮して成功を収めるか、気の遠くなるような運と年月を費やして組織でトップに上り詰める以外に方法はありません。

 体内時計を活用して、自分にとって最適な睡眠時間と体調を把握しておくことが重要です。

 もし、目覚まし時計を強要するような環境にあったら、ぜひ逃げ出してください。王様の人生を歩みたければ、逃げることから逃げてはいけないのです。

お抱えを持たない

 インターネットでよく見るキャッチをアレンジするとこうなります。「低学歴でも先生と呼ばれたければ、霊能者や占い師や整体師になれ」

 国家資格の必要が整体師も、医療行為の外で行うことができる「気持ちよさ」を提供する偽物です。

 「ないことを証明するのは、あることを証明するよりもはるかに難しい」のに便乗して偽物が暴利をむさぼっているとも言えます。

 成長しない中小企業やブラック企業の経営者には、高確率で霊能者や占い師や整体師、あるいは妙なコンサルタントや保険会社の繋がりがあります。

一生継続するつもりで勉強する

 安易に苦手なことに手を出すというのは、罪深い行為だと一流は考えています。

 一生継続するつもりのない勉強をするのはもったいないことなのです。

 歴史の勉強をするなら、一生歴史の勉強をするつもりで取り組みます。

 美術の勉強をするなら、一生美術を勉強するつもりでのめり込むのです。

 一生の使命だと考えていれば、優雅に構えていられます。ガツガツして優雅じゃないのは、勉強が短期間だと考えている証拠です。

負けを悟ってもマウンティングしない

 虚勢を張ることで、即効性のある実績を積み上げることができるので、下手な経営コンサルタントではマウンティング指南をすることがあります。

 マウンティングをかますのは、お手軽なのです。

 今すぐできる簡単な行為によって、尊敬されることの疑似体験をすることが可能となっています。

 ただ、実際には毎日敵を増やし続けて、年月を重ねるごとに苦しくなるだけです。

 結果的に、マウンティングをした落とし前をつけさせられることになります。

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