金利のしくみ 見るだけノート

※ 毎朝、5分ほどで読める書籍の紹介記事を公開します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 「金利が上がった、下がった」というニュースを目にしても、普段の生活が具体的にどうかわるのかをイメージできなければ、興味を持つことが難しいのは当然のことです。

 ですが、「物価」と聞いたらどうでしょうか。普段の暮らしに直接的な影響を及ぼしそうなので、日用品や公共料金の値上がりのニュースには、多くの人が関心を抱くでしょう。

 金利が動くしくみや、金利の動きが物価に与える影響を知っておけば、金利をチェックすするだけで、これから先の暮らしがどう変化していのかを先回りすることができます。

 金利を味方につけて毎日の暮らしやビジネスをよりよいものに変えて下されば、これに勝る喜びはありません。

書籍情報

タイトル

経済の動きが100%わかるようになる!

金利のしくみ見るだけノート

第1刷 2023年3月3日

発行者 蓮見清一

発行 (株)宝島社

印刷・製本 サンケイ総合印刷(株)

ISBN 978-4-299-03934-7

総ページ数 191p

著者

角川総一

1985年に株式会社金融データシステム設立、代表取締役に就任。

 マクロ経済から個別金融商品まで幅広い分野をカバーするスペシャリストとして、メディアや講師として活躍しています。

出版

宝島社

物価が上がれば「理論上は」金利も上がる

UnsplashAnne Prebleが撮影した写真

 新車を買おうと考えているときに、物価が上がり始めたとします。

 貯金を崩したりローンを組んだりして、できるだけ早く購入しようと考える人が多いと考えました。銀行は、借り入れの需要が増えたことや、お金が減ってしまった銀行と人々から預金を集めるために金利を上げます。

 これが「物価が上がれば金利も上がる」理論です。

 ただ、日本経済ではこの理論は通用していません。なぜなら、消費者は、物価が上がるごとに節約する選択をするからです。デフレマインドと言われています。

インフレを防ぐための利上げ

Image by Paul Brennan from Pixabay

 インフレに悩んでいるのはアメリカだけではありません。世界的に深刻なインフレが続いています。

 日本でも、電気代、ガス代、ガソリン代などが相次いで値上げされているのです。特にガソリン代にかんしては、2022年1月にガソリン価格抑制補助金の至急が開始されました。

 過度なインフレを止めるには、消費を抑えること、つまり景気を減速させるしかありません。そうなると、金融政策としては「利上げ」が有効になるのです。

 欧米の中央銀行は軒並み金利を上げています。日本もアメリカのように思いきった利上げができればよいのですが、日本の物価上昇は賃金が上がって需要が増えたからではないのです。日本経済を考えると、そう簡単に利上げには踏み切ることはできません。

要人発言に注意

Image by Jonas Schmidt from Pixabay

 金融動向を読む解きに最も重要になるのが「要人発言」です。

 要人とは、政府や中央銀行など重要機関に所属する重要人物のことです。

  • 情報発信者がどのような立場にある人か
  • 発信した情報がどのように受け止められると最も都合がよいか

 この2点に注意しながら、要人発言を考えなければなりません。

 発信しているのは個人であっても、発信内容にはその人が所属している組織の意図も含まれます。

 発言内容が政治経済に大きな影響を与えるため、政府当局者が講演や記者会見の場経済動向について、楽観的な意見で締める通例になっているのはこのためです。

 メディアは安易に結論部分だけをピックアップする傾向がありますが、事実をしりたければ発言全体をチェックして発信の真意を探るようにしましょう。

要人のテクニック
・「ポジショントーク
 自分の立場を有利にするための政治的発言で、願望が先だった主観的な内容になっています。
・「ヘッジをかける
 予想が外れてしまった場合に備え、逃げ道を作ることをいいます。よく用いられるテクニックです。

投資信託を比較する

 投資信託は、複数の投資家から集めたお金を専門家が運用する金融商品です。

 投資信託を評価する基準として、基準価格があります。1口あたりの価格を表しているのが基準価格です。

 金融商品の価格がどれだけ変化したかを示すのは、騰落率といいます。投資信託がうまくいっているかどうかを判断するうえで重要な数値です。

 騰落率は1カ月、3カ月、6カ月、1年、3年、5年といった機関で表示されます。

 忘れてはならないのが、手数料などのコストです。購入時に発生する手数料と、管理・運用するための経費として支払われる信託報酬を計算に入れる必要があります。

 運用で得られたお金から、手数料と信託報酬をひけば1年あたりの収益がわかるのです。これを「実質利回り」といいます。

 この実質利回りがわかれば、ほかの資産運用と比較することが可能となるのです。

あとがき

 金利とは何かといった基本的な解説から、経済全体の流れと金融の動きの関係性、ビジネスや毎日の暮らしに金利のしくみを活用する方法などをご紹介しました。

 最後まで読んで下さったのであれば、金利のしくみがさまざまな場面において重要な役割を果たしているということを実感していただけたのではないでしょうか。

 投資ブームの高まりや物価の高騰など、お金をめぐる話題は盛り上がりをみせています。たくさんの情報の中で、判断に迷ったときは、金利のしくみをご活用下さい。

 金利のしきみと活用方法を身につけた皆様の、新しい人生のスタートを心よりお祝い申し上げます。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 かなり金利の基本的なことから学ぶことができる書籍になっています。

 利上げと住宅ローンの関係、利回りと長期金利といったことを理解するのに、役に立ちます。

 稼ぐよりも節約した方が簡単だし、ストレスが溜まりません。物価が上がったから、とりあえず借金して今よりも稼ごうとは絶対にならないです。私は、デフレマインドという問題では無いと思います。節約するよりも借り入れるメリットが上回ることが無いだけです。日本経済は金利を上げたら解決するというものでもないことがわかります。

 要人発言についても注意が促されていて、ただ説明するだけの本にはなっていませんでした。できるだけ読者が金利を理解して、生活の足しになる知識を身につけるかを意識して書かれているのでしょう。

 知識を身につけて、金利を味方にしてみてはいかがでしょうか。

 下にリンクを貼っておきますので、本書の購入を検討してみて下さい。

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