世界一流エンジニアの思考法/著者:牛尾剛

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※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

書籍情報

タイトル

世界一流エンジニアの思考法

発刊 2023年10月30日

ISBN 978-4-16-391768-9

総ページ数 270p

著者

牛尾剛

米マイクロソフトAzure Functionsプロダクトチーム シニアソフトウェアエンジニア。ソフトウェア開発の最前線での学びを伝えるnoteが人気を博す。

出版

文藝春秋

もくじ

  • はじめに
  • 第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?_生産性の高さの秘密
    • 「生産性の高さ」の違い
    • トップエンジニアの衝撃的な解決法
    • 試行錯誤は「悪」である
    • 頭がよくても「理解」には時間がかかる
    • 「理解に時間をかける」を実践する
    • 複雑な技術をコントロールできている感覚を得る
    • 「感覚」で判断せずファクトを積み重ねる
    • 小さなドキュメントをコードの前に書く
    • 頭の中に「メンタルモデル」をつくる
    • まずエキスパートに頼る
    • 「偉大な習慣を身につけたプログラマ」になる
    • column アジャイルとは何か?
  • 第2章 アメリカで見つけたマインドセット_日本にいるときには気づかなかったこと
    • 「Be Lazy」というマインドセット
    • いかにやることを減らすか?
      • 一つだけピックアップする
      • 時間を固定して、できることを最大化する
      • 「準備」「持ち帰り」をやめてその場で解決する
      • 物理的にやることを減らす
    • リスクや間違いを快く受け入れる
    • 失敗を受け入れる具体的な実践法
      • 「フィードバック」を歓迎するムードをつくる
      • 「検討」をやめて「検証」する
      • 「早く失敗」できるように考える
    • 不確実性を受け入れよう
    • バリューストリームマッピングで「見える化」する
    • 「思考回路」を形づくる実践
      • 「楽に達成できる」計画で仕事をする
      • 「無理・断る」練習をする
      • 他の文化の視点を学んでみる
    • 「結果を出す」から「バリューを出す」へ
  • 第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術_ガチで才能のある同僚たちの極意
    • コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと
    • いかに脳みその負荷を減らすか
    • 仕事の難易度別で考える
    • 「アウトカム」至上主義が上達を阻害する
    • マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
    • 一日4時間は自分だけの時間を確保する
    • なぜ同僚たちは「記憶力」がいいのだろう
    • 「書く」すすめ
    • 頭の中のみで整理する
    • 理解・記憶・反復という黄金則
    • column 海外のテック企業に就職するには
  • 第4章 コミュニケーションの極意_伝え方・聞き方・ディスカッション
    • 「情報量を減らす」大切さ
    • 準備は効く_伝え方のコツ
    • 相手が求めている情報への感度を研ぎ澄ます
    • コードを「読み物」として扱う
    • ミスコミュニケーションのサイン
    • クイックコールのすすめ
    • クイックコールされる側もよいことがある
    • 気軽に聞ける空気の大切さ
    • ディスカッションで鍛えられること
    • 意見が対立しても「否定しない」
    • 「会話力」を育てよう
  • 第5章 生産性を高めるチームビルディング_「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
    • 「サーバントリーダーシップ」とは何か
    • 自己組織チーム/フィーチャーチーム
    • 開発者それぞれが責任を持って設計し実装する
    • 「仕事を楽しんでいるか?」を確認する文化
    • ボスの役割はサポートすること
    • 納期がなく、マネージャも急かさない
    • 自己組織チームをいかに導入するか
    • チームの上下関係をなくす
    • 失敗に寛容な職場がチャレンジ精神を生む
    • 「Be Lazy」を推奨し、休暇を尊重する
    • チームにパワーを持たせることの価値
    • column アメリカのキャリアアップ文化
  • 第6章 仕事と人生の質を高める生活習慣術_「タイムボックス」制から身体づくりまで
    • 同僚たちのワークライフバランス
    • 生産性を上げたければ定時上がりが効率が良い
    • 「タイムボックス」制で、学習の時間を確保する
    • 「脳の酷使をやめる」三つの工夫
    • 違うことをするのがリフレッシュに
    • 掃除で「人生をコントロールする感覚」を取り戻す
    • 整理の技術
    • 物理的なエネルギー不足をどう解消するか
    • テストステロンを意識的に増やす
  • 第7章 AI時代をどう生き残るか?_変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ
    • AIと過去のテクノロジーの違い
    • どんな職業ならAIにくわれないだろう?
    • ChatGPTがやってきたときアメリカで起こっていたこと
    • AI時代には「専門性」こそが強みとなる
    • 日米のエンジニアを取り巻く文化の違い
    • 「批判」の文化がすべてをぶち壊しにする
    • コントリビュートと感謝のループ
    • 日本再生への道すじ
    • 自分の人生は自分でコントロールする
  • あとがき

はじめに

 大人になってからADHDと診断された私は、自分の不器用さや記憶力の低さ、頭の中で思考が乱れ飛んでまとまらず、ぐったり疲れてしまう感覚に長年悩んでいました。だからこそ、どうやったら不得意な事でも効率よく人並のことができるのかを研究してきたのです。

1日4時間は自分だけの時間

 毎日4時間をブロックして、Teamsもメールも一切閉じて、自分の作業だけをします。

 キャリアが長い人になればなるほど、基本的に1日1回ぐらいしか返答がありません。彼らはみんないい成果を出しています。

 自分の時間を確保する魔法はないため、作らなくてはなりません。返事をすぐにしないことに罪悪感もあると思います。ですが、実際にやってみると、驚くほど仕事が進捗するのです。

 やっぱり、シングルタスクで最大限集中できるほど、効率がいいのです。

 同僚の技術力ナンバーワンの秀才がいました。彼は夕方からオフィスに来てプログラミングをしています。昼間はミーティングとかで仕事にならないのだそうです。秀才でさえマルチタスクを避けて、プログラミングに集中する時間を設けていました。

「会話力」を育てよう

 会話力は「気合い」と「慣れ」の要素も大きいです。技術というよりは、積極的に場数を踏んだもの勝ちとなっています。

 面白いフィードバックが得られたと、違い意見が聞けたと喜びましょう。よく理解できないことは正直に言おう。

 お互いの知識をシェアして高め合あい、なによりも楽しむことで、生産性の向上に注力しましょう。

 ディスカッションが楽しめる環境だと、知事も効率的になってくるはずです。

 仕事を通じてどんどん「人に頼る」ことを学んでいったように思います。

掃除で「人生をコントロールする感覚」を取り戻す

 ハーバード大学のショーン・エイカー著【幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実されるハーバード式最新成功理論】(徳間書店)に書かれていたのは、「努力→成功→幸せ」ではなく「幸せを感じるから成功する」ということです。研究者のなかには、「幸せが、人の成功の指標となる重大な結果に先行する」と断言する人がいます。

 また、その本にはポジティブになりやす環境をつくることが良いと書いてあります。

 ふと、「掃除をしてみよう」とひらめきました。試しに机の周りを片づけてみると、不思議と自分の頭が整理させている感覚があったのです。そして、今まで散らかっていたのは、「完了」させていないからだと気づきました。

何かをしたら完了までやるように意識することを積み重ねていったことで、自動的に部屋が片付くようになりました。

日本再生の道

 日本産業は根本的に「ソフトウェア」を甘く見てきたのではないでしょうか。

 優秀なエンジニアが力を持たず、多くの企業内で「力」をもつのは政治がうまい人たちです。「プログラミング」を低レベルの人がやることと見なして外注し始めたことが、日本の大手Sler衰退の分岐手となってしまいました。

 新技術導入のイベントを世界中でしてきましたが、実際にコード書いて自分で動かさないのは日本人くらいです。

 実際につくるのは手を動かす技術者で、ノウハウの蓄積も最新の知見も前線のエンジニアたちの頭脳に集まります。海外のテック大手のCEOがみんな技術畑出身なのは、そういう現場的な鼻が利くことが意思決定に有効に働くことが増えているからに他なりません。

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