※サイト管理人が興味をもった部分を紹介します。
はじめに
成長株投資の基本、コツを学び、具体的な銘柄を紹介します。
目次
書籍情報

タイトル
最速で最大の結果を出す!
2022年版 投資家が選ぶ「成長株」50銘柄
著者
菅下清廣
投資家、スガシタパートナーズ株式会社代表取締役社長、学校法人立命館顧問、近畿大学世界経済研究所客員教授。
ウォール街での経験を活かし、相場を先読みしてきた「富のスペシャリスト」です。経験に裏打ちされた一貫した主張にはファンも多く、政財界をはじめ各所に信奉者も持ちます。
出版
KADOKAWA
成長株投資の基本

一時的にもの凄く安くなっている株が「バリュー株」です。バリュー時に買っておけば、利益がでるので買っておきましょうという考えが、バリュー投資の基本になります。
「成長株」投資というのは、未来を買います。自分たちと一緒に成長していくような企業を買って、企業と一緒にお金持ちなりましょうということです。
世界中が萎縮しているときは、買いのチャンスです。新型コロナウイルスが拡大している間は、金融緩和が続きます。
逆に、コロナが収束しそうになったときは、気をつけなければなりません。
アメリカで急増しているロビンフッダーという存在がいます。投資家にとってはよい時代が到来していて、投資家でない人は厳しい時代となっているのです。貧富の差はどんどん広がっていきます。
長期的には日米の株価の上昇トレンドは続くもの見ています。アメリカの優秀な投資信託を購入して、放っておくのもよいでしょう。
まとめ
●成長株を買うことは、未来を買うこと。
●世界中が萎縮しているときは、株を買うチャンス。
●投資家にとってよい状態は続くとみている、アメリカの投資信託に長期投資するのもオススメ。
成長株投資の損切りポイント

買ったあとに、すぐに株価が下がるケースです。この時点ですでに間違っていると判断すべきです。間違っていなければ、買ったあとに上がります。
成長株投資の場合は、よい株は長期的にもっておきたいけれど、駄目な場合は早く損切りすることが肝心です。
バリュー株で通用する方法は成長株では通じません。いわゆるナンピン買いと呼ばれる価格が下がったら買うという手法は成長株ではNGなのです。
まとめ
●成長株では、損切が大切だ。
●買った後にすぐ価格が下がる株は早めに損切を行う。
●成長株ではナンピン買いはNG。
理想の成長株

成長株で1番理想のパターンは、安値が切り上がっていくタイプです。右肩上がりで株価があがっていくわかりやすいチャートになります。この形のチャートが1番おすすめです。
SHIFT(シフト)、ベネフィット・ワン、GMOペイメントゲートウェイなどは、一時的に下がる局面があっても、トレンドとして右肩上がりを維持しています。
2番目の理想のパターンは、再浮上して前の高値を抜いているタイプです。下げ幅が1/3程度であれば、「買い」の判断をしてもよいでしょう。
投資の世界では「1/3押し」という表現があるほどです。「半値押し」は攻防の分岐点と考えられています。
3番目の理想のパターンは、「ニューIPO銘柄」と呼んでいます。打ち上げ花火のように上場直後にドーンと上がって、ドーンと下がっていく株のことです。
ニューIPO銘柄の買いのタイミングは「低値形成期」に注目する必要があります。低値形成にはある程度時間を要することがあり、株式投資の世界ではこの期間のことを「日柄」と呼んでいます。
おすすめの成長株チャートBEST3
①右肩上がりのチャート
②再浮上のチャート
③ニューIPO銘柄のチャート
セガサミーホールディングス

東証一部で上昇第3波に入った馴染みの企業です。
ドリームキャストで後塵を拝することになり、遊戯メーカーのサミーと経営統合しました。
エンタテイメントコンテンツ、遊戯機事業、リゾート事業を手がけています。ゲーム、プリクラなのどのアミューズメント機、アニメーション制作、トイ作成、リゾート事業では宮崎のシーガイヤ・リゾートなども運営しているのです。
株価は、ダブルボトムをつけた後上昇して高値を記録することを3回繰り返しています。
第1波で2021年2月15日1910円の高値をつけました。
第2波で2021年11月18日1975円の高値をつけています。
そして、第3波で2022年2月15日の時点で2192円の高値をつけています。
プレミアグループ

オートクレジット、オートリースサービスなどの、自動車関連を軸に事業展開しています。
収益構造は、ファイナンス事業が68%、故障保証事業が23%、オートモビリティサービス事業が10%となっています。営業収益、経常益とも順調に推移しています。
この株価は、2021年6月から大きく下がらずに価格が上昇している点です。高値圏でもみあっている株は強いので、これからさらに上がっていく可能性はあります。
感想
トレーダーの考えを読める本になっていました。50銘柄の会社概要までザっと調べてあり、投資家視点を楽しめるのではないでしょうか。株を全然知らない人でも、読み易い本になっています。
ロビンフッダーは社会的にみたら、そんなに良くないことなのかもしれません。ですが、実際に起きているのだから、それを活用して資産を増やしていくことも考えなければならないと思います。
SDGs関連のファンドが批判されことが多いのですが、その中身の会社単体の株価が上がっていたりするのです。そんなことも、この書籍から学びました。
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