世界の一流が休むためにやっていること/著者:福原たまねぎ

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書籍情報

タイトル

世界の一流が休むためにやっていること

発刊 2026年5月30日

ISBN 978-4-02-252140-8

総ページ数 287p

出版社リンク 朝日新聞出版

著者

福原たまねぎ

外資系IT米国本社のシニア・プロダクト・マネージャー。
テクノロジーの現場から働き方、思考法、文化の違いなど、実体験から感じたものをnoteで発信している。

出版

朝日新聞出版

もくじ

  • はじめに
  • 第1章 世界の一流の「休むメンタル」
    • 仕事から人生を守れ
    • 資本主義の最前線で生き延びるために
    • 仲間がクビになって気づいた「仕事の危険性」
  • 第2章 「やめる技術」で仕事を減らす
    • 手を付ける前が9割
    • 仕事を「ポジティブに捨てる」たった一つの方法
    • 「やるべきこと」を圧倒的に減らす
  • 第3章 分解して「休み」を挟む
    • 「分ける」ことは、「分かる」こと
    • 客観的な視点で見積もる
    • 「現実的な予定」を組む3つの工夫 一流が休みを取るときの作法
    • プロジェクトは「トレード・オフ」
    • それでも、予定通りに行かないとき
  • 4章 一気に集中する
    • 天才たちの時間術
    • 「ブロック時間術」を自分のものにする
    • 経営者の「思考を深める」習慣
  • 第5章 人間関係で悩まない
    • 天才エンジニアの「人を動かす」 伝え方
    • 一流マネージャーの「言語化してもらう」 スキル
    • 失敗を「学びのチャンス」にするには
    • 職場で仲間を増やすコツ
  • 第6章 世界の一流が話すときに考えていること
    • | 休日に完全にエネルギーチャージする
    • 休日をフルに楽しむ思考法・
    • 世界の一流の休日の過ごし方
    • 最高の土日の使い分け
    • 「時間溶けタスク」を継続するコツ
    • 「人生の重要タスク」を実行する
  • 第7章 AI時代の「自由」を手に入れる
    • 世界で通用する日本の働き方
    • 「仕事の罠」にハマらない
    • 「はじめに」への答え
  • おわりに

書籍紹介

 福原さんは、日本で猛烈に働いていた頃、仕事に追われ休日も心からリフレッシュできない日々を送っていたそうです。そんな中、アメリカに移り、世界の一流の人々が平日17時頃に帰宅したり、プロジェクトの佳境でも1ヶ月以上の休暇を取ったりしながら、圧倒的な成果を上げ続けている姿に驚かれたといいます。彼らは決して怠けているわけではなく、むしろ集中力が高く、生産性が極めて高いのです。その秘訣を、著者は丁寧に観察し、自分の経験と重ね合わせて言語化しています。

 世界の一流の人々は、仕事を意識的にブロック分けし、無駄なタスクをブロックし、集中する時間をブロックで区切るなど、工夫を凝らしています。これにより、短時間で高い成果を出し、仕事とプライベートの境界を明確に保つことができるのです。また、休みを「仕事のための充電」と位置づけ、充実した休息を積極的に取るマインドセットも詳しく紹介されています。特別な才能は必要なく、誰でも実践可能な方法が満載です。

 著者の率直な体験談に共感を覚える方も多いでしょう。日本的な長時間労働の文化から脱却し、自由で豊かな人生を手に入れたいと願うビジネスパーソンに特におすすめです。

試し読み

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

仕事をポジティブに捨てる

 組織で働く人は、評価というものから逃れられません。「やる気がない」と思われるよりは「やる気がある」という印象があったほうが良いと考えているでしょう。

 全部の仕事をやる気があるふりをして見境なく引き受けてしまえば、許容量を超えてしまいます。なので、「微妙な仕事を避ける」スキルが必要です。

 仕事を回避するためにやることは書き出すことです。仕事のメリット・デメリットをすべて書き出し、関係者全員で「やめる決断」をしましょう。

 世界一流の人はやめることが上手です。インプット、アウトプットをして、やること、やめることを整理している人が多い印象があります。やること、やらないことを書き出せば、同じ効果があるのです。

 書くことは骨が折れる作業です。けれど、ロジックとデータを含んだ文章は、自分以外の相手を説得する材料にもなるでしょう。書き出したメモを見せながら上司に説明したとき、自分でも不思議なくらい整理できていて説得できた経験があります。

ブロック時間術

 世界一流の人たちは自分なりにブロックに分解して時間を管理しています。例えば、話す時間、考える時間を意図的に分けてルーティンのようにするなどです。

 午前はミーティングや報告、連絡、企画立案などにあて、午後は自分の時間として作業するなど、テンポよく仕事をすることを考えてみましょう。

 今していることから別の仕事をするときには、脳の切り替えに時間がかかります。この切り替えにかかる時間を少なくしたり、余白の時間をつくったりして、一流と呼ばれる人は集中力を維持しているようです。

世界の一流の休日

 「趣味」という言葉は、ポジティブで生産性に溢れた何かでないといけないような圧力があります。趣味がないことで劣等感を感じている人もいるほどです。

 だからといって、休みの時間を有意義に過ごすために趣味を持っていなければならないことはありません。昼からお酒を飲むといった簡単なものでも十分楽しそうです。スポーツや芸術鑑賞などの立派な趣味などなくても自分を許すことから初めてみましょう。

 休日を過ごすヒントは、趣味じゃなくていいから、時間が勝手に過ぎる楽しいタスクを持つことです。友達と話す、自転車に乗る、外食するなど、時間が溶けるタスクに集中できることを思い浮かべてみましょう。

 誰にほめられるわけでもないものに時間を溶かすことは、人の幸せの1つの形があるように思えてなりません。時間が溶けるタスクを楽しめることで、人生に彩りが戻ることもあると思っています。

没頭先を分散させる

 気づいたら時間が溶けているタスク、これを人生において複数用意しておくことが大切だと思っています。一つに依存している状態から自由になれることで、ストレスやプレッシャーから逃れることもできるでしょう。

 仕事に隷属している状態から抜け出して、楽しいことや別の生産活動にも分散することで、幸せな状態を見い出せるかもしれません。

 人生最後の日まで働き詰めで「楽しかった」と言う人は、おそらく変態です。そこそこの満足感が得られるように仕事はできていますが、悔いが残らない充足感を得るには1つの仕事に求めることはできないでしょう。

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