思考技術

※読んだ本の一部を紹介します。

※そのままの文章ではありませんが、試し読みする感覚でお楽しみください。

はじめに

 事業を始めるにも働き方を選ぶにも、選択肢は複雑化し、「誰にでも当てはまる答え」というものはなくなりました。一人ひとりが考えて、前に進まなければなりません。

 答えのないゲームに勝つということも大事ですが、それ以上に「答えのないゲーム」を楽しむ術を学ばなければならないのです。

書籍情報

タイトル

「答えのないゲーム」を楽しむ

思考技術

編者 白戸翔(ニューコンテクスト)

発行者 岩野裕一

発行 (株)実業之日本社

ブックデザイン 杉山健太郎

本文DTP  加藤一来

印刷・製本 大日本印刷(株)

校正 ヴェリタ

著者

高松智史

考えるエンジン講座を提供するKANATA設立者。コンサルタント。

 NTTデータ、BCGでの経験を活かした講座は法人でも人気を博しています。

出版

実業之日本社

答えのないゲームの戦い方3ルール

UnsplashMichal Matlonが撮影した写真

戦い方3ルール
①思いつきのプロセスより、過程のプロセス
②2つ以上の選択肢を作り、選ぶ
③炎上しても構わない、議論することが大前提

 目的に至るまでの24のプロセスを創り、そのプロセス毎に8つほどのアイデアを用いて選択するのが理想的です。

 そして、議論をする場では炎上しても構わないので、話し合いましょう。練りに練った策でも否定する人は現れるものです。

とりあえず作業に注意

Welcome to All ! ツによるPixabayからの画像

 コンサルタントという仕事は「調べる」→「考える」→「アウトプットする」の繰り返しです。日々あらゆる手段で物事を調べていました。

 何度となく、情報収集に助けてもらったのが、国会図書館です。蔵書数日本一で、発行された本がほとんど揃っている国会図書館にはマイナーな業界雑誌なども用意されています。

 とりあえずヤってみてから考えては、時間がかかりすぎてしまうのです。

モノゴトを考えるプロセス

free stock photos from www.picjumbo.comによるPixabayからの画像

考えるプロセス
●ステップ1:論点を立てる
●ステップ2:ファクトから示唆を抽出する
●ステップ3:仮説をつくる
●ステップ4:仮説を検証する

 まず調べて、類似例からどんなことが言えるかを抽出します。

 辻褄を合わせて筋道を立て、その仮説を検証するのです。

 ステップ3とステップ4を繰り返し行うことで、プロセスを終える評価物ができるでしょう。

 ビジネスであれば、具体的にお客様を想像してみるといいかもしれません。

暗記ドリブン

DorotheによるPixabayからの画像

 「難題に出会う→何となく解き始める」というのが理解ドリブンです。

 「難題に出会う→暗記したことを思い出す→それを元に解き始める」というのが「暗記ドリブン」になります。

 ミリミリと「暗記」するのは、ストレスがかかります。ですが、再現率を高めたいのであれば、暗記してモノゴトに取りかかる方が効率がよいのです。

 頭に入れた情報を教科書のようにすることで、すぐに取り出せるようになります。

感想

サイト管理人

サイト管理人

 完璧でなくていいから実行しようと促す書籍が多いなか、調べてちゃんとプロセスを考えようというのが本書です。

 話し言葉が混在していたり、デザイン性が高すぎて読みにくかったり、ある章とある章を比べ読みすると矛盾していたりと、ちょっと統一感もなく混乱する読み物になっていました。万人にお勧めできる本ではないのは確かです。

 プロセスを考える部分では、嚙み砕いた情報で考える方法が載っています。プロセスだてて考えることをしていなかった人は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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